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洛和会音羽病院

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50歳代からの検診を 「前立腺がん」

 

前立腺とは、男性だけにある臓器です。クルミ大くらいの大きさで、膀胱のすぐ下にあり、尿道を取り囲んでいます。精液の一部を産生し、射精における収縮や尿の排泄などとも関連しています。

 

前立腺がん

※画像はクリックすると大きいサイズで見ることができます

 

前立腺がんとは

前立腺の外側に生じ、初期症状はほとんどありません。50歳代からなる人もいますが、主に60歳代からの疾患です。血液検査(PSA※検査)で前立腺がんの可能性を調べます。

 

※PSA…前立腺組織に特異的に発現するタンパク質で、特に前立腺がんがあると増え、早期のがん発見に役立つものです。(ただし、前立腺肥大症や前立腺炎でも増えます)

症状
  • 初期…無症状のことが多い
  • 進行期…尿路閉塞、血尿
  • 骨転移…疼痛
前立腺がんの危険因子

前立腺がんにはいくつかの危険因子が指摘されています。

  1. 人種
    アメリカの黒人に最も多く、次に白人に多いとされ、従来は日本人には少ない疾患であった。
  2. 食事
    動物性脂肪や高カロリー食が危険因子として挙げられている。従来からアメリカに住む日本人には前立腺がんが多く、日本でも、食事の欧米化に伴い急増している。
  3. 家族歴
    遺伝的要素も指摘されており、身内に前立腺がん患者がいる場合、罹患率は2倍になるといわれている。

 

前立腺がん検査の流れ

スクリーニング検査(PSA、直腸診、経直腸的超音波診断)
 ↓
確定診断(前立腺生検)
 ↓
病期診断(CT、MRI、骨シンチグラフィー)

 

最も有用なスクリーニング検査として、PSA採血が挙げられます。PSAは前立腺組織から特異的に分泌されるタンパク質であり、前立腺がんのほか前立腺肥大症や前立腺炎でも上昇します。PSAが高値の場合は経直腸的前立腺生検を行い、確定します。局所麻酔で簡便に行えますが、出血や感染の合併症もあり、当院では1泊入院で行っています。 

CTやMRIなどの画像検査は早期前立腺がんには有用ではありません。転移の検索にはCTや骨シンチグラフィー、PET -CT検査が有用です。

 

治療

手術、内分泌療法(抗男性ホルモン薬)、放射線療法(外照射、小線源治療など)

前立腺がんの病期別治療方針
経過観察

がんの悪性度が低い場合、特に高齢者の場合は、治療せずに様子を見ることもあります。

 

手術

がんが前立腺内にとどまっている早期の場合、手術で前立腺ごと取り除きます。

 

放射線療法

早期の場合、手術に代わる根治加療として行われたり、また、進行期には疼痛対策として転移部位に照射したりします。

 

内分泌療法

進行期の前立腺がんや、早期がんでも高齢者の場合に行われます。有効な加療ですが、長期の効果は期待できません。

腹腔鏡下前立腺全摘出手術について

体への負担の少ない手術方法です。当院では、2011(平成23)年に導入後、年内に10例を達成。2012(平成24)年1月から施設認定を受けています。

※洛和会音羽病院の腹腔鏡前立腺全摘出手術実績

  • 2012年…16例
  • 2013年…27例
  • 2014年…14例

 

根治的前立腺全摘術は、従来は開腹手術で行われてきましたが、この10年の間に徐々に腹腔鏡下前立腺全摘術が普及してきました。従来の開腹術は臍下(せいか:へその下)から恥骨までの切開が必要でしたが、腹腔鏡手術は、皮膚を5~10mmほど5カ所切開するだけで手術が可能で、術後の傷の痛みが少ないなど早期の回復が望めます。現在では手術時間も3~4時間と開腹手術と同等で、開腹手術に比べ出血が少ないこと、尿失禁が少ないというメリットがあります。また、術後の性機能障害に対し、神経温存手術も可能になってきました。

 

団塊の世代が高齢化していく今後、前立腺がん患者は増えていくとされています。しかし、PSA検査の普及により前立腺がんの早期発見が可能になり、また、腹腔鏡手術や放射線加療など、体に負担の少ない加療方法も普及してきています。まだ検査を受けていない50歳代以上の方で、排尿について気になる方は、PSA検査を含めた泌尿器科受診をお勧めします。

 

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