病気について ‐動脈硬化の基礎知識‐
動脈硬化とはどんな病気?
動脈硬化とは血管が硬くなる病気で、いわば血管の老化現象です。
具体的には、血管の壁の内側(内皮細胞)がなんらかの原因で傷つき、これをきっかけとしてコレステロールなどの物質がたまり、血の流れが悪くなり、大事な脳や心臓に十分な血液が送れなくなります。
自覚症状がないまま静かに進行しますが、脳卒中や心臓病、腎不全、大動脈瘤、虚血性腸炎などさまざまな病気の原因になります。
血管エコーなど簡単な検査で血管の状態を診断できますので、ぜひ受診してください。
動脈硬化の治療
残念ながら、動脈硬化をズバリ治す薬はありません。
生活習慣を改善し、次のような危険因子をなくすのがもっとも効果的な治療方法です。
高血圧
血圧を日本高血圧学会が示している、収縮期血圧が140mmHg以下、拡張期血圧が90mmHg以下を目標にコントロールします- 糖尿病
- 高脂血症
- タバコ
- 肥満
動脈硬化の予防
動脈硬化は加齢とともに進行するため、一種の老化ともいえます。しかし、生活習慣を見直し、改善することでその進行を抑えることができます。
1、バランスのとれた食事
動物性脂肪は悪玉コレステロールを増やす原因になるといわれているので、魚・野菜を中心にした献立にします。塩分・カロリーの取り過ぎにも注意が必要です。
※低比重リポタンパク(LDL)に含まれるコレステロールは、動脈硬化を進展させるため悪玉コレステロールといいます。これに対して、高比重リポタンパク(HDL)に含まれるコレステロールは動脈硬化の進展を防ぐため善玉コレステロールといいます。
2、適度な運動
全身を使った有酸素運動が有効です。手軽なウオーキングやサイクリングをおすすめします。