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当院について

令和6年 洛和会丸太町病院 病院指標

⇒医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 161 133 94 192 375 585 1,100 1,434 705

当院は高齢者の退院患者が全体の6割以上を占めており、自宅での生活に必要な福祉用具の調整や施設の再入所、リハビリテーション継続時の転院調整など、専門の相談員が円滑に退院できるよう支援しています。
前年度と比較すると、10歳代(+14.18%)と80歳代(+6.62%)が増加しています。
高齢者層(70歳以上)は全体的に微増しており、引き続き高齢者医療が中心となっています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 227 14.84 20.78 24.67% 88.63
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 126 12.11 13.66 8.73% 81.56
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 107 10.82 16.40 11.21% 86.89
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 63 14.38 17.33 14.29% 87.57
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 42 2.95 4.67 0.00% 72.86

当院の内科では、内科領域全般の疾患に対応しており、救急受診からの入院が多くを占めています。特に、誤嚥性肺炎・心不全・腎臓や尿路の感染症など、加齢に伴って起こりやすい病気での入院が多く見られます。
患者さんの平均年齢は80歳を超えており、高齢の方が中心となっています。入院期間は全国平均よりも短めで、早期の退院や転院支援など、スムーズな退院につながる体制を整えています。
医師・看護師だけでなく、薬剤師・理学療法士・管理栄養士・社会福祉士などが連携し、多職種によるカンファレンスを実施しています。
また、退院後の生活も見据え、医療・介護・地域との連携を大切にしながら、患者さんが安心して治療を受けられるよう支援しています。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 58 2.29 2.57 0.00% 68.59
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 56 10.79 8.88 3.57% 80.43
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 17 7.29 7.45 5.88% 75.88
060210xx9700xx ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 12 7.83 14.13 8.33% 73.25
060335xx97x0xx 胆嚢炎等 その他の手術あり 手術・処置等2なし 12 17.83 18.03 8.33% 81.17

消化器内科では、内視鏡を用いた検査・治療を中心に診療を行っています。
主な対象疾患には、大腸ポリープや胆管炎などがあり、内視鏡による処置を行うことが多くなっています。
当科では、外来での診察・説明後に予定入院で検査・治療を行い、病理結果や経過は外来で計画的にフォローしています。
胆管結石・胆のう炎の患者さんでは、平均在院日数が全国平均よりも長くなる傾向があります。これは高齢の患者さんが多く、合併症への対応や慎重な経過観察が必要となるためです。
一方、それ以外の疾患では、平均在院日数は全国平均と同程度またはやや短く、効率的な検査・治療体制を整えています。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1-なし、1,2あり 手術・処置等2なし 155 2.88 4.18 1.29% 73.24
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1-1あり 手術・処置等2なし 67 2.31 3.07 1.49% 71.45
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 46 11.96 17.33 4.35% 82.35
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1-なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 43 3.44 5.15 2.33% 77.00
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1-なし、1,3あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 40 6.15 9.59 2.50% 83.40

循環器内科では、狭心症や心不全など、心臓に関する疾患の検査・治療を行っています。
特に狭心症に対しては、心臓カテーテルによる検査・治療を実施しており、狭窄した血管をバルーンで広げたり、ステントを留置するなど、動脈硬化の性状に応じた治療を行っています。
カテーテル検査は治療の必要性を判断するために予定的に行われることが多く、検査と治療を適切なタイミングで組み合わせる体制を整えています。
心不全は高齢の患者さんに多く、平均年齢は80歳を超えています。薬物療法に加え、心臓リハビリテーションも取り入れ、症状の改善と再発予防に努めています。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 44 3.98 4.54 2.27% 72.73
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 31 6.77 7.05 0.00% 62.32
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 21 11.52 14.81 0.00% 73.95
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 19 4.37 5.32 0.00% 42.84
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 15 5.13 5.99 0.00% 60.13

外科では、消化器領域を中心に診療を行っています。
鼠径ヘルニアや胆嚢疾患、結腸がんなどに対して、予定手術を中心とした治療を行っており、入院期間は比較的短く、術後の経過も安定していることが多いため、転院の必要はほとんどありません。
また、虫垂炎・胆のう結石・胆のう炎などの疾患では、予定入院だけでなく、夜間や休日の緊急症例にも対応できる体制を整えています。
手術前後の不安を軽減できるよう、わかりやすい説明ときめ細やかなサポートを行っており、早期退院を目指した医療体制を整えています。
外科治療後は、消化器内科と連携し、内科的なフォローアップも含めて継続的な診療を行っています。術後は早期にリハビリテーションを開始し、日常生活能力の回復を促進することで、できるだけ早く入院前の生活場所に戻れるよう支援しています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 153 8.44 15.41 1.96% 69.44
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 関節鏡下肩腱板断裂手術等 131 14.28 16.15 10.69% 66.31
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 115 22.14 25.29 63.48% 86.07
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2なし 108 10.21 19.60 3.70% 71.99
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 86 16.70 21.38 6.98% 75.76

整形外科では、脊椎疾患、関節疾患、スポーツ整形(肘・肩・膝)など幅広い運動器疾患の診療を行っています。
特に脊柱管狭窄症や股関節・大腿骨の骨折など、加齢に伴う疾患が多く見られます。骨折の患者さんは平均年齢が80歳を超えており、入院期間も長めです。術後のリハビリテーションや転院支援が重要な役割を担っています。
脊柱管狭窄症では、平均在院日数が全国平均の約半分と短く、効率的な治療と早期のリハビリテーションにより、日常生活能力の回復を促進しています。
肩腱板断裂などの四肢筋腱損傷では、断裂の範囲に応じて治療方針や入院期間が異なります。
術後早期からリハビリテーションを開始し、できるだけ早く入院前の生活場所に戻れるよう支援しています。継続的なリハビリが必要な場合には、無理なく退院できるよう転院調整も行っています。
高齢の患者さんが安心してリハビリに取り組めるよう、専門スタッフによる支援体制を整えており、退院後の生活を見据えたサポートも充実しています。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり - 2.00 2.02 0.00% 59.67
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし - 4.20 5.63 0.00% 29.00
030245xxxxxxxx 伝染性単核球症 - 7.00 7.01 0.00% 19.67
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし - 6.33 8.50 0.00% 72.33
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 - 5.50 5.84 0.00% 80.00

※9件以下の症例は-で表示しております

耳鼻咽喉科では、急性咽頭炎・喉頭炎・副鼻腔炎・中耳炎などの感染症から、メニエール病やアレルギー性鼻炎といった慢性疾患、睡眠時無呼吸症候群など、幅広い疾患の診断・治療を行っています。
睡眠時無呼吸症候群では、1泊2日の検査入院を行っており、夕方に入院し翌朝には退院することが可能です。
急性扁桃炎や扁桃周囲膿瘍では、救急耳鼻科や救急・総合診療科からの紹介による緊急入院が多く、投薬治療を中心に対応しています。
年齢層は若年層から高齢者まで幅広く、入院期間も短めです。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
11013xxx02xxxx 下部尿路疾患 尿道狭窄内視鏡手術等 66 3.95 5.49 3.03% 66.21
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 13 4.31 6.81 0.00% 74.77
110070xx03x20x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2-2あり 副傷病なし - 5.00 6.63 0.00% 84.50
11013xxx99xxxx 下部尿路疾患 手術なし - 4.00 9.08 0.00% 75.50
11022xxx01xxxx 男性生殖器疾患 精索捻転手術等 - 2.25 3.53 0.00% 53.75

※9件以下の症例は-で表示しております

泌尿器科では、排尿障害や尿路結石、前立腺疾患など、泌尿器全般にわたる診療を行っています。
また、頻尿・膀胱痛・尿意切迫感を主訴とする原因不明の難治性疾患である間質性膀胱炎についても、診断から治療まで対応しています。
治療方法には、膀胱水圧拡張術、潰瘍焼灼術、薬物療法などがあり、症状や状態に応じて適切な方法を選択しています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 12 - - - 13 - 1 8
大腸癌 - 15 10 - 14 - 1 8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

※9件以下の症例は-で表示しております

当院では、胃がん・大腸がんの主要ながんに対して、各診療科が連携し、病期に応じた適切な治療を提供しています。
ステージⅠの胃がん・大腸がんについては、消化器内科にて内視鏡的治療(ESD:内視鏡的粘膜下層剥離術)を行っています。
大腸がんのうち、外科的治療が必要な症例については、外科にて手術を実施しています(対象部位は結腸から直腸までを含みます)。
病期不明の胃がん・大腸がん・肺がん・肝がん症例は、内科入院中に偶発的に発見された高齢の方が多く、積極的治療を希望されなかったケースが大半を占めています。
なお、患者数が10人未満の項目については、「-(ハイフン)」で表示しています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 12 10.33 46.58
中等症 87 11.01 80.97
重症 25 11.76 86.68
超重症 11 13.18 88.36
不明 - - -

当院では、肺炎の診療において、肺炎の進行度や全身状態に応じた適切な治療を行っています。
軽度の肺炎では比較的若い患者さんが多く、平均年齢は約47歳、入院期間は約10日です。
一方で、症状が進行した肺炎では高齢の患者さんが多く、平均年齢は80歳を超えており、入院期間はおおむね10〜13日程度となっています。
肺炎の状態に応じて、点滴や酸素療法などを組み合わせながら、慎重な経過観察と治療を行っています。
当院では、患者さん一人ひとりの症状や体力に合わせた医療を提供し、安心して治療に取り組める体制を整えています。

脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 25 13.56 83.60 22.86%
その他 10 17.00 81.00 20.00%

当院では、脳梗塞の患者さんに対して、発症からの時間や症状の状態に応じた適切な治療を行っています。
発症から3日以内に入院された患者さんは、平均年齢が約84歳と高齢の方が多く、平均在院日数は約14日です。
それ以外の患者さんも平均年齢は約81歳で、入院期間は約17日となっています。
脳梗塞の治療では、急性期の対応だけでなく、リハビリテーションや退院後の生活支援も重要です。
当院では、必要に応じて転院支援も行っており、発症後の経過に応じた医療体制を整えています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K6154 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) 11 1.36 15.18 9.09% 72.55
K654 内視鏡的消化管止血術 10 1.90 13.90 10.00% 74.20
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - 5.11 16.56 33.33% 81.44
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - 10.25 26.50 25.00% 87.25
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 - 1.25 7.25 0.00% 81.50

※9件以下の症例は-で表示しております

内科では、血管塞栓術などの処置を内科医が直接実施する場合と、他の診療科と連携し、専門の医師に手術を依頼する場合があります。
院内で情報を共有し、診療科の垣根を越えて協力しながら、患者さんにとって最適な治療を提供しています。
代表的な手術としては、以下のようなものがあります:
血管塞栓術(内科にて実施)
経尿道的尿管ステント留置術(泌尿器科が担当)
内視鏡的消化管止血術、大腸ポリープ切除術(消化器内科が担当)
これらの手術後は、内科にて継続的な診察・フォローアップを行い、患者さんの回復を支援しています。
平均年齢は70歳以上の方が多く、術後の入院期間は10〜25日程度です。状態に応じて転院が必要となる場合もありますが、院内で連携した医療体制を整えています。

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 52 0.25 1.15 1.92% 68.77
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 49 1.27 11.57 10.20% 82.67
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 17 1.76 10.41 0.00% 77.12
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 14 0.93 5.86 7.14% 76.93
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル以上 14 0.79 1.79 0.00% 69.21

消化器内科では、内視鏡(胃カメラや大腸カメラなど)を用いた検査・治療を中心に診療を行っています。
患者さんの平均年齢は60〜80代で、短期入院で対応可能な手術が多く、術後の入院期間は1〜12日程度です。
内視鏡的大腸ポリープ切除術は、日帰りでの対応も可能ですが、ポリープの数や大きさによっては、1泊2日の入院で経過観察を行うことがあります。
内視鏡的胆道ステント留置術は、急性胆管炎などの治療に用いられ、緊急対応が必要な場合と、定期的なステント交換を行う場合があります。
内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ)は、胆管の出口にある乳頭括約筋を切開して広げることで、胆汁の流れを改善する治療です。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 97 0.43 2.23 3.09% 73.89
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 85 0.07 1.94 2.35% 76.74
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 44 0.00 4.82 2.27% 67.61
K5481 経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル) 32 0.75 2.66 0.00% 76.78
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 20 0.00 9.60 5.00% 72.20

当院の循環器内科では、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患に対して、心臓カテーテルを用いた治療を行っています。代表的な治療として、経皮的冠動脈ステント留置術があります。この治療では、手首や足の付け根の動脈から細い管(カテーテル)を挿入し、風船やステント(網状の金属製の筒)を用いて、狭くなった冠動脈を広げます。
また、下肢閉塞性動脈硬化症に対しては、四肢の血管拡張術・血栓除去術を行っています。閉塞や血栓によって狭くなった血管に対し、バルーンカテーテルを用いて血管を広げたり、血栓を除去したりする治療です。
経皮的冠動脈形成術(高速回転式アテレクトミーカテーテル)は、冠動脈の硬い動脈硬化病変や石灰化病変を削ることで、血流を改善する治療法です。 さらに、不整脈に対するペースメーカー移植術なども行っています。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 47 0.77 4.47 0.00% 62.09
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 42 1.02 2.05 2.38% 72.33
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 27 4.93 9.70 3.70% 74.07
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 18 0.61 2.78 0.00% 41.78
K719-21 腹腔鏡下結腸切除術(小範囲切除、結腸半側切除) - 1.44 6.33 0.00% 60.89

※9件以下の症例は-で表示しております

当院の外科では、腹部の疾患に対する手術を中心に、幅広い年齢層の患者さんに対応しています。特に、身体への負担が少ない腹腔鏡を用いた手術を積極的に取り入れており、傷が小さく、術後の回復も早いため、入院期間も比較的短く済む傾向があります。虫垂炎に対する手術の平均年齢は40代ですが、そのほかの手術は60~70代が多くなります。
腹腔鏡下胆嚢摘出術は、胆石症や胆嚢炎などに対して行われる代表的な手術で、当院でも多くの患者さんに実施されています。また、鼠径ヘルニアに対する手術も行っており、症状や状態に応じて腹腔鏡による方法を選択することがあります。
急性虫垂炎に対しては、虫垂周囲腫瘍を伴わない腹腔鏡下虫垂切除術を行っており、緊急入院にも予定入院にも対応できる体制を整えています。なお、症状の進行具合や病変の状態によっては、腹腔鏡手術から開腹手術へ変更する場合もあります。
外科の手術は、計画的に行われることが多く、術前の準備や術後のケアも万全です。患者さんが安心して手術を受けられるよう、医師・看護師・スタッフが連携し、丁寧な説明とサポートを心がけています。

整形外科

K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 240 1.48 7.62 4.17% 67.90
K0821 人工関節置換術(膝・股・肩) 180 1.22 13.86 8.33% 74.53
K0461 骨折観血的手術(大腿・上腕・肩甲骨) 105 2.75 14.68 49.52% 80.65
K1424 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(前方後方同時固定) 83 1.90 10.92 12.05% 74.08
K080-41 関節鏡下肩腱板断裂手術(簡単) 76 0.95 8.95 7.89% 63.78

当院の整形外科では、脊椎固定術や人工関節置換術、骨折の手術など、運動機能の回復を目的とした手術を数多く行っています。 脊椎の手術では、椎弓形成などを内視鏡下や顕微鏡下で行い、背中の筋肉や骨をできるだけ温存する低侵襲手術を心がけています。人工関節置換術においても、切開範囲を最小限に抑え、筋肉や組織への負担を軽減することで、術後の回復を促進しています。
肩の疾患に対しては、関節鏡を用いた腱板修復術を行っており、修復が困難な大きな断裂の場合には、肩甲骨の内側から腱板を剥離し外側へ引き出す筋前進術(Debeyre-Patte変法)を実施しています。
骨折に対する観血的手術、緊急入院となることが多く、平均年齢は80歳を超え、転院率は約50%になります。高齢者の骨折治療においては、骨粗しょう症の予防にも力を入れており、再発防止に向けた取り組みを行っています。
また、整形外科ではクリニカルパスを活用し、術後早期からリハビリテーションを開始することで、離床を促し、早期退院を目指しています。医師・看護師・リハビリスタッフが連携し、患者さんが安心して治療を受けられるよう、丁寧な説明とサポートを心がけています。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) - 1.00 3.50 0.00% 80.00
K347 鼻中隔矯正術 - 1.00 3.00 0.00% 38.00
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) - 1.00 4.00 0.00% 23.00

※9件以下の症例は-で表示しております

患者数はすべて10件未満です。
口蓋扁桃手術(摘出)は、扁桃炎や扁桃肥大などに対して、口蓋扁桃を摘出する術式です。
内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)は慢性副鼻腔炎などに対して、上顎洞と篩骨洞など複数の副鼻腔を処理する術式です。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K800-4 ハンナ型間質性膀胱炎手術(経尿道) 50 1.02 2.10 0.00% 65.78
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 17 1.00 2.47 0.00% 77.06
K800-3 膀胱水圧拡張術 10 0.20 1.30 0.00% 67.90
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) - 1.17 2.83 33.33% 69.50
K8411 経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの - 1.00 9.00 0.00% 71.67

※9件以下の症例は-で表示しております

当院の泌尿器科では、膀胱炎や前立腺疾患など、排尿に関する疾患の治療を中心に行っています。手術は経尿道的に行われることが多く、身体への負担が少ないのが特徴です。予定入院の患者さんが多く、入院当日または翌日に手術を行うケースが一般的です。
ハンナ型間質性膀胱炎に対しては、ハンナ病変の経尿道的凝固・蒸散術を行っており、症状の改善を目指した治療を提供しています。また、膀胱がんに対しては膀胱悪性腫瘍手術を実施しており、術後の経過が良好な場合には2日程度退院されます。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 16 0.33%
異なる 30 0.63%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 19 0.40%
異なる - -

※9件以下の症例は-で表示しております

敗血症が入院契機と異なる場合の入院契機病名は、尿路感染症・胆管炎等です。
手術・処置の合併症は、シャント狭窄・機能低下が多いです。
グループ病院からの入院が多くなっています。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1,011 982 97.13%

肺血栓塞栓症は、手術後の安静などにより血液の流れが滞ることで血栓が形成され、それが肺に流れて詰まることで発症する疾患です。重症化すると生命に関わる可能性があるため、予防が重要です。
当院では、肺血栓塞栓症の発症リスクが「中」以上と判定された患者さんに対して、弾性ストッキングの着用、抗凝固薬の使用、早期離床などの予防対策を実施しています。
これらの取り組みは、患者さんの安全を確保するための措置として行っており、術後も安心して療養いただける環境づくりに努めています。
今後も、患者さんとご家族の皆さまに適切な医療を提供できるよう、安全対策の充実に取り組んでまいります。

血液培養2セット実施率

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
2,177 1,860 85.44%

血液培養検査は、感染症の診断や原因菌の特定に役立つ検査です。特に2セット(2回)採取することで、病原菌の検出率が高まり、診断の精度が向上する可能があります。また、皮膚常在菌などが検出された場合でも、複数の検体結果を比較することで、汚染か真の感染かを判断しやすくなります。これにより、原因菌の特定に役立ち、広域抗菌薬の不必要な使用を避けることができるため、耐性菌の発生リスクを抑えることにもつながると考えられています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
138 132 95.65%

当院では、感染症治療において、広域スペクトル抗菌薬を使用する際には、可能な限り原因菌を特定するために細菌培養検査(細胞培養同定検査)を実施しています。
この検査により、適切な抗菌薬の選択が可能となり、副作用や耐性菌のリスクを低減することが期待されます。
当院は、抗菌薬の適正使用に取り組み、患者さんにとって安全かつ科学的根拠に基づいた治療の提供を目指しています。

転倒・転落発生率

退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
52,467 197 3.75‰

転倒・転落発生率は、入院中の患者さんにおける転倒やベッド・椅子などからの転落がどれくらい発生しているかを示す指標です。
当院では、入院中の患者さんが安心して療養いただけるよう、転倒・転落の防止に力を入れています。
特に高齢の方や体力が低下している方にとって、転倒や転落はけがや治療の遅れにつながる可能性があるため、予防が非常に重要です。
そのため、転倒リスクのある患者さんに対しては、ベッド周囲の環境整備やスタッフによる見守り、リハビリスタッフとの連携などを通じて、予防に取り組んでいます。
今後も、患者さんとご家族の皆さまが安心して入院生活を送れるよう、安全対策のさらなる強化に努めてまいります。

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
- - -

※9件以下の症例は-で表示しております

「レベル3b以上」というのは、骨折をしてしまったり、けがのために長く治療が必要になるような、比較的重い影響があったケースを指します。
当院では、患者さんが安心して入院生活を送れるよう、日々安全対策に取り組んでいます。
それでも残念ながら、まれに転倒や転落によってけがをされる方がいらっしゃいます。そうした事故が起きてしまった場合には、すぐに医師や看護師が対応し、必要な治療やサポートを行います。
また、事故の内容を詳しく確認し、なぜ起きたのか、どうすれば防げたのかをスタッフ全員で共有し、再発防止のための改善策をすぐに実施しています。

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1,647 1,639 99.51%

手術を安全に行うためには、感染症の予防がとても大切です。
当院では、全身麻酔を伴う手術を受けられる患者さんに対して、手術前に抗菌薬(抗生物質)を投与することで、術後の感染リスクを減らす取り組みを行っています。
特に、手術開始の1時間以内に抗菌薬を投与することが、感染予防に効果的であるとされています。
手術を受けられるすべての患者さんに、安心して治療を受けていただけるよう、医師・看護師・薬剤師が連携し、ガイドラインに基づいた適切な対応を徹底しています。

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
50,260 44 8.8%

褥瘡(じょくそう)は、長時間同じ姿勢でいることで、皮膚やその下の組織が圧迫されて血流が悪くなり、傷ができてしまう状態です。一般的には「床ずれ」とも呼ばれます。
褥瘡にはいくつかの段階があり、「d2」はその中でも皮膚の奥にある「真皮」という層まで傷が達している状態を指します。褥瘡(じょくそう)は、長時間同じ姿勢でいることで、皮膚やその下の組織が圧迫されて血流が悪くなり、傷ができてしまう状態です。一般的には「床ずれ」とも呼ばれます。
褥瘡にはいくつかの段階があり、「d2」はその中でも皮膚の奥にある「真皮」という層まで傷が達している状態を指します。当院では、褥瘡の予防と早期発見・治療に力を入れています。
「d2以上」の褥瘡が発生した場合は、医師・看護師・栄養士・リハビリスタッフが連携し、適切なケアを行います。
患者さんが安心して療養できるよう、日々の観察とケアを大切にしています。

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
3,470 3,085 88.90%

当院では、栄養状態が疾患の回復に大きく影響することを重視し、入院後の早い段階で栄養状態を評価する「栄養アセスメント」を実施しています。
この取り組みにより、栄養面での課題を早期に把握し、必要な栄養管理や支援を速やかに開始することが可能となっています。
今後も、患者さん一人ひとりに合わせた栄養ケアを提供し、より良い治療と回復を支援してまいります。

身体的拘束の実施率

退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
48,889 6,432 13.2%

当院では、患者さんの安全と尊厳を守るため、身体拘束の必要性を慎重に評価し、可能な限り最小限にとどめる医療・看護を目指しています。
「身体拘束最小化チーム」を発足し、身体拘束の必要性を毎日評価し、早期解除を目指すこと、環境調整や見守り体制の強化による代替手段の検討、職員への研修や啓発活動の継続など、身体拘束を最小限にとどめるための取り組みを進めています。
身体拘束は、患者さんの安全を守るためにやむを得ず行う場合がありますが、その判断は慎重に行い、必要最小限にとどめるよう努めています。

更新履歴

2025.09.29
令和6年度 第1版更新
2024.09.25
令和5年度 第1版更新
2023.09.28
令和4年度 第1版更新
2022.09.30
令和3年度 第1版更新
2021.09.30
令和2年度 第1版更新
2020.09.30
令和元年度 第1版更新
2019.09.30
平成30年度 第1版更新
2018.09.29
平成29年度 第1版更新
2017.09.30
平成28年度 第1版更新
2016.09.29
平成27年度 第1版更新

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京都市中京区七本松通丸太町上ル



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