医師採用サイト

診療科・部門のご案内

補聴器相談外来

加齢で難聴になった人に「補聴器」でひらける明日を!

近年、厚生労働省の新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)の中で、「難聴は認知機能低下の危険因子の一つである」と報告され、難聴への早期介入が大切と考えております。

補聴器を使っている方の中には、「うるさい」「雑音が多い」「良く聞こえない」と言った理由から途中で着けるのをやめてしまう方がおられます。これは補聴器調整(フィッティング)がうまくできていない場合や、購入後の聴力に合わせた再調整がされていないことから、満足な結果が得られていないなどが理由と考えられます。
当院の耳鼻咽喉科 補聴器相談外来では、補聴器適合判定医・補聴器相談医のもと、言語聴覚士、補聴器技能者が一人一人の聞こえと環境に合わせて、補聴器の選択、調整を行います。
時間をかけ丁寧なフィッティングを行うため、完全予約制で行っております。難聴や補聴器の調整でお困りの方は、かかりつけ医にご相談のうえご来院ください。


補聴器相談外来 診察の流れ

1.耳鼻咽喉科・頭頸部外科の一般外来を受診

受診の流れイメージ

まずは耳鼻咽喉科 一般外来を受診いただき、聴力検査を行います。
ひとえに難聴といっても、治療を行うことで聴力が改善する病気が原因の場合もあります。耳鼻科医の診察を必ず受けましょう。医師の診断のもと補聴器の適応を判断し、補聴器相談外来を予約します。補聴器相談外来を受診する前に、語音聴力検査も行います。

2.補聴器相談外来を受診

受診の流れイメージ

補聴器相談外来にて補聴器を試聴していただきます。
補聴器適合検査(補聴器を着けた状態で行う検査)を行い、補聴器の効果を確認します。
まずは無料貸し出しをしますので、普段の生活環境下でもお試しください。

3.ご試用と再受診

受診の流れイメージ

普段の生活環境でお試し後、1~2週間ごとに再調整を行います。

4.作製、調整、お渡し、アフターケア

受診の流れイメージ

購入を決められた方は、購入後も補聴器相談外来で定期的に調整、検査、診察などのアフターケアを行います。
※通院が困難な場合は、補聴器技能者が訪問するなどの対応も可能です。

補聴器を作るときにはどんな検査をするの?

純音聴力検査

最も一般的な聴力検査で、音の聞こえを調べる検査です。左右別々の耳に125Hz(低音)~8000Hz(高音)までの高さの異なる周波数の音を聞き、最も小さく聞こえる音の大きさを調べます。
この検査によって難聴があるのか、どの程度の難聴なのかを知ることができます。 一般的に、加齢に伴う難聴は高音域から低下していきます。

語音聴力検査

言葉の聞き取り(言葉の分解能)を調べる検査です。音は聞こえるけれど聞き間違える、聞き取りづらい、という方は、言葉の分解能が落ちている可能性もあります。これはコミュニケーションに支障を来す場合があります。
この検査の結果がよくない場合は、補聴器を装用しても聞こえの改善が厳しくなります。

純音聴力検査、語音聴力検査を受けることで、ご自身の聞こえの状態を知ることができ、補聴器を選択する際の参考になります。

補聴器適合検査

補聴器を着けた状態で行う聞こえ・言葉の聞き取りの検査です。この検査を行うことで調整の際に参考となり、補聴器の効果も知ることができます。

補聴器について

近年の補聴器は、10年ほど前の補聴器と比べても格段に進歩しており、さまざまな機能を備えています。
見た目にもこだわり、形や種類も豊富です。まずは、ご自身の聞こえの状態を知っていただき、一人一人の聞こえに合った補聴器を選択する必要があります。

補聴器

補聴器の費用について

補聴器は医療機器となりますので、自費での購入となります。ご予算なども補聴器相談外来でお伝えください。

満足のいく補聴器にするために(耳鼻科医よりひとこと)

山本医師による補聴器相談外来の様子担当医:山本さゆり
日本耳鼻咽喉科学会専門医
補聴器適合判定医
補聴器相談医

かけてすぐに見えるメガネのように、補聴器を着けてすぐに「満足のいく補聴器」になるわけではありません。補聴器は医療機器ですので、補聴器を通した音に、脳が慣れるまでには2~3カ月かかります。「満足のいく補聴器」になるまでには脳のトレーニングが必要です。トレーニングといっても難しいものではありません。
当科では、加齢によって難聴となった高齢の方などを中心に補聴器専門外来を開設し、補聴器適合検査にも対応可能な聴力検査室を整備しております。難聴で少しでも日常生活に支障が出ていると感じたら、ご自身の聞こえの状態を調べておきましょう。
補聴器外来を受診された多くの患者さんを診察していますと、難聴に気付き早くから補聴器装用を開始された方は非常にうまく補聴器を活用されております。患者さんの「難聴をなんとかしたい!」という思いに応えられるよう、満足のいく補聴器にするためにも、日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医や経験豊富な補聴器技能者、言語聴覚士とともに補聴器専門チームが責任を持ってサポートしていきます。補聴器を着けようか迷われている方も、すでに補聴器をお持ちの方で調整がうまく行かない方も一度ご相談ください。

まずはかかりつけ医にご相談を

難聴の方や補聴器の調整にお困りの方は、まずはかかりつけ医を受診してください。医師より補聴器の使用が適切だと判断された場合、紹介状を作成していただき、補聴器相談外来をご予約ください。

耳鼻咽喉科 一般外来をご予約の場合 下記ご予約ください

フリーダイヤル:0120(489)300
月~金曜日:午前8時30分~午後5時
※土・日曜日、祝日、年末年始(12月30日~1月3日)を除く

洛和会音羽病院

〒607-8062
京都市山科区音羽珍事町2



公益財団法人日本医療機能評価 ハイ・サービス日本300選 トモニン えるぼし くるみん きょうと健康づくり実践企業 健康経営優良法人

  • 075(593)4111
  • 外来受付時間

    午前8時20分~午前11時30分
    午後1時~午後3時30分※診療科により受付時間が一部異なります。

    詳細

株式会社トランスポート 京都救急患者搬送サービス   介護用品レンタル