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新着情報

12月4日

abouttqm

洛和会TQM支援センターは、洛和会ヘルスケアシステムに関わる機能の中枢を担う部署のひとつとして、2020年4月に新たに設置されました。法人内の病院、介護、関連会社などにTQM委員会が発足し、現在までに約280課題の改善テーマに取り組んでいます。
TQM(Total Quality Management)とは、全員・全体(Total)で、医療・サービスの質(Quality)を、継続的に向上させる(Management)ことです。実際の活動には、「QC 手法(QC=Quality Control)」と呼ばれる手法を用います。

TQMについて

医療・介護現場はとても忙しく、現場でなければ気付けないムダ・ムリ・ムラが置き去りにされています。現場の気付きを大切にし、諦めずに改善していくことが重要です。当センターは、現場の課題に対して多くの視点で改善策を考え実行できるように支援します。ムダ・ムリ・ムラが解消できれば患者さんに寄り添う時間を増やし、(= 患者さんも職員もスマイル)現場の働き方を変える(= 職員も家族もスマイル)ことができます。誰かをスマイルにすることが当センターの目的です。

業務改善の視点

業務改善の視点1 業務改善の視点2 業務改善の視点3

業務改善進行フロー

業務改善進行フロー

注目の業務改善

ファシリティケア

テーマ

事務用品の定数管理体制の構築

問題点

使われずに残っていた事務用品(ボールペン、ファイル、付箋など)が、事務所内倉庫の保管スペースを圧迫していた。さらに各物品の補充については、長年にわたり発注担当者の裁量で在庫管理していたため過剰在庫に繋がっていた。

改善策

  1. 不要品回収Boxの設置
    事務用品棚に保管されている事務用品と個人が所有している事務用品の中から使用していない物品を回収した。(資料:写真)
  2. 断捨離
    回収した物品は部署内で利活用せず、他部署に配布し利活用を促進した。
  3. 各事務用品の適正な流通量の把握
    事務用品をリスト化し、適正な定数を設定した。(資料PDF:総務物品定数管理表)
  4. 発注担当者の役割を明確化
    定数管理表に基づき、随時、過不足を確認し事務用品の管理を行う。

成 果

  • 不要な事務用品を洗い出し(断捨離)、抱えていた過剰在庫が整理された。
  • 適正な在庫量を算出し、定数化することができた。
  • 定数管理ができるようになり、効率的に適正な発注業務が行えるようになった。

letstry

提案カフェ

リピーター続出の提案カフェ!
12月のテーマは「年末の大掃除スタート!~TQMで業務も大掃除しませんか~」

12月といえば、今年の締めくくりに、新年をより良いスタートにするために、という気持ちで大掃除をするシーズンですね。実は大掃除って、TQMのコンセプトである「ムダ・ムリ・ムラをなくそう」と一致しているんです! 今年の最後に、ムダ・ムリ・ムラの整理について、アイデアを話し合いませんか?



開催日時:2023年12月5日(火)、15日(金)、18日(月)
時  間:13:30~14:30(30分~1時間程度を予定しております。)
場  所:図書館棟2階執務室、本部棟会議室など
参加申込:Teams、メールもしくは電話にて希望日時をご連絡ください。
★音羽エリア以外の方に対して、出張カフェも工夫いたします👍
連絡先:洛和会TQM支援センター(内線35202,35203)
TEL:090-9961-0985 (業務用携帯電話)
メール:horiuchi-arisa@rakuwa.or.jp(洛和会TQM支援センター 主席係長)
    ito-fumiyo@rakuwa.or.jp(洛和会TQM支援センター 部長)



より多くの皆さんの声を聞くため、「提案カフェ」を開催しております。「提案カフェ」とは、お茶を飲んでくつろいでいるような雰囲気をイメージし、様々なアイデアや意見を出しやすくする意図を含んだネーミングです。

やりがいのある仕事づくり、職場環境づくりを阻害している課題や、改善アイデアについて、ちょっとした気づきや思いをお持ちの方、ぜひ気軽にお越しください。誰に聞けばいいかわからない、日頃のちょっとした疑問にもお答えします。

目的、開催方法などの詳細は別添資料をご参照ください。
※資料「洛和会TQM支援センター 提案カフエ 実施計画」[182KB]

アンケート

提案アンケート(2022年10月実施)
認知度アンケート(2022年5月実施)

アンケート

昨年10月~11月に実施した「提案」アンケート調査に多くの職員の皆さまにご回答をいただき、ありがとうございました。TQM支援センターではよりよい働き方をめざし、職場環境の改善を行うためにTQM活動を推進しております。
 今回のアンケートの目的は、業務改善したいと思っていることをできるだけ具体的に自由に記載していただき、現場の顕在化・潜在化した課題を可視化し、TQM活動の発展に役立てていくものです。
 アンケート内容を考察し、まとめましたのでご報告いたします。

自由記載の内容を同じキーワード、同類の内容に仕分けし、5つに分類しました。

分類したほとんどの内容は、日々の業務量の多さ、ムダな業務、慣例的な業務、ローカルルールを指摘し、何をどのように変えればよいか具体的な対策案が提案してあるものが多くありました。
 職場の上司や同僚と関係性については潜在化していた感情的な問題が浮き彫りになっています。愚痴・批判的内容の記載があることは、発言しない・発言できないという組織として危険な状況ではないことを示しており、見方を変えた業務改善への意見として捉えたいと考えます。
 以上のように分類し見えてきた業務改善の内容を概念化し、個人の問題ではなく全体の課題として取り組む業務改善課題として資料4に整理しました。今後、関係部署に共有しTQM活動の課題としてつなげていきたいと考えます。

外部学会・セミナー

ご紹介する学会・セミナーはありません

イメージ

参考資料

今回のお勧め:洛和会のTQM活動における改善対策の分析と今後の展望

第33回ヘルスケア学会のTQM活動発表において、洛和会TQM支援センターが発足した2020年4月~2023年上半期までに取り組んだ課題278件について改善対策をカテゴリー化し、傾向を分析し報告しましたのでご参照ください。

発表者 洛和会TQM支援センター 堀内亜梨紗
【資料PDF】 [921KB]

TQMに関わる資料

TQM活動に活用できる統計テクニック

TQM活動のプロセスの中で“量や数字”を使って問題を可視化したり成果の測定を行い、どういう見せ方をするかという統計処理がとても大切になってきます。
 この資料ではデータをグラフ化するためのノウハウが紹介されていて、グラフの種類と活用方法がわかりやすく説明されています。データを視覚化し、効果的に伝える手段として大いに役立ちます。

グラフ
(出典:総務省 統計局 なるほど統計学園
https://www.stat.go.jp/naruhodo/9_graph/kihon.html


これまでのTQMに関わる資料

マトリックス分析

マトリックス図1
2023年度業務改善テーマより
マトリックス図2
こぼれ話

― こける ―

1ヶ月前に転けました。傷跡を見るたびに、なぜ、こけたのかしら?と思うのです。暗い道だった?足がもつれた?考え事してた?老い?・・こけるという言葉は失敗した時にも使うようです。 まあ・・失敗なんですね(苦笑)。この程度でよかった、これからは気をつけようと、無残な傷跡も自らを戒めのきっかけになっています(笑)

2023年12月

こぼれ話イラスト

これまでのこぼれ話はこちら