耳鼻咽喉科 夜間救急診療について
当院では、耳鼻科の夜間救急診療に対応しています。月~金曜日の午後11時まで受診可能です。
受診に迷う場合は、お電話にてご相談ください。
[お問い合わせ先]
TEL:075(801)0351(代)
耳鼻科救急:月~金曜日 午後7時~午後11時
※祝日・年末年始(12月30日~1月3日)を除く
こんなときは耳鼻科救急へ
- 夜、急に耳が痛くなった
- 喉の痛みが悪化し、水も飲めない・水分が取れない
- 気道(空気の通り道)が狭くなり呼吸が苦しくなる
- 魚の骨が喉にささった
- 子どもが異物を飲み込んでしまった
- 鼻血が止まらない
- めまい、突然の難聴 など
小児耳鼻救急にも対応しています。
症状と対応
耳の痛み ~急性中耳炎~
急性炎症のなかで最も多い疾患です。子どもに多い「痛くなる中耳炎」で、夜間に痛みを訴えて眠れなかったり、泣いてしまうことが多いです。大人でも中耳炎になります。風邪をひいた後に耳が痛くなったら要注意です。受診をお勧めします。
日中に受診できなかった場合でも月~金曜日の午後7時~午後11時まで受診可能です。
のどの痛み ~扁桃周囲膿瘍と喉頭浮腫~
炎症がひどく、痛みが強い。(特に飲み込むときに痛い。左右どちらかが強く痛い)。口が十分に開かないほどひどくなると要注意です。頸部も腫れて痛くなり(リンパ節腫脹)、のどの奥まで腫れると喉頭浮腫が生じて大変危険です。ためらわずに受診してください。
のどの異物感 ~咽頭異物~
喉の奥に異物を感じる咽頭異物は、口を開けたら見える場所にある場合と、さらに奥で見えない場所にある場合があります。
咽頭異物のほとんどは魚の骨です。ほかに、薬をケースごと飲み込んでしまった例もあります。実は、「骨が刺さった」と受診する人の3人に1人は、骨が刺さっていません。いったんは刺さって痛みが残ったものと考えられます。
鼻出血
病院での止血方法は、鼻の中にガーゼを詰めて圧迫止血します。一カ所から多量に出血する場合は電気で焼灼(焼くこと)することで出血を止めることが可能です。どこから出血しているかわからず、止まりにくい場合には、鼻の中にガーゼを数日間詰めておきます。
外傷性鼓膜穿孔(穴)
耳掃除をしている時に生じることが多いです。耳の中に細長いもの(お箸など)を入れて遊んでいるお子さんにも生じます。大きな穿孔でも意外と自然治癒することが多いです。耳の穴は曲がっており、耳かきで耳の奥を突いても鼓膜まで到達しないことが多いです。耳垢は自然に外に出るようにできているので、耳かきは、しすぎないほうが良いです。
鼓膜は斜めについており、鼓膜の後ろには内耳(聞こえとバランス・めまいの神経)があります。鼓膜の後ろ側に穴が開くと内耳を傷つける恐れがあり、危険です。
喉頭浮腫を伴う扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、めまいを伴う外傷性鼓膜穿孔、止まらない鼻出血といった疾患は、緊急入院や緊急手術が必要となることもあります。病状に応じて、高次医療機関へ紹介します。
心配や不安があれば、救急受診してください。