洛和会音羽病院 ジュニアレジデント(初期研修医)募集

洛和会音羽病院における臨床研修の歴史を振り返ってみると、当院は古くから臨床研修を重視しており、当時の厚生労働省から臨床研修病院の指定を受けたのが1997年で、公表はしていなかったものの、2000年度・2003年度に、かなり詳細にわたった研修プログラムの改定を行っています。2004年に開始された新医師臨床研修制度には2003年度改定プログラムをもとに臨んでいましたが、厚生労働省令との整合性を改善し、新制度開始以来3年間の経験を踏まえた、より進化したプログラムを提供するため、さらなる改定を加え2008年度版を公表しました。その後、2009年に入り、厚生労働省と文部科学省は制度発足当初の理念を後退させた見直しを行う案を公表しましたが、当院では、初期研修はあくまで、将来どの専門科に進もうとも、また、全国どこに行っても活躍できるジェネラリストの素地を培う時期と捉え、2010年度版では2008年度版を大きく変更せず、多科ローテーションを継続したうえで、地域医療研修を飛躍的に充実させました。以後2012年、2014年、2016年とマイナーな改定(2016年度版では選択ローテーション期間を延長)を行い、より研修医のニーズに即したものに変更してきています。

 

現在のわが国における医師のつくられかたを俯瞰してみると、どの大学を卒業したかではなく、どの研修病院で研修を受けたかで、その後の臨床医としての実力と成長力が規定されるといっても決して過言ではありません。特に全国の医学生の皆さんにおいては、当院の初期研修プログラムを参考のうえ、少しでも興味が沸けばどしどし見学に来て、実際に当院で若い医師たちがどんな研修を受けているか、卒後2年目ともなればどんな力をつけているかを目の当たりにして欲しいと思います。皆さんの応募を待っています。

洛和会京都医学教育センター 所長 酒見 英太
(2016年9月)

 

カンファレンス
カンファレンスの様子

研修プログラム

洛和会音羽病院初期臨床研修プログラム(PDF)

厚生労働省令経験目標 履修担当診療科表(PDF)

 

各科のプログラム(全てPDF)


 

ジュニアレジデント(初期研修医)募集要項

応募資格

2016(平成28)年度実施の医師臨床研修マッチングに参加される方

(昨年以前のマッチングが成立した病院に就職しなかった方は応募できません)

研修期間 2017(平成29)年4月1日~2019(平成31)年3月31日
研修プログラム名 洛和会音羽病院 初期臨床研修プログラム
プログラム番号 030479201
募集人員 10人
処遇

身分: 常勤(1年毎の契約更新)

研修医宿舎: 有(寮費は病院が半額負担します)

社会保険: 完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)

休暇: 4週8休制

 

選抜方法

第一審査

書類提出締切日 2016(平成28)年7月15日(金)必着

 

下記の書類(1)(2)を洛和会音羽病院 秘書課 月岡まで必ず「書留」または「簡易書留」にてお送りください。
(1) 履歴書(ダウンロードしたものに手書きしてください)
(2) 和論文(所定用紙(ワードファイル)1~2枚:1,200~2,000字程度)

 

課題:あなたが卒後臨床研修プログラムを選択するにあたり、一般に何を重視しているのかを理由を添えて述べ、洛和会音羽病院のプログラムがいかにそれにマッチしていると考えるのかを簡潔に述べてください。

 

※和論文はダウンロードしたワードファイルに入力したものをプリントアウトしてください。

※必ず「書留」または「簡易書留」にてお送りください。

 

第一審査通過者通知 2016(平成28)年8月10日(水)

※履歴書に記載いただきます個人用E-mailアドレスに通知します。

 

第二審査

実施日 2016(平成28)年8月21日(日)終日

 

(1) 医学知識に関する筆記試験MCQ(全科)
(2) 和論文(テーマは当日発表)
(3) 面接試験

 

採用者発表

医師臨床研修マッチング協議会発表に従う。

 

お問い合わせ・書類送付先

〒607-8062

京都市山科区音羽珍事町2
洛和会音羽病院 秘書課 月岡政司

hisyo03_o@rakuwadr.com

※お問い合わせは基本的にメールで、お願いいたします。

TEL:075(593)4111(代)

FAX:075(581)6935(直)

 

病院見学

こちらからお申し込みください(⇒医学生病院見学のご案内

 

洛和会音羽病院について

創設 1980(昭和55)年
病院長 二宮 清
医師数 常勤189人(2016年4月現在)
許可入院患者数 548人
  • 一般病棟:429人
    (うちICU/CCU:12人、SCU:6人、
    救命救急病棟:28人含む)
  • 地域包括ケア病棟:59人
  • 認知症治療病棟:60人
ホームページ ⇒洛和会音羽病院ホームページはこちら

総長メッセージ

洛和会ヘルスケアシステム 総長 松村 理司

 

初期臨床研修では、「典型的症候を呈する日常的な疾患」を数多く経験することが重要である。ということは周知のことだと思いますが、当院では、同時に診断推論の基礎をしっかりと身につけることが非常に重要であると考えています。
診断へのプロセスは、まず病歴のみにて鑑別診断を列挙します(その際、鑑別診断を支持する、あるいは除外する詳細な病歴をとることが不可欠です)。
次に身体所見を加えてさらに鑑別を絞り込み、最終的に必要最小限の検査にて正診を導き出します。
この診断推論(身体診察前確率・検査前確率)を意識した日々の訓練こそが、医師としての基礎を築く最初の時期に徹底されるべきだと考えています。
検査のみに頼った医療や臨床教育はあってはなりません。
このような教育は「屋根瓦式チーム医療」の下、日々の臨床でのプレゼンテーション(症例呈示)の訓練を通じて徹底的に行われています。
また、「大リーガー医招聘プログラム」「京都GIMカンファレンス」など院外からの刺激も受けつつ、さらにその磨きをかけています。

加えて、当院は「365日24時間、救急車・救急患者を断らないER型救急」を堅持しており、このことが多くの症例数と、多彩な症例バリエーションをもたらしています。
これに対応するにはジェネラル志向は必須ですし、まさにプライマリ・ケアの基本的診療能力の修得に適しているといえるでしょう。

当院の医局構成員に出身大学の偏りはありません。約190人の医師が一つの部屋に席を置く総合医局は、開かれた教育空間を作り出し、診療科の垣根を越えての研修を可能にしています。
「医学は耳学問」「See-one Do-one Teach-one」を合言葉に日々鍛錬を続けています。

 

レジデントメッセージ

洛和会音羽病院 シニア・レジデント1年次 伊藤 玲哉

こんにちは。この春に初期研修を修了したシニア・レジデント1年次の伊藤玲哉です。 研修医生活の1日を紹介させていただきます。

 

●ある5月某日の研修医の1日

〔7:50~8:30〕 朝レクチャー

毎朝の業務前のちょっとした時間を使い、医療現場ですぐに使える内容のレクチャーを受けることができます。レクチャー内容は、洛和会京都医学教育センターの酒見先生による身体診察法のレクチャーや、感染症科の先生による正しい抗菌薬の使い方、心電図の読み方などがあり、忙しい研修生活のなか、自力での勉強ではちょっぴり大変な分野を、各診療科の先生から楽しくわかりやすく教えていただけます。人気のあまり、研修医だけでなく上級医の先生も参加されるほどのレクチャーもあります。

 

〔8:30~〕 午前の業務(朝の回診・入院の手続きなど)

朝のレクチャーが終わると業務がスタートし、まずは回診に向かいます。僕が現在所属している総合内科Aチームは、僕を含めて5人の医師で構成されていて、常時20人~30人の入院患者さんを診ているため、多くの症例に関わることができます。症例は、誤嚥性肺炎や心不全の急性増悪などのよくある症例から、クレブシエラ脳炎などの珍しい疾患まで、幅広い疾患を学ぶことができます。スタッフが豊富なことが洛和会音羽病院の特徴でもあるため、日々忙しい業務のなかでも、身体診察や患者さんとの接し方、適切な抗菌薬の選択や治療方針など、医師にとって必要な“考える力”を、充実した指導のなかで受けることができます。

 

〔12:00~12:30〕 昼食

 

〔12:30~13:30〕 昼のケースカンファレンス

お昼の時間帯には“症例ケースカンファレンス”が行われます。主訴と現病歴から診断に必要と思われる問診をして鑑別疾患を挙げ、診断のためにはどんな検査が必要かを各分野の先生方と考えていく過程で、ER救急などの現場で必要な“診断力”を身につけることができます。NHKの番組『総合診療医 ドクターG』に出演された酒見先生・神谷先生を含め、多くの上級医も出席されるため、番組さながらの高いレベルで“診断力”を磨くことができます。

 

〔13:30~〕 午後の業務

お昼のカンファレンスが終わると、再び病棟に行き、患者さんの状況を確認するために個人回診をし、検査オーダーを出したり、時間を見つけては、担当患者さんの病気に関する文献を読んで勉強したりします。

夕方になると再びチームで集まり、「まとめ」を行います。「まとめ」では、新しく入院となった患者さんや各々の担当患者さんの、状況報告や今後の治療方針などについて話し合います。この話し合いのなかでも、上級医の先生から診断や診察にまつわるメディカルパールを聞くことができ、正に“耳学問”の毎日です。

 

〔17:15~24:00〕 ER救急の準当直

研修医1年目は、週に一度ほど準当直があります。洛和会音羽病院の「救命救急センター・京都ER」は、“24時間365日断らない救急”として、年間約30000人の救急患者を受け入れています。“北米型ER救急”形式を採用しているため、消防署からの救急要請だけでなく、walk inの患者も多く診ることができます。walk inの患者さんとは言っても、軽症な疾患ばかりでなく、見逃してはいけない重症な疾患が一定の確率で隠れています。例えば「暑い夏の日に卓球をしていたらフラフラした」と徒歩で来院し、一見普通に歩けて会話もできる患者さんを、始めは熱中症かと思って診察してみたら実は多発脳梗塞だった…なんてこともER現場ではよくあります。このER当直を通じて“目の前の患者は本当に家に帰しても良い患者なのか?”をきちんと判断する力を養うことができます。 また、非常に忙しい救急現場でも教育指導は充実しており、最初から最後まで自分1人の判断だけで患者を返すことは、ほぼありません。必ず自分で取った問診や身体所見から考えられる鑑別診断を上級医にプレゼンテーションし、それに対してさらに「足りていない部分や見逃してはいけない鑑別疾患には何があるのか?」などの正しいフォローや指導を受けることができるため、正しい救急医療のプロセスを学ぶことができます。 多忙な救急で上級医の先生にコンサルトする際には、聞き手側が患者さんの状況をすぐに理解(想像)できるように、簡潔に要点をまとめて話す必要があるため、毎回オーラルプレゼンテーションの訓練になっています。

 

洛和会音羽病院のすばらしい点は、豊富なスタッフによる充実した教育・指導環境と、それを可能にする、教育に熱く、人間的にも優れた上級医が数多くいることです。洛和会音羽病院の良さを伝え切るには、ここで書けることはごく一部だと思います。ぜひ一度見学に来て、良さを実感していただけたら嬉しいです。研修医一同、心からお待ちしています!

 

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