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洛和会音羽病院 マタニティー

〒607-8062 京都市山科区音羽珍事町2

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新型コロナウイルス感染症対策に関するご質問

新型コロナウイルス感染症に関するご質問

新型コロナウイルス感染症の流行が続く中で、妊娠中の皆さんは日常生活が制約され、ご自身のみならず胎児・新生児の健康などについていろいろと不安を抱えてお過ごしのことと思います。また、予定していた里帰り分娩などが困難になり、家族などの支援が受けられない孤独の中での出産や産褥、育児などに不安をお持ちの妊婦さんもおられると思います。 洛和会音羽病院産婦人科では、小児科や感染症科など院内関係各科の協力のもと、妊婦健診時や出産時、さらには産後の授乳・育児に際しても安全に受診していただけるよう、以下の取り組みを行っております。

妊娠中の対応

Q1. 自宅で発熱した場合はどうしたらいいですか?

A. 新型コロナウイルス感染症の症状のひとつに発熱があります。妊娠中の発熱を早期に発見するため、自宅で朝夕、毎日体温測定をしてください。外来でお渡しする体温表(グラフ)に記録して、毎回の外来受診時にご持参いただきます。万一、外来妊婦健診の前日や当日の朝に発熱がある場合は、あらかじめ産科外来に電話してください。当院「特定外来」(PCR外来)または救急外来を受診していただきます。その後、新型コロナウイルス感染症の可能性が低いことを確認してから産婦人科受診となります。ただしその場合、通常の産婦人科外来とは離れた別棟の診察室で産科的診察を行います。

Q2. 妊婦が濃厚接触者になった場合の対応は?

A. 同居者や勤務先の同じ部屋の同僚が新型コロナウイルス陽性となった方は濃厚接触者と判定されます。その場合は、保健所の指導に従いPCR検査を受けます。その後、2週間をめどに自宅で体温測定をしながら健康観察をしていただきます。37.5℃以上の発熱や咳、味覚障害などの症状が出た場合は、保健所に連絡のうえ再度PCR検査を受けていただきます。2週間の自宅健康観察を終了して良いと保健所から許可がおりた後、産婦人科外来を受診して、妊婦健診を行います。妊娠中期以降で胎動自覚がすでに確認されている場合は自宅にて胎動カウントなど胎児が健常であることを確認していただくよう助産師による指導を行います。

Q3. 家族が濃厚接触者になった場合はどうしたらいいですか?

A. 同居のご家族が職場や外出先で新型コロナウイルス感染者と接触した場合、そのご家族は濃厚接触者となります。保健所の指導に従って、PCR検査を受けていただきます。検査結果が陽性となった場合は、上記Q2.の妊婦さんご自身が濃厚接触者となりますので、上記Q2.の回答に従って行動してください。濃厚接触者となったご家族がPCR検査で陰性の場合は、妊婦さんと共に2週間をめどに自宅で体温測定をしながら経過を観察していただきます。その際に37.5℃以上の発熱や咳、味覚障害などの症状が出た場合も上記Q2.の場合と同様に保健所に連絡してください。

Q4. 妊婦が新型コロナウイルス陽性となった場合は?

A. 妊娠37週以降で、胎児の成熟が十分と思われる場合は、経腟分娩に伴うウイルスのエアロゾル拡散を防ぐため、基本的には翌日に帝王切開となります。京都市内の新型コロナウイルス対応周産期システムに委託し、分娩施設を探してもらいます。万一、受け入れ施設が見つからない場合は、小児科や麻酔科・感染症科などの協力のもと、当院にて帝王切開をします。

Q5. どんな新型コロナウイルス感染対策をしていますか?

A. 医師や看護師は全員手指消毒を励行し、マスクとゴーグル(または眼鏡)を着用して相互の飛沫曝露を防ぐようにしています。また、1人の患者さんを診察するごとに、いすやテーブルをアルコール消毒しています。さらに、当院産婦人科外来は外来棟4階フロアの西端にありますが、患者さんのプライバシーが保てるように他の区域とはドアで隔てられており、産婦人科患者専用の区域となっています。したがって、他の診療科の患者さんと混合あるいは混雑することがないように配慮されています。

Q6. 妊娠中ですが新型コロナウイルスのワクチンを接種しても良いですか?

A. 妊娠中、特に妊娠後期に新型コロナウイルスに感染すると、重症化しやすいとされています。副反応に関し、妊婦さんと一般の人に差はありませんが、発熱した場合には早めに解熱剤を服用するようにしてください。アセトアミノフェンは内服していただいて問題ありません。副反応の有無にかかわらず、妊娠の異常(流産、早産、その他)の頻度はワクチンを打たなかった妊婦と同じであると報告されています。
アメリカ疾病対策センター(CDC)は妊婦さんへの新型コロナワクチン接種を強く推奨する声明を出しています。日本産科婦人科学会も妊婦さんは時期を問わずワクチンを接種することを勧めています。また、妊婦が感染する場合の約8割は、夫やパートナーからの感染です。妊婦の夫またはパートナーの方は、ワクチンを接種することをお願いします。また、ワクチン接種後もこれまでと同様に感染予防策(適切なマスク使用、手洗い、人込みを避けるなど)は続けてください。

分娩時の対応

Q1. 洛和会音羽病院産婦人科病棟の特徴は?

A. 当院産婦人科病棟はD棟の2階にありますが、産婦人科専用フロアとなっており、病棟内と外部とは鍵のあるドアで隔離されております。したがって、部外者が無断で病棟内に立ち入ることはできない構造になっており、知らない間に新型コロナウイルスが持ち込まれるリスクは低いと考えられます。

Q2. 入院前に新型コロナウイルス感染症のPCR検査を受けられますか?

A. 分娩のために入院される前に新型コロナウイルス感染症のPCR検査を受けていただけるため、安心して分娩に臨んでいただけます。この検査は外来妊婦健診時に唾液で行いますが、京都市など行政からの補助がある地域にお住まいの妊婦さんは、分娩前の1回に限り無料で受けることができます。ただし、陣痛が遅れ初回のPCR検査後2週間以上経過した場合には再検査が必要です。この場合は有料となりますが保険が適用されます。

Q3. PCR検査前に陣痛が来てしまった場合はどうすればいいですか?

A. 万一、妊娠38週にPCR検査を行う前に陣痛が来た場合には、特別室に入院していただき母児の安全を経過観察します。入院時に新型コロナウイルス感染症のPCR検査を行います。PCR検査は院内で行っていますので、平日の昼間であれば約3時間で結果が出ます。ただし、夜間や週末の場合は結果判明が翌日以降となることもあります。分娩までに陰性が確認できた場合は通常のLDRにて分娩経過を見ます。

Q4. 家族の分娩立ち合いは可能ですか?

A. 2021(令和3)年6月25日より、同居のご家族お1人に限りPCR検査を受けて陰性が確認できた方のみ分娩時に立ち合っていただけます。妊娠36週ごろまでに外来受診時にお申し込みください。妊娠38週ごろに妊婦さんがPCR検査を受けられてから(Q2.参照)分娩までの間に、院内にてPCR検査を受けていただきます。なお、安心して分娩に立ち会っていただくため、ご家族の検査費用は当院が負担しております。1回目のPCR検査後、分娩までに2週間以上経過した場合は再検査が必要です(この場合もご家族の検査費用は当院が負担いたします)。分娩終了後は分娩室にて1~2時間程度滞在が可能ですが、経過に異常がなければその後ご家族は帰宅していただきます。詳しくはスタッフまでお問い合わせください。

Q5. 里帰り分娩を希望していますがどうすれば出来ますか?

A. 遅くとも妊娠34週ごろまでに産婦人科外来を受診していただき、分娩の予約をしてください。その際、分娩までに受ける血液検査や新型コロナウイルス感染症のPCR検査の予定をご相談させていただきます。なお、受診前に2週間の自宅待機や、その間の体温記録も必要になります。詳しくは里帰り出産のページをご覧ください。

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