龍谷大学 政策学部
  
京都CSRネットワーク

企業が取り組んでいる持続的な発展にむけてのCSR活動(社会的な責任を果たす活動等)の意義を理解し、企業はもちろんのこと社会の持続的な発展に貢献できる人材育成を目指す講義「企業のCSR実践演習」に、京都CSRネットワーク(※)が参画しています。
京都CSRネットワークのメンバーである洛和会ヘルスケアシステムもCSR活動を紹介する講義を行っています。

京都CSRネットワーク
京都府内に事業所を持つ企業のCSR(企業の社会的責任・社会的信頼)担当者や行政職員等が組織の枠をこえて、情報交換や学ぶ機会の提供、「協働」のきっかけづくりに取り組むネットワーク。

CSR実践演習

  1. 講義

    (企業のCSR活動紹介)

  2. 企業訪問

  3. 学生からの
    CSR活動提案

  4. 提案内容の
    検討実践

取り組み成果

コロナ禍でも施設入居者(高齢者)と若年層(学生)が交流できるオンラインサロンの提案をCSR実践演習で学生さんからいただき、実施しています。
入居者さんには活力の向上、学生さんには高齢社会・介護への興味を持ってもらうきっかけ作りを目指しています。

取り組み詳細

次代を担う
創造力豊かな人材を育てる

龍谷大学 政策学部
教授 中森 孝文

本講義の目的

より早く、より多く、より効率性を求める経済合理性の追求によって私たちの生活は便利になる一方で、環境問題をはじめさまざまな社会的課題を生み出してきました。それらの解決を行政だけに委ねるのではなく、社会を構成する企業やさまざまな機関が、自らの事業を通じて解決する必要性が増しています。
本講義では、企業の社会貢献活動(CSR活動)という一見して経済不合理に見える取組みが、社会や組織の継続につながるということを、洛和会ヘルスケアシステム様をはじめとするご協力機関の実例のご紹介や新たなCSR活動の検討を通じて理解を深めます。

学生への想い

インターネット関連の技術やサービスの充実によって、必要な情報を簡単に得ることができる世の中です。しかし、そこで得られる情報は過去のものであって、未来のことは分かりません。
検索や分析の技術を駆使しても、新たなウイルスの出現はもちろん社会情勢の急激な変化の予想は難しいものです。そのときに必要なのは、困難を乗り越えるための創意工夫をする力です。
CSRは「あちらを立てればこちらが立たない」という二律背反することが多く、両方を実現していくための創造力が求められます。CSRに取り組む機関の努力や工夫を眺め、新たなCSRの提案を通じて、次代を担う創造力豊かな人材に育ってもらいたいと願っております。

龍谷大学 政策学部
教授 中森 孝文