
地域の皆さんを
特殊詐欺の被害から守るために
― 誰もが安心して住み続けられる地域づくりの寄与 ―
京都府警察「特殊詐欺特別警報」の発令と連動し、オリジナルで作成した「警報垂れ幕」を、京都府内の病院5カ所、介護事業所57カ所及び健診巡回バスなどの車両で掲示しています。
特殊詐欺被害の多くが高齢者であり、地域に根ざした運営をしている当会介護施設で利用者および近隣住民が被害に合わないよう、多くの人にいち早く気付きを与えることが可能となります。


2018(平成30)年における日本全国の特殊詐欺認知件数は、16,496件、被害額は363.9億円と高水準で推移。また、特殊詐欺全体での高齢者(65歳以上)の被害割合(高齢者率)は78.1%で、高齢者の被害防止が課題です。
現在、特殊詐欺被害に遭っている多くの高齢者が私の親の方々世代です。私たちの親や大切な人が安心して暮らせる安全な地域にしたいという思いが、以前から強くありました。その中で幅広い医療・介護事業を展開する当会の「質と量」の強みを生かして効果的に周知できる方法として考えたのが、京都府警のレッドアラート(特殊詐欺多発特別警報)発令時に当会施設で特殊詐欺啓蒙オリジナル垂れ幕を掲示するという取り組みでした。
高齢者の特殊詐欺被害が増えている中、京都府警より特殊詐欺を減らすために何か協力してもらえないかという相談を受けたことが、この特殊詐欺啓蒙垂れ幕企画を進めるきっかけとなりました。多くの高齢者がこの垂れ幕を目にすることで、「気付き」を与え、被害増加を防ぐための一助になればと考えております。

