心臓血管外科
専門は、心臓・大動脈外科です。
京都府立医科大学 心臓血管外科学教室と密に連携を深めることにより、最新かつ安全で、質の高い手術を行ってまいります。特に、最近増加している高齢の患者さんや、ほかの病気を多く合併された患者さんなど、手術リスクの高い患者さんに対して、体の負担が少なくて済む「低侵襲手術」を行います。また、他病院で手術が困難とされた患者さんに対しても、カテーテル治療と組み合わせた「ハイブリッド治療」を行うなど、手術方法の工夫で対応させていただきます。
洛和会ヘルスケアシステムの各病院、各診療科との連携により、心臓・大動脈疾患に限らず、末梢動脈疾患、静脈疾患など、循環器外科領域全ての患者さんの診療を行います。まずはお気軽にご相談ください。
外来について
当院では予約制を導入しており、フリーダイヤルで予約できます。
予約センター
月~金曜日:午前8時30分~午後5時
※土・日曜日、祝日、年末年始(12月30日~1月3日)を除く
診療内容
成人の心臓、大血管の病気を外科的に手術します。(成人先天性心疾患を含む)
当院は、長年にわたり京都・滋賀で心臓外科を専門に、現在まで1,500例以上の心臓手術(開心術)を実施してきました。主なものは心筋梗塞や狭心症に対する冠動脈バイパス手術、大動脈弁や僧帽弁疾患に対する人工弁置換手術や形成手術です。また、腹部大動脈手術や末梢血管手術も500例を超えています。
質と結果にこだわった心臓・大血管手術を
当院では心臓血管外科医・心臓内科医・関連スタッフが一体となった「ハートチーム」により患者さんの診療を行っています。特に大動脈瘤に対するステントグラフト治療では、関連診療科と関連病院心臓血管外科による合同チームで治療にあたり、他院では手術困難なケースの治療や動脈瘤破裂に対する緊急手術も行います。
入院から退院まで専門性の高いスタッフにより難易度の高い手術も実施し、患者さんに合わせた治療を心掛けています。これからも、治療の質と結果にこだわった医療を提供していきます。
主な手術治療
2019年の診療実績
手術件数:100例
- 冠動脈バイパス手術(単独):16例
- 弁膜症手術:13例
- その他の開心術(腫瘍切除、心臓破裂):4例
- 胸部大動脈瘤手術:13例
うち、ステントグラフト内挿術:8例 - 腹部大動脈瘤手術:26例
うち、ステントグラフト内挿術:24例 - 末梢血管手術:21例
- そのほか:8例
当院の冠動脈バイパス術は全て心拍動下に行っております。
下肢静脈瘤手術は当院外科、シャント造設術は洛和会音羽記念病院での診療となります。