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洛和会音羽病院 救急部(救命救急センター・京都ER) シニアレジデント募集

スタッフ集合写真

当院救急部(救命救急センター・京都ER)の特徴

1)三次救急機関(救命救急センター)

当院は2012(平成24)年3月に三次救急機関(救命救急センター)に指定されました。
原則として「断らない救急」を実践しており、診療範囲は一次から三次まで、内科全般から外科系、小児から高齢者まで、多岐にわたります。

ERフロアは

  • 重症初療室:1床
  • 黄から赤対応のブース ストレッチャー:4床(拡張時8床)
  • ウォークインブース:5床
  • 観察ベッド:5床
  • 隔離室:2床

を有します。

また、救命救急センターとして、

  • ICU:12床
  • 救命救急病棟:32床

を有します。

スタッフは、部長以下、総合内科・外科・脳神経外科などのサブスペシャリティーをもつ若手で構成されており、総合内科・ICU・感染症科を始めとした各科専門医との良好な連携のもと、初療を行っています。

2)北米型ER診療

診療風景年間の受け入れ救急車数はおよそ6,000台、ウォークイン患者は26,000人で、救急搬入要請を原則として全て受け入れています(応需率99%)。そのため、経験できる症例や疾患が豊富で、非常にバランスの取れたERです。
当院では、ERに属しながらも、耳鼻科外来喉頭ファイバートレーニング、形成外科手術トレーニングなどを行い、マイナーエマージェンシーへの研さんも積むことができることが特徴です。
研修医の経験症例については、毎日のカンファレンスで振り返りを行っています。

3)ER管理短期入院ベッド

28床の救急病棟は、夜間の入院受け入れと数日の短期治療のベッドとして機能し、その時々に応じて専門医にコンサルトしたうえで、ERで完結するか、一定期間入院加療の必要なケースは専門科に引き継ぎを行っています。2013(平成25)年度は、700人を超える短期入院患者の対応を、平均2.5日の入院期間で行いました。

2013(平成25)年度内訳

  • ER経由入院4,221人中772人救急科入院(およそ2割)
  • 当科退院まで完結556人、他科転科216人
  • 平均入院期間:2.5日
  • 入院の内訳(主なもの):外傷129人(高エネルギー外傷、四肢骨盤外傷など)、内科113人(アナフィラキシー、失神、めまい、薬物中毒、熱中症など)、外科内科境界病変107人(胆石、イレウス、門脈ガスなど)など

ER管理短期入院ベッド(Observation unit)は欧米中心に発展してきています。欧米では、あくまでも外来付属機関なので、入院期間は48時間に限定しているようです。日本ではそこまで厳格には時間で切れませんが、近年、整備が進んでいます。
短期間で治療が完結するケースや、重症化のリスクを秘めた症候群の経過観察、夜間・祝日の他科への引き継ぎまでのつなぎ、外科・内科の境界疾患で、ERの時点ではどちらとも判断できないケースの検査、治療のマネージメントなどを担っています。

4)ドクターカーによる災害時対応

2014(平成26)年に京都DMATに登録されました。 多数傷病者発生時の対応や、重症外傷で救出まで時間を要するケースなどで、ドクターカーによる医師派遣の整備を進めています。

5)各統計

ERからICU入室患者動向


ERからICU入室患者動向

ER管理入院患者の動向(救急科入院日数内訳、転科先合計と傾向)

救急科入院日数内訳 転科先合計と傾向

スタッフ・後期研修医の募集について

スタッフとして、一次から三次までの幅広い初療にあたり、ジュニアレジデント、シニアレジデントへの教育にも積極的に関わっていただける方を数人募集いたします。
また、当院で幅広い急性期初療の力を身につけ、救急医や各科専門医として羽ばたいていただける熱意ある後期研修医の方を募集いたします。
多数のご応募をお待ちしております。

洛和会音羽病院 シニアレジデント(後期研修医)募集要項

先輩医師からのメッセージ

洛和会音羽病院ER「断らない救急」での後期研修について

篠原 潤(平成22年11月記)

洛和会音羽病院ERでは年間約35,000件の受診があり、うち約5,500件が救急車搬送となっています。当院は地域中核病院であり、またERでは原則すべての患者を受け入れています。そのため、経験できる症例や疾患については事欠くことがありません。当院のERにきて初めてみるような珍しい症例も何度も経験することができ、今ではあまり「めずらしい」という感覚を覚えないようになってしまいました。

また、症例が豊富なだけではなく、当院では各専門科も充実しており、専門的な指導を受けることも可能です。中でも特筆すべきは総合診療科の存在です。当院の総合診療科の診断能力はきわめて高いと考えています。救急での診察だけではすぐには診断できないこともたびたびありますが、そのようなときに総合診療科の先生に相談させていただくと、きわめて迅速に、適切な助言をしていただけます。ER医には内科的な診断能力も多分に要求されると思いますが、当院ではそのトレーニングも可能であると考えます。もちろん、救急で必要とされる外科的処置のトレーニングも一通り可能です。また毎日行われる教育カンファレンスや大リーガー医によるカンファレンスにも参加することができ、幅広い知識の習得が可能です。

当院での研修で、内科、外科だけではなく、眼科、耳鼻科、小児科、産婦人科など他ではなかなか診療する機会のない疾患についてもある程度自信を持って初期対応できるようになりました。三次救命センターではないため(※)、全ての患者が最重症というわけではありませんが、幅広い分野、幅広い重症度の診療経験を積むことが出来ました。ER医を目指すものにとってはすばらしい研修環境であると考えています。

※記載時。その後、2012(平成24)年に救命救急センターに指定。

いかなる疾患も的確な治療と患者指導を

玉石 順彦(平成22年11月記)

「断らない」それが当院ERのキーワードです。ある程度、地方の中核病院では、患者を断らない、断れないのは常識ではないかと思います。しかし、ある程度、都会の病院では、受け入れ拒否がむしろ当たり前となっています。当院のERではそのような、患者のたらい回しを根絶するために、ともかく「断らない」ことにこだわって救急医療を行っています。断らないということは、当たり前ですが、あらゆる疾病・外傷の患者がやってきます。ER型救急がなにかと注目されている昨今ですが、年齢・性別・重傷度に関係なく、いかなる疾患をも、的確に診断し、治療をしていくことの難しさはいうまでもありません。当院ではER専従のER医が診療を行い、必要な治療を行い、さらに必要であれば、専門各科への橋渡しを行います。

1泊のみ経過観察が可能なオーバーナイトベッドはありますが、それ以外の入院ベッドは持たず、入院加療は各科に依頼します。診断がはっきりしない時などは、多くの場合、総合診療科が入院を引き受けてくれますし、病院の方針として「断らない」救急を掲げているため、入院する診療科が無いということもありません。

部長の安田先生は、非常に器の大きい人物で、何事にも寛容であり、頼まれたことは「断らない」人物です。私は救急センターの後期研修医という立場ですが、他科をローテーションしたいという希望を、快く承諾していただき、総合診療科、集中治療室をはじめ、初期研修では回りきれなかった、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科もローテーションさせていただきました。今まで診断があいまいになりがちであった、minor traumaも可能な限り正確な診断をして、少しでも的確な治療や、患者指導ができるようになったのではないかと感じています。

当直は月に6回から8回程度と多くなりますが、当直明けの日の勤務は昼までで、家に帰れば呼び出されることもありません。勤務体系のon/offがはっきりしており、入院患者を持たないため休みの日は完全に休みです。
京都の中心部までも、タクシーで15分程度ですぐに出れる、地理的にも非常に恵まれた、歴史ある、京都、山科の地で、公私共に非常に充実した研修生活を送っております。

お問い合わせ先

洛和会音羽病院 秘書課 月岡政司
E-mail:hisyo03_o@rakuwadr.com
TEL:075(593)4111/FAX:075(581)6935

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