骨塩定量(骨粗しょう症)検査
骨塩定量(骨粗しょう症)検査とは
骨塩定量(骨粗しょう症)検査とは骨密度(骨の中にカルシウムがどの程度あるか)を測ることができ、主に骨粗鬆症の診断に用います。 当院では精度の高いDEXA法(Dual Energy X-ray Absortiometry)を用いて検査を行っています。DEXA法とは2種類のエネルギーの放射線を使う骨密度測定法です。測定部位は、骨折のリスクが高い腰椎と大腿骨頸部を対象とします。
※検査をお考えの方は主治医にご相談ください。
骨粗しょう症とは
骨粗しょう症とは骨量の減少と骨質の劣化により骨密度が低下する骨疾患であり、骨折のリスクが増大します。骨のカルシウム量は20代ごろに最も多くなり40代以降に減少していきます。そのため、骨密度の減少を確かめ、骨折を予防することが大切です。骨粗しょう症リスクの高い、やせ形の方、運動不足の方、閉経後の女性は定期的なチェックをおすすめします。
骨塩定量(骨粗しょう症)検査の検査方法と検査時間
検査手順
- 測定部位(腰椎、左股関節)に衣服の金具、ボタン、シップなどがある場合には外していただきます。
- 検査台に仰向けに寝ていただきます。検査中は息止めの必要はありませんが、体を動かさないようお願いします。
検査時間
測定部位にもよりますが10~15分程度かかります。
骨質検査(骨微細構造評価:TBS Trabecular Bone Score)
今まで骨粗鬆症の原因は骨密度の低下と考えられていました。しかし、骨密度が高くても骨折することがあり、近年骨密度に骨質を加えた骨強度の評価が重要視されるようになりました。 骨強度は骨密度70%と骨質30%で評価されます。骨密度はカルシウムの量で骨質とはコラーゲンの質になります。TBSでは骨質の部分を測定する事が出来ます。同じ骨密度でもTBSは異なる場合があります。 骨密度とTBSを組み合わせることにより、より正確な病態把握が可能になりました。
費用の目安(3割負担の場合、診察料含む)
1,520円~2,450円(3割負担の場合、診察料含む)
※費用は測定部位、保険や諸条件により変動があります。詳しくはお問い合わせください。
※この費用は、当院での検査を受けられた場合の金額です。国が定める診療報酬制度により、病院によって費用が異なりますのでご注意ください。