外科・肝胆膵外科・脈管外科

当科は、日本外科学会および日本消化器外科学会の認定施設、日本乳癌学会の関連施設です。胃がんや大腸がんや急性虫垂炎や胆石症や肝胆道膵臓がんなどの消化器疾患、ヘルニアなどの一般外科疾患ばかりでなく、乳腺疾患や小児外科疾患や下肢静脈瘤のような末梢血管疾患などにも積極的に対応しています。もちろん、救急疾患にも幅広く対応しています。
「外科手術を受けると、痛くてしんどいうえに元気になるまで時間がかかるので嫌だ」と言う声をよく耳にしますが、当科では、全く逆に、体に加わる手術侵襲(手術のために体がこうむる肉体的負担)を極力小さくすることを大前提にして手術方法を決めています。乳がんに対しては、腋窩(脇の下)のセンチネルリンパ節をまず調べて、そこに転移のある場合にのみ腋窩リンパ節郭清(脇の下のリンパ節をすべて取ること)を行っています。さらに、可能な範囲で乳房を温存する方法を選択しています。2011(平成23)年秋からは、当院でも手術後の温存乳房に対する放射線照射が可能になります。また、消化器疾患に対しては、体に大きな傷をつけないで数箇所の小さな傷で手術できる腹腔鏡下手術を広く行っています。急性虫垂炎や胆石症はほとんど全症例で、胃がんや大腸がんは半分以上の症例で腹腔鏡下手術を行っています。さらに、腸閉塞症などの救急疾患にも腹腔鏡下手術の適応を拡大しています。最近では、一箇所だけの小さな傷(数センチ)で手術を終わってしまう単孔式腹腔鏡下手術を急性虫垂炎や胆石症の手術で導入しています。もちろん、疾患を治療することが手術の目的なので、低侵襲であることに重点を置きすぎて疾患の治療自体が甘くなることは絶対に許されません。そのために私どもは、低侵襲治療と標準的治療の両立のための研究と技術的研鑽とを忘れることはありません。当科ではガイドラインに従った、最新のエビデンスに基づいた治療を行っていますが、あくまでも患者さま本位の治療を基本としています。手術に際しては、きちんとした治療ができて手術後の痛みが少ないうえ、早く回復して元気になる可能性の高い手術方法を提案しています。もちろん手術方法は、患者さまとよく相談したうえで、最終的に患者さまご本人に一番納得のいく方法を選択して頂いています。
もしも、気になる症状や、ご自分の持病と思っておられることでわからないことがありましたらいつでもご相談ください。
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- 新設 肝胆膵外科
(10/3/9)