初期研修医のみならず内科系専攻医や若手スタッフまでを対象に、朝の「身体所見・鑑別診断レクチャー」、昼の「診断推論型症例カンファ」を頻回に行っています。洛和会音羽病院ではほぼ毎日、洛和会丸太町病院では週2回行っています。
これまで下記に示す病院や施設で、アドリブ症例カンファレンス+関連ミニレクチャーを行ってきました。
洛和会京都厚生学校での看護教育、京都橘大学大学院での専門看護師教育も行っております。
京都GIMカンファレンスは、1998(平成10)年4月に京都大学医学部 総合診療部において、当時の福井次矢 教授(現 東京医科大学茨城医療センター病院長)と、 臨床教授に任命された松村理司 市立舞鶴市民病院 副院長(現 洛和会ヘルスケアシステム 本部参与)によって開始され、ほどなく当時、国立京都病院(現 国立病院機構京都医療センター)総合内科を率いていた 酒見英太(現 洛和会京都医学教育センター長)も加わって行っている、診断推論を重視した症例検討会です。病歴と身体所見を重視した診断推論力の向上をめざしつつ、典型的な現れ方をした珍しい症例、あるいは非典型的な現れ方をしたコモンな症例の経験を共有し、参加者各自のその後の臨床に役立てることを大きな目標としています。
“大リーガー医”とは、主として米国の秀でた臨床医・教育者(clinician-educator)のことを指す、松村理司
現洛和会ヘルスケアシステム本部参与の造語です。
そして、「大リーガー医招聘プログラム」は、松村医師が市立舞鶴市民病院内科部長であった1984年に舞鶴で開始し、2004年に洛和会音羽病院に移動して洛和会医学教育センターの初代所長に就任した際に、
舞鶴から音羽に継承された臨床教育の方略です。
洛和会音羽病院では2004年以来、延べ70名余りの大リーガー医を招聘し、総合内科と連動して、若手内科医、研修医、医学生の臨床研修に貢献してもらっています。
2020年度、2021年度、2022年度はCOVIDパンデミックのために中止いたしました。
・2023年9月11-22日 Dr. Reza Manesh, Hospitalist, UCLA
・2023年10月4-11日 Dr. Tze Shien Lo, Infectious Disease, U.N.Dakota
松村 理司 著
2004年9月24日発行
日本医療企画
松村理司 監修/酒見英太 編著
2009年7月27日発行
日経メディカル開発
松村 理司 監訳
2012年12月20日発行
ゆみる出版
洛和会京都医学教育センター長
酒見 英太(さけみ ひでた)
● 出身大学
京都大学医学部医学科 昭和57年卒
● 専門分野
内科学全般、家庭医療学、ベッドサイドの診断学
● 専門医認定・資格など
日本内科学会認定 総合内科専門医
米国家庭医療学専門医
米国ワシントン州医師免許
日本医師会認定産業医
京都大学医学部臨床教授
臨床研修指導医
洛和会ヘルスケアシステム 本部参与
松村 理司(まつむら ただし)
● 出身大学
京都大学医学部医学科 昭和49年卒
● 専門分野
総合診療、医学教育、診断推論
● 専門医認定・資格など
日本内科学会認定内科医
米国内科学会Honorary Fellow
京都大学医学部臨床教授
臨床研修指導医