幼老統合ケアの取り組み

洛和グループホーム桂 洛和桂小規模保育園

誕生日にメッセージカードをプレゼント

毎月、誕生日を迎えるグループホームの入居者さんに手作りのバースデーカードをプレゼント。直接渡すことはできませんが、お互いの存在を感じることができ、笑顔の多い日々を送ることができています。

メリット

高齢者

子どもたちから刺激を受けて、表情が豊かになり生活に活気が出ました。

子ども

窓越しにいつも手を振ってくれるおじいちゃん、おばあちゃんのために作るということで、優しさや思いやりの心が芽生えています。核家族化が進み、高齢者との関りが希薄になっている中、高齢者に親しみを持ついい機会となっています。

洛和グループホーム桂川 洛和桂川小規模保育園

体操動画を見てフレイル予防

外出する機会が減り、高齢者のフレイルや生活不活発が課題となっていました。園児が体操をしている動画を見ながらグループホームの入居者さんに体操してもらうことで、体を動かす機会がもてるようになりました。

メリット

高齢者

普段から体操などは行っていましたが、参加されない方も多くおられました。子どもたちが体操する動画を流すと、皆さん積極的に参加され、笑顔で体を動かしておられます。結果、身体機能の維持・回復、フレイルの予防につながっています。

子ども

普段から歌っている歌などなじみのある曲に乗せて体操をするので、楽しんで取り組んでいます。「これを見ておじいちゃん、おばあちゃんにも体操してもらうよ」と話すとみんなさらにやる気が出ます。

文京大塚みどりの郷 洛和大塚みどり保育園

お花を介した心の交流

園児が近隣にあるお花屋さんに花を買いに行き、特別養護老人ホームの入居者さんに生けてもらいます。その後、生けた花は保育園に飾っています。

メリット

高齢者

自分たちが生けた花を園児に見てもらえることで、活動への意欲が湧きます。また、身近に子どもがいて関わりを持つことで、地域とのつながりが感じられ、社会性の維持にもつながっています。

子ども

人見知りのある園児も、日常的にあいさつを交わすことで、積極的に手を振るようになりました。また、入居者さんのために花を買いに行くということで、「誰かのために」という気持ちが育くまれています。かわいがってくれる人が多いと、自分は愛されているということが感じられるので、自己肯定感の向上や人間形成にもいい効果を与えています。