洛和会ヘルスケアシステムは「医療」「介護」「健康・保育」「教育・研究」の総合ネットワークです。

発展、ともに前へ… 洛和会ヘルスケアシステム

  • 標準

アスリートvice“医療 × アスリート”
洛和会ヘルスケアシステムで働く職員のインタビュー

プロの世界は結果が全て。一瞬一瞬が真剣勝負

丸太町リハビリテーションクリニック 理学療法士(元北海道日本ハムファイターズ投手)

山口弘佑(やまぐち こうすけ)

泉州高等学校(現 近畿大学泉州高等学校)卒業後、奈良産業大学(現 奈良学園大学)を経てリースキン広島(現 伯和ビクトリーズ)へ入社。2002年、日本ハムファイターズからドラフト2位指名を受け入団。背番号11。プロ野球通算16試合0勝1敗、防御率8.53。2004年に戦力外通告を受け退団し、奈良県のクラブチーム一城クラブでプレー。2008年、奈良リハビリテーション専門学校を経て理学療法士資格を取得し、2011年から医療法人和光会阪奈中央病院にて勤務。2016年9月から丸太町リハビリテーションクリニックでスポーツリハビリテーションを中心に担当。2017年2月に学生野球資格回復制度取得。(1977年8月6日生まれ/身長176cm/体重 75kg/ポジション:投手)

(2017.5.30)

プロ野球を目指したきっかけを教えてください。

[山口弘佑(以下同)] 実は、元々プロ野球選手になりたいと思っていたわけではなかったんです。子どもの頃の夢は新幹線の運転手でした(笑) 社会人野球で2年目を迎えるまでプロになれるとも思っていませんでした。プロ野球に入るには運と実力が必要だとよく言われますが、私の場合は運が大半だと思っています。当時私が所属していた社会人チームのエースは巨人と広島に所属していた経歴があり、とても注目されていました。都市対抗大会の予選を迎えるタイミングでそのエースがけがをしてしまい、私が代わりに先発で投げることになったんです。開幕戦で8回までノーヒットノーラン、その後の試合でも自分でも驚くほど思ったようにピッチングがハマり、それがスカウトに注目されるきっかけになりました。シーズン中盤には新聞でもプロ入りが騒がれるようになったのですが、そんななかでも私自身は自分がプロ野球選手になれるなんて全く思っていませんでした。もっとすごい選手がたくさんいましたから。エースのけががなかったら、私はプロ野球選手になれていなかったと思います。

プロ野球の世界で学んだことはどんなことですか?

プロとアマチュアの違いは、プロは結果が全てだということですね。アマチュアだと負けたときに「惜しかったね」とか「よく頑張った」などと声を掛けることがよくありますが、プロの世界では結果が出せなければそれで終わりです。「惜しかった」「よく頑張った」という言葉は逆に恥ずかしいことでした。人の見ていないところでどれだけ努力できるか。練習で最高の準備をして臨む、それでもダメだったときは相手の方がもっと良い準備をしていたということです。プロの世界はみんなが人生を掛けているので、何が何でも負けてたまるかという真剣勝負の世界でした。そういったプロ意識が今でも役立っていると思います。

プロ野球から社会人へ。迷いはありませんでしたか?

2004年に戦力外通告を受けて1度だけトライアウトに挑みました。その結果、横浜ベイスターズと広島カープから打撃投手としてオファーがありました。もう一つは日本ハムの球団に残りファンサービス部という部門で働くという道もありました。野球の世界に残るのか、一般社会で働くのか、その時は本当に悩みました。悩んで答えが出せない時に、今までお世話になった中学や高校、大学を回ってみたんです。久々に会ったたくさんの人に「また教えてね」と言っていただいて、これからは自分が野球をするのではなく、これからの子どもたちを育てる側に回ろうと思えたんです。そこですっきり気持ちを切り替えることができました。

理学療法士を目指したきっかけを教えてください

中学生の時に腰椎分離症(ようついぶんりしょう)というけがを患って半年近く野球から離れたことがありました。痛すぎて座っているのも大変でしたが、リハビリテーション(以下リハビリ)の先生の指導のおかげでかなり早く復帰することができました。プロの時もチームドクターやトレーナーにリハビリをしていただいたおかげで、予定より早くチームに合流できました。そういった先生やトレーナーの姿を見て今度は自分がリハビリする側に回ろうと思い、医療とスポーツの両面で活躍できる理学療法士を選びました。

普段はどんな業務を担当していますか?

クリニックに通われている患者さまのリハビリが中心です。高齢者や術後のリハビリも行いますし、スポーツ選手のけがのリハビリも行っています。毎週火・金曜日には小中高生の野球選手に対してリハビリを行っています。プログラムの一つとしてシャドーピッチングを取り入れたり、ピッチングフォームの指導をしたり、野球に関連した指導も行うようになってきました。

仕事のやりがいを教えてください

自分がプロ野球で経験してきたことが理学療法士の仕事でも役立っていることがとてもうれしいですね。自分がけがの痛みやつらさを身をもって知っているので、その経験を生かして選手の思いに沿ったリハビリをしたいと思っています。「先生に見てもらって良かった」と言ってもらえることが一番うれしいです。

今後の夢や目標を教えてください

今は施設でリハビリの指導をしていますが、今後は自分が学校やチームなどに出向いて、グラウンドレベルでけが予防のトレーニングやストレッチなどの指導をしたり、自分にしかできないピッチングフォームの指導などもしていきたいです。ゆくゆくは当クリニックからプロ野球選手が出たり、ここに来たおかげで野球を続けることができたと言ってもらえたらうれしいです。野球のリハビリといえば丸太町リハビリテーションクリニックと言われるような、全国に名を馳せる施設にしていきたいです。

共有:
このページをシェアする このページをツイート Google Plus
取材のお申し込み先

洛和会ヘルスケアシステム 広報 アールプランニング
TEL:075(594)8488
kouhou@rakuwa.or.jp