洛和会ヘルスケアシステムは「医療」「介護」「健康・保育」「教育・研究」の総合ネットワークです。

施設高齢者と学生がオンラインで交流 洛和ホームライフ北野白梅町×佛教大学

企画趣旨

高齢者と学生それぞれにとって有益な時間を

前回の高齢者キャンパスツアーを体験したサービス付き高齢者向け住宅の入居者さんから、「また学生さんと会ってお話ししたい!」との声や、佛教大学から「普段交流の少ない高齢者の方とコミュニケーションが取ってみたい」との要望をいただき、イベント開催を進めてきました。今回は、直接会ってお話しをすることはできませんが、オンラインサロンを通して、入居者さんには、普段話すことが少ない学生さんとお話をすることで新たな気付き、活力の向上を目指していただくとともに、学生さんへは介護への興味を持ってもらうきっかけづくり、人材発掘、人材育成にもつながることを期待し、それぞれが有益なものとなるイベントを目指します。

柳田 和義

洛和会ヘルスケアシステム 介護事業部
主席課長 柳田 和義

学生からのコメント

世代間交流が盛んになることを願って

佛教大学 社会連携センター学生ボランティア室 学生スタッフ

2020年に入って新型コロナウイルス感染症が大流行し、緊急事態宣言が発令される事態にまでなりました。感染拡大防止の観点から、私たちの日常生活では数多くのことが制限されるようになり、人と会う機会が極めて少なくなりました。
秋頃から大学では授業が再開され、以前のような生活に戻ってきていますがコロナ禍によるストレスは依然としてあるかと思います。
そんな中、オンラインではありますが高齢者の方と交流ができることをうれしく思います。参加者の皆さんにはこの大変な状況を忘れられるぐらい楽しんでいただきたいですし、私たち自身も楽しむことができたらなと思っています! また、これをきっかけに学生と高齢者、普段あまり関わる機会のない世代間での交流が盛んになれば良いですね。

交流内容

オンラインサロン

サービス付き高齢者向け住宅に入居する高齢者と佛教大学の学生が、お互いに質問したり、ゲームをしたりして交流を図ります。

研修会

洛和会ヘルスケアシステム 介護事業部の職員が、福祉を学ぶ学生たちに向けて、高齢者の特性などについてお話しします。オンラインサロンと同様に、Zoom(Web会議サービス)を活用して行います。

開催案内

全日程の開催が終了しました。

開催レポート

入居者さんからのコメント

私は大学に行っていなかったので、学生たちがどんなキャンパスライフを送っているのか、どんなことを学んでいるのかなど大変興味がありました。普段若い方とお話する機会も少ないので、20分という短い時間でしたが、お話しできてとても楽しかったです。今回はパソコンの画面越しでしたが、今度は直接会えるのを楽しみにしています。

学生からのコメント

オンラインで交流してみて

高齢者と関わることに苦手意識があり、年齢が離れているだけに話題選びに少し苦労しましたが、今回のオンラインサロンは楽しく話すことができました。機器の問題で伝わりづらさもありましたが、対面で話をする場合でも同じような歯がゆさはあると思うので「高齢者との関わり方」として勉強になり、高齢者福祉についてもっと学びたいと思いました。
入居者さんの中には、友人と楽しく過ごせている方がおられる一方で、人とのコミュニケーションが苦手でお一人で過ごすことが多い方もいらっしゃいます。将来、自分が高齢者施設で働くことになったら、画一的な支援ではなく、心の余裕を持って皆さんのように一人一人に寄り添いたいと思いました。また、世代による考え方や経験の違いに多くのことを学び、異世代交流の大切さを実感しました。

研修や介護職員との座談会に参加してみて

職員さんが高齢者との関りで大切にしておられることや現場のリアルを知ることができました。つらいことがあった時は、職員同士でフォローしあい、乗り越えているというお話を聞き、周りの人に助けを求めることも、業務の一部だと思いました。

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