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洛和会ヘルスケアシステムで働く職員のインタビュー

柳本あまね選手

目指せ! 東京パラリンピック
女子車いすバスケットボール次世代の星

女子車いすバスケットボールチーム カクテル

柳本 あまね(やなぎもと あまね)

京都府京都市出身。同志社女子大学3回生。2歳で病気により下肢機能障害となる。中学1年生より車いすバスケットボールを始め、高校1年生(2014年)で、仁川アジアパラ競技大会の日本代表に初選出。所属のカクテルでは主力として活躍、2019年女子U25女子世界選手権大会に出場し、エースとしてチームを史上最高のベスト4に導く。
強みは、スピードとシュートの飛距離。
クラス:2.5/ポジション:フォワード

(2019.12.22)

今回の「アスリートvoice」は特別編として、2014年から洛和会ヘルスケアシステムがサポートしている、女子車いすバスケットボールチーム「カクテル」の柳本あまね選手をご紹介します。

車いすバスケットボール(以下車いすバスケ)との出会い

姉と観た映画「ハイスクール・ミュージカル」の、バスケットボール部に所属していた主人公がかっこよくて、やってみたいと思ったのが車いすバスケを始めたきっかけです。もともと体を動かすことは好きだったので、病院の先生に相談したところ、カクテルを紹介してくださいました。
入部前、小学校6年生の時に見に行った全日本女子車いす選手権で、同じような障がいを抱えている、もしくは私より重度の障がいをもつ人が、走り、ぶつかっている姿を見て、「かっこいい」と衝撃を受けました。その後、カクテルに選手登録をしました。

「もどかしい!」から始まった車いすバスケ

3歳から車いすに乗っていたので、初めは正直「簡単だろうな」と思っていました。ですが、いざ車いすバスケを始めると、バスケ用の車いすは回り方が違い、操作に苦戦したり、シュートがネットにかすりもせず届かなかったりと、もどかしい思いをしました。
ものすごく負けず嫌いの私は、「人ができることは自分もやりたい」と思っていて、先輩たちが普通にシュートを打っている姿を見て、本当に悔しかったです。
そんな悔しい時期を乗り越え、これまで続けられているのは、シュートが入ったり、できるプレーが増えることで、楽しい気持ちや喜びが勝ったからです。

車いすバスケットボール プレー中の様子

全日本メンバーからの落選をきっかけに

2014年、私が高校1年生の時に仁川アジアパラ競技大会で初めて全日本のメンバーに選ばれました。自分では、そこからさらに上を目指し練習を積み重ねたつもりでいたのですが、迎えた2015年、リオデジャネイロパラリンピック予選のメンバーから落選しました。今振り返ると、一度全日本のメンバーに選ばれたことで、少し自信過剰になっていたのかも知れません。また、やっていたつもりだった練習も、絶対量が不足していました。
こんな悔しい思いは二度としたくないという気持ちが、負けず嫌いに火を付けました。それから国内外、男女問わず、自分と同じレベル(2.5クラス ※)の選手のプレーをたくさん見るようになりました。2.5クラスに求められているプレーはどのようなものか、突き詰めていくようになり、練習回数も増やしました。

※選手の障がいや身体能力に応じてクラスがあり、持ち点があたえられています。

車いすバスケットボール プレー中の様子

車いすバスケで変わった日常や人生

車いすバスケを始めて、自分自身に自信が持てるようになり、前向きな姿勢に変わりました。
自分が生きてきた環境は、車いすの人が周囲におらず自分一人だけでした。時に、「車いすだからしょうがない」と思ってしまい、全てにおいてネガティブに考えがちでした。
ですが、車いすバスケで先輩や仲間たちに出会い、自分より重い障がいの選手が障がいを感じさせず、キラキラかっこよくプレーしている姿を見て、たくさんの元気や勇気をもらいました。今では、友達も私が車いすに乗っていることを忘れるくらいです。

2020年東京パラリンピックに向けて

これまでたくさんの方にご支援いただいています。自国開催の東京パラリンピックでは、お世話になった方々に私のプレーを見ていただけるチャンスだと思っています。チームとしては、高いハードルですがメダルを取りたいと考えています。

車いすバスケットボール プレー中の様子

行動に移せば人生が変わる

私の病気は原因や治療方法が不明で、どのようにしたら歩けるようになるのか分かりません。小さい頃は自分が歩けるようになると信じていたのですが、ある日、自分は歩けないんだという現実を突き付けられました。悲しくて、悔しい時期もありました。
ですが、私は今人生を楽しんでいます。1つの目標を見つけるだけで、車いすであることを楽しむことができました。
もし、今落ち込んでいる方がいらっしゃれば、例えば車いすバスケを見ていただくのでもいいし、好きなアニメを見るでもいいし、音楽を聴くでもいい…何かを見つけて、そして行動に移すだけで、もっと人生を楽しめるようになると思います。
仮にハンディキャップがあったとしても、それを夢を諦める理由にしないでください。何か行動に移せば日々や人生は変わるので、ぜひアクションしてほしい!と強く思います。

柳本あまね選手

女子車いすバスケットボールチーム「Cocktail(カクテル)」

https://cocktail-wheelchair-basketball.com/

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