積極果敢に挑戦を続ける現役ストライカー
洛和会本部採用教育課
嶌 裕介(しま ゆうすけ)
京都府出身。小学生からサッカーを始め、中学生の頃から日本中学校体育連盟やクラブチームでプレー。大学生のときにドイツ・ブンデスリーガ、アメリカ・MLSへの海外留学を経験。プレイヤーとしてもさることながら、大学でのサークル設立と部への昇格、京都サンガF.C.やインターナショナル・スクールでのコーチなどチーム運営や指導者としての経験も持つ。洛和会ヘルスケアシステム入職後も選手兼コーチとして社会人クラブチームで活躍中。
【実績・経歴】
全国大学選手権関西代表(サークル・2015年)
社会人サッカー 冬季地域リーグサッカー大会 優勝(2015・2017・2018年)
ブンデスリーガ(ドイツリーグ・フランクフルト)にサッカー留学(2015年)
京都サンガF.C.(U-12・キッズチーム)アカデミーコーチ(2016年)
社会人サッカー地域別代表(京都)選出(2017年)
アメリカMLS(Major League Soccer)挑戦のため渡米(2018年)
International Schoolサッカーコーチ(2018年)
(2020.12.22)
野球好きの少年とサッカーとの出会い
サッカーとの出会いは小学校4年生の頃です。たまたま家のポストに入っていたメンバー募集チラシを見て地元のサッカーチームに入りました。もともと野球が大好きで、サッカーを始めた当初はあまり面白みを感じませんでした。それでも仲間ができることでより真剣に取り組みはじめ、だんだんとのめり込みました。そうして今も上位カテゴリー昇格を狙う社会人チームでプレーを続けています。
自ら道を切り開いた学生時代
高校では学校の部活動ではなく社会人クラブチームで、より高いレベルのサッカーを目指して練習に励みました。高校卒業後は同じチームに所属しながら、大学にサッカー部がなかったため自らサークルを設立。選手、そしてチーム運営者という立場を兼務しました。このサークルで残した実績が評価され、のちに部への昇格を果たしました。
本場ヨーロッパへサッカー留学
大学生の時、私のプレーを見てくれていた方からドイツ留学のお誘いをいただきました。サッカーでプロを目指すにはここしかないと思ってドイツへ旅立ち、ブンデスリーガのチームに所属しました。
そこで身体能力だけでなく、戦術的な面でも技術面でも高いレベルにあるドイツのサッカーに触れました。プロになるためにはサッカーだけではなく、ここで生きていく術を身に付けなければと考えて私生活でもドイツ語を勉強し、身の回りのことはすべて自分で行いました。
再び海外へ、そしてケガによる挫折
ドイツから帰国後、大学に復学して進路を考えるにあたり、いろいろな選択肢がありました。
社会人クラブチームで昇格や地域リーグでの優勝に貢献したこともあり、Jリーグのチームからも声が掛かりました。そんな中で私が出した結論が、もう一度海外でプレーしたい、アメリカのリーグでプロ入りを目指したいというものでした。しかし渡米してトライアウトに挑み続けるも不合格続き。おまけに足をケガしてしまい失意のうちに帰国することになりました。
運命的なめぐりあわせで洛和会ヘルスケアシステムに
アメリカから帰国した、その当日のことです。一度は就職活動でアプローチをしながらも、アメリカ行きを決意したことで入職をお断りする形になった当会の採用教育課から偶然お電話をいただいたのです。アメリカで結果が出なかったことに落ち込んでいることを話すと、もう一度、当会で働くことを考えないかと言ってくださいました。何か運命のようなものを感じ、また大学で社会福祉系の勉強をしていたこともあって当会に入って仕事がしたいと強く思い、入職を決意しました。
海外での経験から学んだ大きなこと
2度の海外での経験で、コミュニケーションの大切さと、自らが積極的に動けば人を引っ張っていけることを学びました。これは今も仕事やサッカーをするうえで大切にしています。
海外には、良い意味での自己主張を強く持っている人が多いです。何かを伝えたり、人に動いてもらおうと思ったら、まず自分から発信し動くこと。そうすれば相手に伝わり、人は動いてくれます。何事にもそのような姿勢で取り組み、信頼を積み重ねて「嶌さんならやってくれる」「嶌さんにお願いしよう!」と思ってもらえればどんどん自分の可能性が広がります。私はフォワードのポジションをしているので、チームのみんなに信頼されて受けたボールをゴールできれば最高ですね。サッカー以外のことでも、私がいないと何も始まらないと思われるぐらいになりたいです。
洛和会ヘルスケアシステムを目指す学生さんとともに
上位カテゴリーを目指すチームで現役としてサッカーを続けていますが、今後は後進の育成という目標があります。これまでも京都サンガF.C.のユースやキッズのチーム、インターナショナルスクールのコーチを経験しましたが、やはり自分が真剣に教えた選手が活躍する姿を見るのがすごくうれしいです。
現在、当会では採用教育課に所属していますが、自分が採用に関わった学生が誇りを持って仕事をし、成長していく姿が見られたらうれしいですね。単に採用に関わるというだけではなく、当会に入職する学生がいつまでもやりがいを感じて仕事を続けていくことができる環境づくりのことも考えていきたいと思っています。

取材のお申し込み先
洛和会企画広報部門
TEL:075(594)8488
kouhou@rakuwa.or.jp