呼吸器外科
副院長 部長 兼務
一瀬 増太郎
肺がん、気胸、縦隔腫瘍などの疾患を中心に、幅広く診療しています。肺がんに対しては、先進の医療機器を用いて診断を行い、手術、化学療法、放射線治療など、それぞれの患者さんに合った治療をお勧めしています。
何か気になる症状があれば、そのときに受診していただくことが、的確な診断・治療につながります。また、ご自身の病気のことや症状についてよくわかっていただくことが、より良い治療の選択につながると考えていますので、不安や疑問などがございましたら、ご相談ください。
肺がんを患う最大の原因は喫煙。タバコを吸っている人は要注意です。
外来について
当院では予約制を導入しており、フリーダイヤルで予約できます。
予約センター
月~金曜日:午前8時30分~午後5時
※土・日曜日、祝日、年末年始(12月30日~1月3日)を除く
診療内容
呼吸器外科では、主に肺がんに対する肺切除術を行っています。最新のハイビジョン内視鏡手術システムを用いた胸腔鏡下手術を導入し、患者さんの体に負担の少ない治療を心掛けています。そのほかに、気胸、肺のう胞症に対する胸腔鏡下切除術、縦隔腫瘍の摘出術や重症筋無力症に対する拡大胸腺摘出術などを行っています。
びまん性肺疾患、間質性肺炎など、診断に難渋する症例に対しては、HRCTを中心とした画像診断に加え積極的に肺生検(胸腔鏡下手術)を行い、呼吸器内科、病理診断科、放射線科と連携して正確な診断に基づいた適切な治療を行っています。
2021年の診療実績
1年間で入院加療された患者さんの数:90人
- 肺がん:39件
- 自然気胸:14件
- 外傷(肋骨骨折、気胸など):17件
- 肺良性腫瘍など:5件
- 転移性肺腫瘍:4件
- その他:11件
手術件数
- 全身麻酔:50件
- 肺がん:25件
- 転移性肺腫瘍:4件
- 気胸:8件
- 縦隔腫瘍:1件
- 膿胸:3件
- その他:9件