病院総合医養成プログラム

一般社団法人日本プライマリケア連合学会認定(試行事業)
洛和会音羽病院 病院総合医養成プログラム

プログラムの概要

病院総合医として、外来、入院患者の内科的問題に幅広く対応できる力を養うことを目的とする。

病棟業務

  • 急性期病床(64床)および療養型病床(10~20床)の入院患者を、総合内科の3チームで担当する。
  • 1チームの医師数は4~5人、1チームあたり常に25~30人の患者を担当する。
  • 基本的に1人の患者を、上級医と研修医の2人の医師で担当するが、チームの患者全員の状態把握を心掛け、毎日チーム内の患者について全員でディスカッションを行う。
  • 約200人/年の入院患者を受け持つ。
  • 高齢者の誤嚥性肺炎、尿路感染症をはじめ、発熱源の精査、体重減少や食欲低下の精査、そのほかの感染症、膠原病などを担当する。
  • 問診、身体所見などから鑑別診断を絞るトレーニングを行う。

 

外来業務(初診・再診)

  • 毎週1回、半日の外来を担当する。
  • 外来は初診および再診の両者を診る。
  • 常に隣のブースで上級医が外来を行っており、適宜質問、ディスカッションができる環境にある。

 

救急・当直

毎月3~4回の救急内科の当直または救急病棟の当直を行う。初めは副直として午後5時~午前0時を担当し、半年以上経過して診療に慣れてきたら、内科系救急の当直の責任者または救急病棟の当直の業務を行う。

 

教育

  • 病棟業務、外来診療、救急の当直を通じて、内科を中心とした幅広い臨床能力の修得をめざす。
  • 初期研修医や後期研修医を指導する。
  • 診療科の運営や病院の委員会での活動に積極的に関わる。

 

研究

月に2回の臨床研究の講義に参加し、臨床研究の基本的用語、概念についての理解を深める。

 

プログラム基準

  • 研修は、家庭医療専門医や総合内科専門医などプライマリ・ケアを含む幅広い領域の臨床研修を修了した後に開始する。
  • 総合診療部門および関連の病棟診療で1年以上の研修ができる。
  • 総合診療部門および関連の外来診療(新患外来を含み、非選択的に診ることが望ましい)を半日、週1回以上、合計12カ月以上の研修ができる。
  • 1次および2次救急患者を診療する外来あるいは当直の研修を10回以上できる。
  • そのほか選択科目(臨床研究を含む)の研修ができる。

 

研修先

洛和会音羽病院 総合内科で研修するほか、同院の内科系専門各科を適宜ローテート研修する。
洛和会丸太町病院 救急・総合診療科京丹後市立久美浜病院  大津ファミリークリニック  での研修も可能。

 

研修関連施設 形態 研修内容

洛和会丸太町病院

病院 許可入院患者数150人の都市型小規模病院(内科系は循環器内科、消化器内科のみ)で、内科全般にわたる診療経験を積むことができる。

京丹後市立久美浜病院

病院 相対的に医療過疎である地域の中核病院で(内科系専門医不在)、入院患者の内科全般にわたる診療経験を積むことができる。
在宅医療、地域住民との距離の近さを実感する経験ができる。

大津ファミリークリニック

診療所 在宅医療(往診)、診療所外来の経験を積むことができる。

 

研修期間

 1~2年間

 

指導医

氏名 卒業年 専門分野・資格
神谷 亨 平成3年 内科学
感染症学
日本内科学会総合内科専門医
米国内科専門医
日本感染症学会感染症専門医
米国感染症専門医
酒見 英太 昭和57年 内科学
家庭医療学
日本内科学会総合内科専門医
米国内科専門医
米国家庭医療専門医
米国老年医学認定医

谷口 貴洋
(洛和会音羽リハビリテーション病院)

平成7年 内科学
家庭医療学
救急医学
日本内科学会総合内科専門医
日本救急医学会救急専門医

 

施設・診療科診療実績概要

許可入院患者数 595人(内総合診療部門定床64人)
総合診療部門 外来患者実績 初診:約333人/月 再診:約2,224人/月
総合診療部門 入院患者実績 平均約106人/月

 

施設基準

  • 一般病床を有する(病院の規模は問わない)
  • 救急医療を提供している
  • 総合診療部門(総合内科、一般内科、総合診療科など)を有する
  • 委員会や診療科横断的組織が定期的に開催され活動している

 

研修者の評価方法

  • 日々の病棟回診、カンファレンス、外来診療などにおいて、医学知識、思考過程、プレゼンテーション技術、コミュニケーション技術、教育力、リーダーシップ、態度などを指導医が適宜チェックし、随時フィードバックを行う。
  • 半年に1回、指導医と個人面談(振り返り)を行い、上記内容の評価、将来の進路指導を行う。

 

プログラムの質の向上・維持の方法

  • 週1回行っている総合内科ミーティングでは、研修内容の問題点、業務の問題点を研修医やフェローから積極的に取りあげ、改善方法を模索している。
  • 半年に1回、指導医と行う振り返りの際、プログラムの問題点、改善点を聴取し、研修プログラム内容の改良に役立てる。

 

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