2021年に始まった「現代アートとコラボレーション」をテーマに京都で開催するアートフェアArt Collaboration Kyoto
(ACK）。現代アートに特化した日本最大級のアートフェアで、日本と海外のギャラリー、
行政と民間、美術とその他の領域などがコラボレーションすることで、これまでにない発見や成果を生み出しながら、現代アーティストが活躍しやすい環境整備を推進し、京都を現代アートの制作・発表・販売の世界的拠点とすることを目指しています。
そのACKの趣旨に共感し、京都から世界へ発信するアーティストたちの活躍を支援するため、洛和会ヘルスケアシステムは、本願寺伝道院で行われる「Flowers
of Time」の協賛をしています。
私たちが平等にもつ「時間」という概念について、プログラムディレクター山下有佳子氏によるキュレーションのもと、世界的に著名なアーティストから若手アーティストに至るまで、多様な作品を通して模索します。
当会とウクライナのクリニカ第10病院への支援の様子を紹介した動画やパネルも展示しています。
この度の展覧会「Flowers of
Time」では、「時間の花～全ての人の中に咲いている、時間という概念～」をテーマとして、普段日本では見られないさまざまな地域のアーティストの作品を展示いたします。
重要文化財である本願寺伝道院を会場に、個人の時間や、その連環としての歴史に思いを馳せるとともに、植物など人間が産み出す時間のスケールを超えた記憶の痕跡に触れていただける場所にしたいと考えております。
そのような趣旨に洛和会様がご賛同くださり、本展の開催にご支援いただけますことに心より感謝しております。ご来場の皆様には、アートを通じて私たちが本来持っている個々の感性を呼び覚ます体験をしていただきたいと願っております。
https://a-c-k.jp/ack-curates/satellite-program/
美術史の流れを元に、アート鑑賞のポイントについてわかりやすくご紹介します。介護やケアに関わるテーマも取り上げ、参加者とディスカッションをしながら理解を深めます。アートの文脈を知ることで、これから美術館やギャラリーに行くのが楽しみになる講座です。
篠原 資明（しのはら もとあき 1950年 - ）
哲学者、詩人、美術評論家、京都大学名誉教授、京都市立芸術大学客員教授、高松市美術館アートアドバイザー。専門は哲学・美学。
著書には『空海と日本思想』『差異の王国
美学講義』『まず美にたずねよ
風雅モダンへ』『あいだ哲学者は語る』など。講演、シンポジウム、展覧会企画審査など多数。