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慢性疼痛に関するカテーテル治療

モヤモヤ血管が引き起こす長引く痛み

洛和会丸太町病院 洛和会京都血管内治療センター・心臓内科では、長引く痛み(慢性疼痛)に対するカテーテル治療を行っています。

 

慢性疼痛に関するカテーテル治療についてのパンフレットはこちら[PDF(1.08MB)] >>

モヤモヤ血管とは

最近の研究により、3カ月以上続く「ジンジン」「ズキズキ」「チクチク」といった痛みで、特に腰・肩・首・ひざ・手・足などの体を動かす場所の痛みの原因の多くは、新生された血管にあることが分かってきました(※)。
新生血管には対になって神経も造成されてきます。「モヤモヤ血管」と言われる病的な新生血管には未熟な神経も増殖していて、それが痛みを引き起こしているのです。

 

※ Okuno Y,Nakamura-Ishizu A,Otsu K,et al.Pathological neoangiogenesis depends on oxidative stress regulation by ATM. Nat Med. 2012 Jul 15

 

五十肩の患者さまの疼む肩にある「モヤモヤ血管」の血管造影像

五十肩の患者さまの疼む肩にある「モヤモヤ血管」の血管造影像

長引く痛みのメカニズム

モヤモヤ血管

  • モヤモヤ血管が炎症細胞を呼び込み、痛み物質が放出される。
  • モヤモヤ血管の周りに神経繊維が増え、絶えず痛みの信号が出る。
  • モヤモヤ血管が組織に酸素不足を引き起こす。
対象となる痛み(例)
  • 五十肩(凍結肩)
  • ひざの痛み
  • 足底腱膜炎
  • テニスひじ(外側上顆炎)
  • アキレス腱炎
  • ジャンパー膝(膝蓋腱炎)
  • 野球ひじ
  • 肩こり
  • 坐骨神経痛 など

モヤモヤ血管の治療 ~TAME療法~

モヤモヤ血管は直径50μmと細くレントゲンやMRIでは見えませんが、カテーテルを使った血管造影であれば確認できます。そして、カテーテルから専用の薬剤を流し込むことでモヤモヤ血管を消失させることができ、今まで治らなかった長引く痛みを約80%以上の確率で改善することができます。治療後1~2カ月して改善した方もおられます。
この治療は、放射線科医である奥野祐次先生がクリニカET、慶慮義塾大学医学部にて着想・研究された全く新しい血管内治療です。
TAME療法 (Transcatheter Arterial Micro-Embolization) や、運動器カテーテルと呼ばれます。

具体的には、足の付け根や手首、肘などから1.0mm(3フレンチ)程度の太さのチューブ(カテーテル)を挿入し、薬を注入します。注入するお薬は以前から(臨床において)よく使うものを使用するため、危険性はまずないと考えられます。
またTAME療法は局所麻酔で行い、入院の必要はなく日帰りが可能です。
従来の治療に抵抗性の長引く痛みに悩まされている方は、ぜひ一度、この治療法を検討ください。

 

症例1

70歳代後半、女性、足底躍膜炎。1年前から躍の痛みあり。理学療法や内服療法するも効果なし。起床後第1歩目に足底痛あり。

TAME療法 症例1

TAME療法 VAS値

治療後から痛みの改善を認め、TAME療法を行い、4カ月後には痛みの評価法であるVAS(Visual Analogue Scale)がOとなりました。

 

症例2

60歳代前半、男性、肩関節の慢性疼痛(五十肩=凍結肩)。透析シャント造設後、右肩の夜間痛と透析時痛が出現。関節内注射などの保存治療に抵抗性。肩を動かしていないと痛くて耐えられないという状態が続く。

TAME療法 症例2
考文分献) 長引く痛みの原因は、血管が9割;ワニブックスPLUS 新書/奥野祐次 JAN コード/ISBN コード:9784847060793

TAME療法を行い、2カ月後には疼痛の改善を認めた。

費用

TAME療法は自由診療となり、健康保険が適用されません。(全額自己負担)
部位などにより費用が異なりますので、お問い合わせください。

治療についてのお問い合わせ先

洛和会丸太町病院
洛和会京都血管内治療センター・心臓内科

〒604-8401 京都市中京区七本松通丸太町上ル
TEL:075(801)0351(代)

 

 

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