地域包括ケア病床・一般病床について
地域包括ケア病床:2A病棟
許可入院患者数:47人
急性期病院などでの入院期間を経て当院に転院された患者さんの在宅復帰を支援する病床です。多職種協働のチーム医療(※)で患者さんやご家族の方と協力して、在宅復帰に向けた治療・支援を行います。また、医療ソーシャルワーカーや病棟看護師が、患者さんの退院支援・退院後の生活支援などをサポートいたします。
在宅療養中の患者さんの介護者を支援するために、一時的に患者さんを受け入れるレスパイト入院も行っています。
※多職種協働チームとは
主治医・看護師・リハビリテーションスタッフ・医療ソーシャルワーカー・薬剤師・管理栄養士によるチーム
地域包括ケア病床の対象になる方
- 急性期治療を終了し、もう少し医療的に経過観察が必要な方
- 急性期治療で病状が安定したが、在宅復帰に準備が必要な方
- 在宅生活されている患者さんのレスパイト入院が必要な方
- 当院の訪問診療を受診しており、治療入院が必要と判断された方
- 当院の外来に受診され、治療入院が必要と判断された方
2A病棟 実績(2022年4月~12月)
入院に関する留意点
- 一般的な検査や内服治療は可能ですが、急性期病院のような手術、特殊な検査などには対応していません。
- 病状の変化により、医師が急性期の治療が必要と判断した場合、急性期病院に移動していただくことがあります。
- 地域包括ケア病床の入院日数は、法令により60日が限度となります。
一般病床(障がい者病棟):2B病棟
許可入院患者数:37人
はびっとダンス(※)の様子
主にパーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経筋難病などの患者さんが入院されている病棟です。
入院中に必要なサービスや難病に特化したリハビリテーションなど、患者さんとそのご家族のご希望も伺いながら、担当医や医療ソーシャルワーカー、リハビリスタッフとともに、入院生活をサポートします。ご病気や今後の療養に関してなどご不明な点があれば、遠慮なく病棟スタッフに相談していただける環境です。
※はびっとダンスとは、パーキンソン病に特徴的な運動症状(ふるえ、筋肉のこわばりや歩行障害、発話・発語の不自由さ など)に対して、日頃から簡単に楽しく取り組めるよう、看護師・作業療法士・音楽療法士が中心となってオリジナルダンスを制作しました。
主な対象 神経・筋難病とその割合
- パーキンソン病
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
- 筋ジストロフィー
- 脊椎小脳変性症
- 重症筋無力症
- シャイドレガー症候群
- 重度の意識障害患者(脳卒中後遺症、認知症を除く) など
2B病棟 実績(2022年4月~12月)
摂食機能療法件数
誤嚥性肺炎の予防、患者さんの栄養状態の改善、患者さんが食べる楽しみを持続する事で生活の質(QOL)の維持または向上を目的として取り組んでいます。