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洛和会ヘルスケアシステムで働く職員のインタビュー

清水千浪選手

目指せ! 東京パラリンピック
女子車いすバスケットボール期待の新星

女子車いすバスケットボールチーム カクテル

清水 千浪(しみず ちなみ)

滋賀県長浜市出身。大学で女子サッカーを始め、なでしこリーグのアルビレックス新潟レディース、京都バニーズでプレーし、2008年に引退。2012年に原因不明の褐色細胞腫という病気を患い下肢に障害が残る。2015年に車いすバスケットボールを始め、2016年には日本代表候補入り。2018年、インドネシアアジアパラ競技大会で日本代表デビューを果たす。
強みは、ゴール下でのパワープレー。
クラス:3.0/ポジション:フォワード、センター

(2019.12.22)

今回の「アスリートvoice」は特別編として、2014年から洛和会ヘルスケアシステムがサポートしている、女子車いすバスケットボールチーム「カクテル」の清水千浪選手をご紹介します。

やるからにはパラリンピックを目指す!

病気からのリハビリテーション(以下リハビリ)が終わった後、スポーツに思いをはせ、車いすのスポーツをいくつかチャレンジしました。その中で、車いすバスケットボール(以下車いすバスケ)とカクテルに出会いました。
カクテルの練習を初めて見学した時に、ヘッドコーチが厳しく指導されている姿を目にしました。スポーツをするのであればパラリンピックを目指したいという気持ちがあり、強いチームでやりたいと考えていたので、カクテルに入ってみようと思いました。
元々チームスポーツが好きで、スポーツを通じて仲間を増やしたかったので、楽しい仲間ばかりのカクテルは、水に合ったのだと思います。

イメージ以上の激しいスポーツ

プレーしてみると、「ジャンプできない、車いすもうまく操作できない!もどかしい! 難しい!!」と感じました。車いすバスケと出会うまでは、車いすのスポーツは、「リハビリ」の延長線上のものと捉えていましたが、いざ始めてみると、私が持っていたイメージとは全く違い、激しく、迫力のある「スポーツ」でした。
車いすバスケを続けているのは、成功体験の積み重ねです。
チームメートに評価してもらえるのもありますが、車いすの扱いやボールのハンドリングなど、練習をすればするだけうまくなり、うまくできることが増えると喜びになり、スキルが上達すると試合に出られる。試合に出れば勝利し、さらなる喜びにつながるという、良い流れが作れています。

車いすバスケットボール プレー中の様子

守るのではなく、ボールを取りに行く感覚

車いすバスケは私がこれまでやっていたサッカーと共通する部分が多く、ボールをしっかり前に出すことや、相手を崩すフォーメーションをチームで作ること、また、カクテルでは攻撃的なディフェンスをする(守るではなく、ボールを取りに行く感覚)ところが、自分のプレースタイルと合致しました。
監督から「チャレンジして失敗するのはOK。チャレンジしないのは良くない」と言われました。その考えが好きで、初心者でも思い切りプレーすることができました。成功失敗以前に、やったことに対して評価してもらえるというのが、強くなる秘訣なのだと思います。そういった指導をしていただけることを、うれしく感じています。
今は、試合時間全40分の中でどのように戦略を組み立てるか、ということに一番興味を持っています。選手交代のことや、状況に応じて自分であればどのような戦術を選ぶかを考えるなど、ゲームの流れが分かるようになったときに、「おもしろいっ!」と感じます。

車いすバスケットボール プレー中の様子

挫折や失敗した時は、とにかくアクション!

サッカー選手時代にクビも経験しましたし、病気など、これまで挫折や失敗もたくさんあったのですが、そのたびに何かしらのアクションを起こしてきました。そして、そのアクションは、早めに起こすように心掛けています。そうすると考え込んでいる(落ち込む)時間がなくなるからです。落ち込むと、どんどんはまる場合があるので、それより先に、例えば誰かと話すでもいいし、違うことをやってみるでもいいし、リハビリであればすごく真剣に追い込んでみるでもいい。あまり先を見すぎず目の前のことに対して一生懸命行動していると、落ち込む暇がない。そうやって、これまで挫折や失敗を乗り越えてきました。

2020年東京パラリンピックに向けて

まずは代表に選ばれること。選ばれれば、もちろんオフェンスもディフェンスもしっかりやっていきたいのですが、個人的な目標に冷静なプレーを掲げています。予選から決勝と大会を通して、ゲームの流れや、自分自身はもちろんチームメートの体調や精神状態などを冷静に捉えて、その上で楽しみたいと考えています。

車いすバスケットボール プレー中の様子

失敗を恐れずに、まずやってみる

もし、今落ち込んでいらっしゃる方がいれば、「前向きに頑張ってください!」というとプレッシャーに感じるかもしれないですが、何もせずにいるよりも、思い切ってアクションを起こすことが大事だと思っています。それは誰かに相談するでもいいし、何かやってみるでもいいと思います。失敗するかもしれないけど、行動に移してみると、良いものにいつか巡り合えると思っています。

清水千浪選手

女子車いすバスケットボールチーム「Cocktail(カクテル)」

https://cocktail-wheelchair-basketball.com/

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