消化器内科・消化器内視鏡センター
消化器内視鏡センター
センター長
蘆田 潔
食べて栄養を摂ることはわれわれが生きていく上で最も重要なことであり、また、人生の大きな楽しみでもあります。この食べて、消化して、吸収しているのが消化器です。また、日本人のがんの半分は消化器のがんです。私たちはこの消化器疾患の診療に従事し、皆さまの健康、生活の質の向上に貢献できればと思っています。
外来での内視鏡大腸ポリープ切除が可能となりました。
(1cm以上のポリープ切除後は、1泊2日の入院になります)
外来について
消化器内科
*…女性医師
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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午前 | 1診 | 川口晶子* | 蘆田潔 [他院紹介併診] |
竹村嘉人 | 蘆田潔 [他院紹介併診] |
川口晶子* |
2診 | 石塚保亘 | 長谷川稜 | 中田智之 | 松野潤 | 中田智之 | |
3診 | 坂口徹太郎 (2週) |
市田隆文 (1,3週) [肝臓専門外来] 人見美鈴 (2,4,5週) |
人見美鈴 |
当院では予約制を導入しており、フリーダイヤルで予約できます。
予約センター
月~金曜日:午前8時30分~午後5時
※土・日曜日、祝日、年末年始(12月30日~1月3日)を除く
対応疾患と治療内容
消化器内科・消化器内視鏡センターは、食道、胃、小腸、大腸をはじめ、肝臓、胆のう、胆管、膵臓を含む全ての消化器疾患の診療をしています。
- 食道・胃・大腸ポリープ(腫瘍)に対する内視鏡的切除術
→ 内視鏡的ポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(EMR) - 早期の食道・胃・大腸がんに対する内視鏡的切除術
→ 内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) - 食道・胃静脈瘤(りゅう)に対する内視鏡的治療
→ 内視鏡的静脈瘤硬化療法(EIS)、内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL) - 出血性潰瘍に対する内視鏡的止血術
→ クリッピング、APC、ヒータープロ-ブ、HSE・アルコール局注 - 潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法
- クローン病に対するレミケード点滴治療
- 総胆管結石に対する内視鏡的治療
→ 内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)、内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)、砕石術 - 急性胆のう炎に対する穿刺吸引術・ドレナージ術
→ 経皮経肝胆のう吸引穿刺術(PTGBA)、経皮経肝胆のうドレナージ術 - 閉塞性黄疸に対する減黄術
→ 経皮経肝胆道ドレナージ術(PTBD)、内視鏡的胆道ドレナージ術(ERBD) - 狭さく病変に対する拡張術・ステント留置:上部消化管、下部消化管、胆管・膵管
- B型肝炎、C型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法、インターフェロン治療
- 肝臓がんに対する肝動脈塞栓術(TACE)、経皮的エタノール注入療法(PEIT)・ラジオ波焼灼療法(RFA)
- 各消化器がんに対する抗がん剤を用いた化学療法
以上をはじめとして、すべての消化器疾患に対応しています。
合併症の可能性があり、術後の安静と食事療法が必要な治療は、すべて入院のうえで行っています。
消化器系救急疾患への対応
急性腹症をはじめとした消化器系救急疾患には、当院の救命救急センター・京都ERや外科と連携して、24時間体制で対応しています。
肝臓専門外来
肝臓は沈黙の臓器と言われており、自覚症状がでないまま病気が進行していることもあります。アルコールをよく飲まれる方、薬剤を長期服用している方、糖尿病や肥満の方は肝臓専門外来を受診ください。
診療日時 第1、3水曜日 午前8時30分~正午
大腸内視鏡検査を受けられる方へ
当院にて、大腸内視鏡検査を受けられる方で、検査当日に病院で下剤を飲む場合の注意を動画で案内しております。
手術の精密化と集学的治療
手術の精密化
画質改善の著しい内視鏡、CT、MRI、PET、超音波などの画像診断の精度向上のもとに、腹腔鏡や拡大鏡で細密な構造を見分けながら手術をします。これにより、出血量や合併症が減少し、かつ適切なリンパ節郭清を行えるようになりました。また、腹腔鏡下手術は体壁の破壊が少ないので、患者さんの苦痛軽減、早期回復、美容的メリットなどをもたらしています。当院でも早くから腹腔鏡下手術を取り入れてきました。
集学的治療
術後再発の主な理由はがんの微小転移と考えられており、手術前後の抗がん剤治療や放射線治療は理にかなっています。当院では、消化器内科、放射線科と密な連携をとって、総合的な消化器がん治療を行うことによって、より良い治療成績を上げていきたいと考えています。