洛和小規模多機能サービス
座談会
洛和小規模多機能サービスで働く6人の職員に対談形式でインタビューし、洛和会ヘルスケアシステムの小規模多機能サービスについて語ってもらいました。
介護職・介護支援専門員
洛和小規模多機能サービスで働く6人の職員に対談形式でインタビューし、洛和会ヘルスケアシステムの小規模多機能サービスについて語ってもらいました。
川戸さん:私は新卒採用で入職しました。
学生時代、福祉について学んでいたため、自分の知識を生かせる職場を探していたところ、病院に勤めている親からの紹介で洛和会ヘルスケアシステム(以下、当会)を知りました。
当会は医療だけでなく、介護や保育に教育などさまざまな分野で事業を行っている大きな組織のため、いろいろなノウハウが蓄積され、経営基盤も安定していそうだと思いました。
実際に説明会に参加し、福利厚生も整っていて安心して働けそうだと感じ、自分の知識を生かせることから選びました。
西尾さん:私も新卒採用で入職しました。やはり当会を選んだ要因の一番は、福利厚生が充実していたこと。それから、介護の資格についても無資格でも大丈夫だったことや、研修の場が豊富でいろいろ学べると思ったことです。
岩﨑さん:私は、中途採用で当会へ入職しました。知り合いが勤めていたこともあり、誘いをうけ、当会の資料を見たところ、規模が大きく、福利厚生が充実しており、「働いてみたい!」と思いました。
木村さん:私も、転職活動中に当会を調べ、1. 福利厚生がしっかりしていたこと、2. 働きやすそうな勤務形態だったこと、3. 組織の規模が大きく安心して働けそうなこと、の3点を理由に入職しました。
山田さん:当会の当時のコーポレートスローガン(「子どもたちのために、未来へ…」)の内容を知り、福利厚生を含めて職員だけでなく、職員の家族も配慮している法人と感じたので入職しました。
井上さん:私は介護の資格を取得しようと思い、当会で開講している初任者研修講座(当時:ヘルパー2級)を受講し、取得後に就職して登録ヘルパーから始めました。
井上さん:初めはグループホームへの異動を希望していましたが、上司が立ち上げの際に声を掛けてくださり、騙されて…(笑)。いえ、詳しく小規模多機能サービスの魅力をお聞きし、楽しそうだと思い小規模多機能サービスを選びました。
山田さん:私も元々はグループホーム希望でした。小規模多機能サービスは、サービス内容が通所・訪問・宿泊を行うので、よほどのいろいろな経験を積んだ職員のみが働いている、仕事が大変でベテラン揃いの選ばれたエキスパートな職員さんたちが働いているイメージで、自分にはまだまだ向かないものと思っていました(笑)。
岩﨑さん:私は一つの事業所で通い・訪問・宿泊のいろいろなサービスの仕事ができるということに魅力を感じ、このサービスで仕事がしたいと思い、希望しました。
木村さん:私は以前デイサービスで働いていたので、宿泊や訪問の経験もできると思ったことと、通所では、デイサービスでの経験も活かせると思いました。ご家族とも距離が近く、時間に縛りもなく利用者さんのリズムで生活をサポートできることに魅力を感じました。
西尾さん:このサービスは「忙しい!」と聞いていましたが、働いてみるといろいろなサービスの仕事をすることができ、楽しく学べています。
川戸さん:私は新卒採用だったので、新しくできる施設に配属されるまでの間という形で、小規模多機能サービスに配属されました。最初はあまりなじみのないサービスなので、何でも行う便利屋さんみたいなイメージを持っていましたが、実際に働いてみて、かなり融通のきくサービスだと思いました。
急な予定変更にも対応するし、人それぞれのニーズに合わせて細やかな支援を行えるのが魅力だと思いました。もちろん働くのは大変ですが、その分いろいろな経験を積んで成長できたと感じています。その後、自身の異動の話はなくなったのですが、結果的に良かったと思っています。
山田さん:利用者さんやご家族から「ありがとう。」という言葉を掛けられたときはうれしかったですね。
木村さん:私も、利用者さんに「いつもありがとう」とさりげないひとことを言われたときに、このサービスで仕事をやっていて良かったと思いました。
西尾さん:私もやっぱり、仕事をするうえで楽しいことだけでなく、しんどいときや悲しいときでも、利用者さんの笑顔や「ありがとう」という言葉をいただけたときに幸せを感じます。
井上さん:利用者さんから力をもらっています。人生の先輩の言葉にハッとしたり、勇気付けられたり。
やりがいとしては、役に立てていると感じたときです。
川戸さん:私が一番やりがいを感じるのは、自分の支援によって利用者さんの生活を維持したり、改善できたりすることです。介護サービスを利用する方は、誰もが生活に問題点を抱えておられ、始めは不安を感じておられることも多いです。私たちが関わることで不安が取り除かれ、次第に本来の明るさを取り戻していただけるとうれしいです。私は日常の何気ない関わりの中で、利用者さんと次第に打ち解けていけることが楽しみになっています。
岩﨑さん:小規模多機能サービスには、比較的に体は元気ですが、認知症のある利用者さんが多く、対応が難しいことが多々あります。そんな中、利用者さんの訴えがなかなか理解できなかったのですが、試行錯誤の末にとった対応がニーズに沿ったものであったときが一番うれしく、やりがいを感じます。
西尾さん:訪問、宿泊、通いのサービスがあるため、少人数でアットホームな環境と家族のような関係であることが一番の魅力です。
木村さん:夕食後の送りや通所の時間も柔軟に対応できることや、急な宿泊にも対応できるところが強みであり、魅力です。デイサービスと違い一日の利用人数も少人数で、個別でのレクリエーションなどもいろいろできます。
川戸さん:小規模多機能サービスの魅力はやはり、通い、訪問、宿泊が1つのサービスで受けられることです。 働いている私たちにとっても、利用者さんの地域での生活により深く関われるので、大変ではありますが相手との信頼感や支援によって、より良い生活を送ってもらえることに喜びを感じることができると思います。また、施設も少人数なので、家に近い雰囲気があって、利用者さんも職員も安心して過ごせる場所だと思います。
岩﨑さん:小規模多機能サービスのサポート体制があれば、症状が重い方でも在宅生活を送りたいという希望を実現できるケースが多いと思います。最期まで自宅で過ごしたいという利用者さんの思いを大事にできるのは良いところですね。また、通い・訪問・宿泊を組み合わせ、同じ事業所で一人の利用者さんをサポートするので、利用者さんはなじみのスタッフと過ごすことができ、安心だと思います。そして訪問介護では利用者さん宅に訪問し、ご家族とも近い関係になれるのもメリットです。
山田さん:スケジュール変更がかなり多いため、時間の融通がききます。今まで経験したサービスは基本、時間に区切られた職場だったので、最初はかなりの戸惑いがありましたが、ご家族にとってはすごく便利なサービスだと実感しました。在宅介護の負担を軽減する一端を担って、それに応えることができる、感謝していただける、そういった職場で働くことがやりがいにつながります。
例えば骨折入院から退院された際はしばらく宿泊していただき、在宅の環境が整えば、ご家族と調整して少しずつご自宅での生活を取り戻していただけるように援助する。現場職員だけでなく、ご家族の協力も含め、その方をどう支えていくかを考えることができる。また、地域の方々からの声掛けや依頼、支援などがあることで、地域密着の事業所であること、地域包括ケアシステムの中の枠組みの一つであることを自覚できるのがこのサービスの魅力です。
岩﨑さん:私は介護福祉士受験の際、実技試験免除研修を受講せず実技試験を受けることを選択しました。
もちろん試験対策はしましたが、小規模多機能サービスに勤務し、通い・訪問・宿泊の仕事を経験している以上、どんな問題が出てきても対応できるのではないかと考えたからです。試験当日、全く予想していなかった問題が出題されましたが、無事合格できました。
川戸さん:私は去年、介護に関するより深い知識を身に付けるため、介護福祉士の資格を習得しようと思いました。当会では資格習得のための対策講座を行っているのでとても助かりました。まず、実務者研修に申込、数カ月勉強に打ち込みました。難しい課題もありましたが、同じように資格を取ろうと頑張る仲間がいたので大丈夫でした。職場でも勤務に気を遣っていただき、無事2020年3月に資格を取ることができました。
西尾さん:私の場合、無資格からのスタートだったので初任者研修資格から始まり、介護福祉士や管理者資格まで、研修や資格取得のフォローがあったことに感謝しています。
井上さん:当会でできた友だちと、むつみ会の日帰り旅行に参加できたことが良かったです。※むつみ会では、職員の相互扶助やレクリエーションを実施しています。
岩﨑さん:資格習得のための受験対策講座は非常に助かりました。
山田さん:私も初任者研修資格や介護福祉士などの試験対策講座があることは良いところだと思いました。
また、家族に対してはチャイルドシートなどの補助や入学の際のランドセル・学習机の補助金があるのも当会の福利厚生の特徴的なものかと思います。
川戸さん:1番重宝しているのは、年に一度のリフレッシュ休暇制度です。連続10日間のまとまった休みが取れる職場はなかなかないと思います。
木村さん:リフレッシュ休暇制度の10連休でゆっくり休暇が取れることが良いところですし、子どもが体調を崩したときなどにも子どもの看護休暇を利用できるところも当会の福利厚生のすごいところかと思います。
西尾さん:やっぱり、リロクラブの当会限定の補助支給ですね。映画のチケットや食事代、リフレッシュ休暇で旅行した際のホテル代に利用しています。
川戸さん:介護の仕事は慣れるまで日常業務をこなすのに手いっぱいで、失敗や大変なこともあると思いますが、ある程度身に付いてくると対人援助ならではの楽しさにも気付けると思います。私の場合はなかなか知ることのできない他人の生活を知り、昔のことや当時はやっていた歌を教えていただけることなどが楽しみになっています。とても魅力的な仕事なので、ぜひ多くの人に目指してほしいと思います。
井上さん:認知症のある方が過ごしやすい世の中を、やさしい世の中を作ることが理想ですが、現実はまだまだ追い付いておらず、追い付く日が来るのか…
生意気なことですが、せめて介護を職業としている方には、相手の気持ちに立てるよう自己研鑽をお願いしたいと思います。
山田さん:特に印象に残っているエピソードを3つご紹介します。
1つ目のエピソードは、新規面談時には表情が全く無く、精神面でも不安定だった利用者さん。主治医の変更、服薬調整をして、介護、看護、ケアマネジャー、それぞれの立場から様子を検討し、随時主治医に報告していくことで、表情が穏やかで笑顔も見られ、精神面でも落ち着いて、利用を楽しみにされるようになりました。
2つ目のエピソードは、グループホームの入居待機で新規登録された利用者さん。自宅に近いこともありますが、ご本人、ご家族ともに小規模多機能サービスを気に入られ、骨折入院などもありましたが、在宅生活を続けられていること。スケジュール変更も多々ありますが、こちらの現状もお伝えし、調整することで、ご家族も協力的に考えてくださっています。
団地の2階で、当初は歩けなくなったら在宅はもう無理とおっしゃっていましたが、特殊な車いすを使用することで、現在も在宅で頑張られています。
3つ目のエピソードは、居室で転倒、骨折され入院された利用者さん。ご家族は少し不信感も持たれていましたが、退院後、車いす対応となり、しばらく宿泊対応に。その後少しずつご自宅にて過ごされることになり、信頼関係ができて、最終的には小規模多機能サービスでの看取りとなりました。何度か夜間などもご家族をお呼びすることもありましたが、職員の動きや対応などを実際見られたこともあり、最後は深く感謝してくださっていました。
井上さん:私はタクティールケア(※)を学びたいと思っています。※タクティール®とは、ラテン語の「タクティリス(Taktilis)」に由来する言葉で、「触れる」という意味があります。その意味が示すように、手を使って10分間程度、相手の背中や手足を「押す」のではなく、やわらかく包み込むように触れるのがタクティール®ケアです。
岩﨑さん:私は、新たな資格を取得したいと考えています。
山田さん:新型コロナウイルス感染症の影響もあり、2020年度は地域の中にある事業所としてほとんど浸透していない(※)ので、地域に密着した、認知された事業所、地域に必要とされる事業所を目指していきたいです。※洛和看護小規模多機能サービス音羽は2020年3月開設
川戸さん:私は自分と違う人の意見をたくさん取り込んで、物事を多画的に考える力を身に付けたいと思っています。それから、小規模多機能サービスの仕事について、初めての人にきちんと説明できるように介護サービスの制度的な面でも知識を深めていきたいです。
西尾さん:私は、まず管理職としてみんなをまとめられるようになりたいです。
木村さん:利用者さんにできないことよりも、今できることは何か考え、日々の業務で提供できるようにしていきたいです。他ではやっていない、当会しかできないようなこともいっぱいチャレンジしていきたいです。
川戸さん:小規模多機能サービスは、人との関わりを通して、たくさんの経験ができる職場です。
アットホームな雰囲気なので、みんなで楽しんで仕事をしましょう。
木村さん:今まで仕事をしていて、こんなにも職員さん同士の仲が良く、すごく働きやすい環境にビックリしています。
ぜひ、ご応募をお待ちしています。
岩﨑さん:利用者さんができる限り住み慣れた自宅・地域で生活できるよう支援するのが小規模多機能型居宅介護です。利用者さんの生活スタイルや人間性と向き合う機会がとても多い仕事です。利用者さん一人一人とじっくり向き合いながら介護をしたい人にはお勧めのサービスです。ぜひ私たちと一緒に働きましょう!!
山田さん:新卒から70代まで、家族のようにそれぞれ助け合って働いています! また、今までの介護の仕事経験を存分に活かすことができます! ぜひ、ご応募ください!
井上さん:利用者さんとゆっくりと関わることができ、毎日楽しいですよ! ぜひ、小規模多機能サービスで一緒に働きましょう!
西尾さん:小規模多機能サービスは家族のようなあたたかい場所です。ぜひ、一緒に働きましょう。
「地域とともに、あなたらしく、私らしく」を理念に、事業所専属の介護支援専門員(ケアマネジャー)が利用者さん一人一人のニーズに合わせ、通い・泊まり・訪問を柔軟に組み合わせたケアプランを作り、なじみのある同じ職員がサービスの提供を行っています。
8:30~ |
朝礼、事業所ミーティング |
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9:00~ |
送迎・訪問開始 |
9:30~ |
バイタルサインの測定 |
10:00~ |
入浴介助 |
10:15~ |
昼食作り |
10:30~ |
体操 |
11:00~ |
レクリエーション |
12:00~ |
昼食(トイレ誘導、食事介助) |
12:30~ |
休憩 |
13:30~ |
レクリエーション |
15:00~ |
おやつ(トイレ誘導、食事介助) |
15:30~ |
事業所ミーティング |
16:00~ |
送迎 |
17:15 |
終業 |