洛和会ヘルスケアシステムの全面的バックアップのもと「命への感性を磨いて、あたたかな存在感のある医療従事者を育てたい」という願いを込め、地域医療を担う看護師、助産師の育成支援をめざしています。
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学校長あいさつ
児島 純司(こじま じゅんじ)
ようこそ学校法人洛和学園 洛和会京都看護学校のホームページへ
私は学校長の児島純司です。
私たちの学校は、未来の医療・介護を支える優れた看護師を育成するために、充実した教育プログラムと実践的なトレーニングを提供しています。
2025年度には、最先端のICTや最新の教育機材を導入した新たな校舎での学びがスタートします。
また、国家試験合格率100%を目指す学校教育と、卒後看護師としての教育(認定看護師、専門看護師、特定行為研修など)を連携させながら育成する一貫教育についても議論を進めています。
看護師は、人々の健康と生活を支える重要な職業です。私たちの学校では、知識と技術の習得はもちろんのこと、洛和会の病院や訪問看護、介護施設などでの実習を通して共感と思いやりの心を育むことにも力を入れています。患者さんの立場に立ち、真のケアを提供できる看護師を育成するために、教職員一同全力を尽くしています。
とはいえ、学生の皆さんは、実習を通して「病める人やご高齢の方とコミュニケーションをとる」「看護の視点から観察する」など、はじめての経験そして重要な体験をたくさんします。きっと驚きや不安も多いことと思います。我々は安心して学べる環境作りにも努め、心身の健康をサポートするためのカウンセリング体制や、学びやすい施設・設備を整え、学習意欲を引き出すためのさまざまなサポートを行っています。もちろん校長相談室もOPENしています。
看護師を目指す皆さんが、自分の夢に向かって力強く前進できるよう、私たちは全力で支援します。
未来の医療を支える一員として、共に成長し、それぞれの新時代を切り開きましょう。
最後に、保護者の皆さま、地域の皆さま、そして本校を支えてくださるすべての方々に感謝の意を表します。
皆さまのご理解とご協力をいただきながら、これからも教育の質を高め、より良い看護教育を提供してまいります。
どうぞよろしくお願いします
理念・沿革
理念・目的・目標
- 教育理念
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- 本校は、洛和会ヘルスケアシステムの理念を基盤とし、生命の尊厳と人権を尊重する倫理観を持った助産師、看護師の育成を目指す。
- 豊かな人間性と看護に必要な態度、知識、技術を持った地域医療に貢献できる医療人の育成を目指す。
- 教育目的
- 人間を総合的に理解し、人間愛と人権意識に根ざした、対象から信頼される専門的パートナーシップを備えた看護職を育成する。 科学的看護の実践を行うために、必要な専門的知識および技能を身につけ、多様な対象の個別性に対応できるよう、知識を自ら探求し、解決していく姿勢をもった看護職を育成する。
- 教育目標
- 【看護学科】
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- 人間愛を基盤とし、対象の尊厳と権利を尊重できる看護師としての倫理観を養う。
- 科学的思考と豊かな感性を持つ、調和のとれた人間性を養う。
- 科学的根拠を基盤とし、対象の健康上の課題に応じた看護が実践できる能力を養う。
- 地域社会への関心を深め、地域活動に積極的に参加する態度を養う。
- 地域社会の中で多職種と連携・協働する能力を養う。
- 医療人として責任と役割を理解し、常に自己研鑽する態度を養う。
- 【助産学科】
- リプロダクティブヘルス/ライツの課題を理解し、多様な価値観を受け入れ、対象を理解することのできる人間性を養う。
- マタニティサイクルにおける正常な経過とその逸脱を判断する知識、ケアに必要な基本的技術を養う。
- 女性の生涯を通じた性と生殖に関する課題を理解し、健康生活支援を行う基本的能力を養う。
- 他職種と連携、協働しながら社会資源の活用や調整ができる基礎的能力を養う。
- 専門職業人としての責任と役割を理解し、助産学を探究していく能力を養う。
沿革
1985(昭和60)年 | 京都府内で初の医療法人付属看護学校として開校(2年課程全日制 定員35人) |
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1992(平成4)年 | 第1看護学科(3年課程全日制 定員40人)開設 ・2年課程を第2看護学科とする |
1994(平成6)年 | 第2看護学科の定員を40人に増員 |
2000(平成12)年 | 第1看護学科を看護学科とし、定員を80人(2クラス)に増員 ・第2看護学科を廃止 |
2004(平成16)年 | 看護学校創立20周年 |
2005(平成17)年 | 京都の看護学校で初めて、ISO9001:2000認証を取得 |
2011(平成23)年 | 助産学科・視能訓練士学科 開設 ・学校名を洛和会京都厚生学校へ変更 |
2014(平成26)年 | 学校法人への移行 学校法人洛和学園 洛和会京都厚生学校 |
2024(令和6)年 | 校名変更 学校法人洛和学園 洛和会京都看護学校 |
電子カルテを使った授業
電子カルテは、これまで医師が手書きしていた紙のカルテを、パソコンなどを使い、データで記録するものです。 医師のオーダーが直接反映されるため、カルテの転記ミスによる医療事故のリスクが回避できます。また、看護師の雑務が軽減され、複数の部署が同時にカルテを見られることから、業務の能率アップを図ることができます。
現在、病院では電子カルテが主流になっています。 本校では、洛和会ヘルスケアシステムの病院で実際に使われている電子カルテを授業に活用しています。学生一人ひとりに、電子カルテを見るためのIDが発行され、看護記録をどのように入力するのかを実践的に学ぶことができます。
同時に、個人情報保護の重要性や、患者さんの病気や治療に関する守秘義務についても、しっかりと学びます。
IT環境(情報処理室)
情報処理室では、基本的なパソコンの使い方を学ぶ「情報処理」の授業や、電子カルテのトレーニングを看護実習に行く前に受けます。また、授業時間以外にも自由に使用することができ、レポートを書いたりインターネットで調べものをしたりと、いつも学生がパソコンに向かっています。
洛和図書館
洛和図書館は、洛和会京都看護学校(旧 洛和会京都厚生学校)に隣接しており、医療、看護、介護などに関する専門書や雑誌など、蔵書数は図書約10,000冊、雑誌約19,000冊にのぼります。洛和会音羽病院で働く医師や看護師などが利用していますが、医療についてわかりやすく書かれた本も多く、学生も自由に閲覧できます。 午前8時30分から午後5時まで司書が常駐し、学習や実習に必要な専門書を紹介したり、本の選び方の相談にのります。
学校評価
洛和会京都看護学校(旧 洛和会京都厚生学校)では、2021(令和3)年度から学校評価(「自己評価」及び「学校関係者評価」)を実施しています。 自己評価につきましては、校内評価委員会にて年間の取組みを点検し、改善策を検討。この評価結果を学校の教職員を含まない外部委員からなる学校関係者評価委員会に提示し、委員のご意見をいただいています。 評価の観点は、「教育理念・教育目的」「学校運営」「教育課程・教育活動」「学習到達度」「生徒支援」「教育設備・環境」「募集・応募」「特別活動」「地域貢献・機関連携」の9項目とし、評価結果については次年度の計画に反映させ学校改善に生かしていきます。