京都コンサートホール開館25周年記念事業「Sing for Peace ~KYOTO 2020 コーラス・フェスティバル~」(5月22日~24日)は、新型コロナウイルスの影響により、開催中止となりました。
5月24日「クロージングコンサート」で演奏を予定していた、ボブ・チルコット氏による委嘱作品「Make us a channel of your peace(主よ、私をあなたの平和の手段としてください)」を、リモート合唱で世界初演しました。
本作品では、アッシジの聖フランチェスコ(フランチェスコ会の創設者)に由来するとされている有名な祈祷文が歌詞として使用されています。また曲中では、今年生誕250年を迎えるベートーヴェンの《交響曲第9番》から第4楽章の「歓喜の歌」のメロディーがヴォカリーズで歌われます。
指揮はボブ・チルコット氏、合唱は本フェスティバルのために結成した「Sing for Peace Festival Choir」から集まった、有志のメンバーです。
新型コロナウイルスの感染拡大により、これまでとは違う生活を余儀なくされていますが、この美しい祈りの歌を通して、一刻も早く事態が終息し、平和な世界になることを願っております。
【WORLD PREMIERE】
主よ、私たちを平和の手段にしてください
(ボブ・チルコット作曲)Make us a channel of your peace(Bob CHILCOTT)