新着情報
5月9日
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「注目の業務改善」音羽記念病院の取り組みをご紹介「職員交流促進アップ戦略!"雑談カフェ" 開始!!」
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「5月のTQMカフェ」セミナーを継続開催!「心理的安全性」についていっしょに学びませんか?
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「外部学会・セミナーの案内」第28回日本医療情報学会春季学術大会(シンポジウム2024)
第26回 日本医療マネジメント学会学術総会
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「TQMに関わる資料」厚生労働省 令和6年度診療報酬改定の概要説明資料
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「今月のこぼれ話」自己紹介
洛和会TQM支援センターは、洛和会ヘルスケアシステムに関わる機能の中枢を担う部署のひとつとして、2020年4月に新たに設置されました。法人内の病院、介護、関連会社などにTQM委員会が発足し、現在までに約280課題の改善テーマに取り組んでいます。
TQM(Total Quality Management)とは、全員・全体(Total)で、医療・サービスの質(Quality)を、継続的に向上させる(Management)ことです。実際の活動には、「QC 手法(QC=Quality Control)」と呼ばれる手法を用います。
医療・介護現場はとても忙しく、現場でなければ気付けないムダ・ムリ・ムラが置き去りにされています。現場の気付きを大切にし、諦めずに改善していくことが重要です。当センターは、現場の課題に対して多くの視点で改善策を考え実行できるように支援します。ムダ・ムリ・ムラが解消できれば患者さんに寄り添う時間を増やし、(= 患者さんも職員もスマイル)現場の働き方を変える(= 職員も家族もスマイル)ことができます。誰かをスマイルにすることが当センターの目的です。
業務改善の視点
業務改善進行フロー
NEWS&TOPICS
洛和会丸太町病院が「第9回日総研・接遇大賞」を受賞
他の模範となるような優れた接遇マナー・応対サービスを実践している病院や介護施設などを表彰する「第9回日総研・接遇大賞」を、洛和会丸太町病院で業務改善を行うTQM委員会が受賞しました。
同委員会で病院全体の接遇改善として、職員間のコミュニケーションや連携をスムーズにしたい、もっと笑顔が多い病院にしたいという目標を掲げ、「接遇改善基本行動セルフチェックシート」を作成し、全職員にセルフチェックを実施し、その取り組みが評価されました。担当者は、「多職種が協働して取り組み、実践できたことが受賞につながった」と笑顔で話しました。
テーマ
職員交流促進アップ戦略!「雑談カフェ」開始!!
問題点
日々の業務の忙しさから他部署の職員と交流する機会が限られてしまうことがあった。多職種における情報共有および連携を強化し病院の活力をあげたいと思い、小規模病院の特徴でもある風通しの良さや職員同士のコミュニケーションを促進させる工夫を検討した。
改善策
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雑談カフェというネーミングを用いた交流の場を設置
職員同士が気軽に交流を深めることを目的とした座談会を開催。名前に「カフェ」を入れることで、堅苦しい雰囲気ではなくリラックスした雰囲気を演出し、職員が参加しやすい工夫をした。
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TQM委員会メンバーがファシリテーターとなり、開催日ごとに異なるテーマを設定
参加者が話しやすく自然な対話が生まれるようにするため、職種や年齢に関わらず話せるテーマや話題を検討した。(例:未来の自分、夢、あなたの推し)
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開催時間、開催頻度、雰囲気の工夫
職員の業務スケジュールに柔軟に対応できるよう異なる曜日・時間帯で開催し、1回45分程度、月1~2回のペースで定期的に開催することで雑談カフェの定着化を図った。また「雑談カフェ」として予算を立て、お茶などの提供をおこなった。
成 果
- 他職種の職員とコミュニケーションをとる機会ができた。
- 自分の考えや意見を話せる場所ができた。
- 言いやすい雰囲気ができてきた。
TQMカフェは引き続きTQMセミナーを開催します!
テーマは「心理的安全性」
- いま大注目の心理的安全性ってなに!?
- より良いチームワークが鍵となる!!上司との関係性だけじゃない?!
なごやかに談話しながら、心理的安全性についていっしょに学びませんか?
対 象:若手職員~課長さん
人 数:1名~数名
場 所:図書館棟2階
参加申込:Teams、メールもしくは電話にて希望日時をご連絡ください。
開催日時:5月中はいつでも開催します!
ご連絡の際に、日時を相談・調整いたします(30分~1時間程度を予定しております。)
★音羽エリア以外の方に対して、出張カフェも工夫いたします👍
連絡先:TQM支援センター
メール:horiuchi-arisa@rakuwa.or.jp(TQM支援センター 課長 堀内)
ito-fumiyo@rakuwa.or.jp(TQM支援センター 部長 伊藤)
目的、開催方法などの詳細は別添資料をご参照ください。
※資料「洛和会TQM支援センター TQMカフエ 実施計画」[182KB]
昨年10月~11月に実施した「提案」アンケート調査に多くの職員の皆さまにご回答をいただき、ありがとうございました。TQM支援センターではよりよい働き方をめざし、職場環境の改善を行うためにTQM活動を推進しております。
今回のアンケートの目的は、業務改善したいと思っていることをできるだけ具体的に自由に記載していただき、現場の顕在化・潜在化した課題を可視化し、TQM活動の発展に役立てていくものです。
アンケート内容を考察し、まとめましたのでご報告いたします。
自由記載の内容を同じキーワード、同類の内容に仕分けし、5つに分類しました。
- A)残業、勤務時間、勤務体制に関すること
- B)日々実践している自分(自部署)の業務の問題とその具体的な方策やアイデアに関すること
- C)上司・同僚との関係性や職場風土に関すること
- D)就業規則や法的根拠について理解不足
- E)愚痴や批判
分類したほとんどの内容は、日々の業務量の多さ、ムダな業務、慣例的な業務、ローカルルールを指摘し、何をどのように変えればよいか具体的な対策案が提案してあるものが多くありました。
職場の上司や同僚と関係性については潜在化していた感情的な問題が浮き彫りになっています。愚痴・批判的内容の記載があることは、発言しない・発言できないという組織として危険な状況ではないことを示しており、見方を変えた業務改善への意見として捉えたいと考えます。
以上のように分類し見えてきた業務改善の内容を概念化し、個人の問題ではなく全体の課題として取り組む業務改善課題として資料4に整理しました。今後、関係部署に共有しTQM活動の課題としてつなげていきたいと考えます。
昨年10月~11月に実施した「提案」アンケート調査に多くの職員の皆さまにご回答をいただき、ありがとうございました。TQM支援センターではよりよい働き方をめざし、職場環境の改善を行うためにTQM活動を推進しております。
今回のアンケートの目的は、業務改善したいと思っていることをできるだけ具体的に自由に記載していただき、現場の顕在化・潜在化した課題を可視化し、TQM活動の発展に役立てていくものです。
アンケート内容を考察し、まとめましたのでご報告いたします。
自由記載の内容を同じキーワード、同類の内容に仕分けし、5つに分類しました。
- A)残業、勤務時間、勤務体制に関すること
- B)日々実践している自分(自部署)の業務の問題とその具体的な方策やアイデアに関すること
- C)上司・同僚との関係性や職場風土に関すること
- D)就業規則や法的根拠について理解不足
- E)愚痴や批判
分類したほとんどの内容は、日々の業務量の多さ、ムダな業務、慣例的な業務、ローカルルールを指摘し、何をどのように変えればよいか具体的な対策案が提案してあるものが多くありました。
職場の上司や同僚と関係性については潜在化していた感情的な問題が浮き彫りになっています。愚痴・批判的内容の記載があることは、発言しない・発言できないという組織として危険な状況ではないことを示しており、見方を変えた業務改善への意見として捉えたいと考えます。
以上のように分類し見えてきた業務改善の内容を概念化し、個人の問題ではなく全体の課題として取り組む業務改善課題として資料4に整理しました。今後、関係部署に共有しTQM活動の課題としてつなげていきたいと考えます。
第28回日本医療情報学会春季学術大会(シンポジウム2024)
会期:2024年6月13日(木)~6月15日(土)
https://jami2024symp.net/index.html(外部サイトです)
医療情報は医療機関と患者、医療と介護、専門職同士など様々な場面において連携のカギとなります。「情報をつなぐ」をテーマにした本学会では、今般の医療DX体制加算をどのように戦略的に進めるべきか等、緊急企画セッション「医療DX推進体制整備加算・診療録管理体制加算がもたらすインパクト」が興味深いです。
第26回 日本医療マネジメント学会学術総会
会期:2024年6月21日(金)~6月22日(土)
https://www.congre.co.jp/jhm2024/(外部サイトです)
今回のテーマは「信頼と調和による医療マネジメント~地域と共に質の高い、安全な医療をつくる~」です。働き方改革、タスクシフト・シェア、業務効率化、クリティカルパスやDXの導入といった、まさにTQM活動に関わる多様な発表が期待されます。
第27回フォーラム日本医業経営コンサルタント学会 京都大会
会期:2023年11月16日(木)~11月17日(金)
https://www.jahmc.or.jp/training/convention/(外部サイトです)
本学会は「医療・介護の未来を、明日を、今日(京)の都で考えよう」をテーマに、医療・保健・介護・福祉の経営のあり方に関する発表が多数計画されています。費用対効果なども含め経営的視点でTQM活動を進めるためにも大変勉強になる内容です。
第24回フォーラム「医療の改善活動」全国大会in広島
国際平和文化都市広島からのメッセージ~改善の歩みを止めない~
会期:2023年11月17日(金)~11月18日(土)
https://tqmh.jp/forum2023/index.html(外部サイトです)
広島県では2020年4月に「広島県医療の改善推進協議会」を立ち上げ、県全体でTQMの推進活動に取り組まれています。今回、その広島でフォーラムが開かれることとなり、コロナ禍でも止まることのない、医療におけるTQM推進に関する取り組みの報告や、改善活動事例の発表が期待されます。
令和6年度 診療報酬改定説明資料
令和6年度診療報酬改定の内容について、その概要を取りまとめた資料をご紹介します。今年度の診療報酬改定は、6年に一度の医療、介護、障害福祉サービスの同時改定(トリプル改定)となります。
3つの分野において同時に改定が行われるため、重要かつ大規模な改定となっています。
医師および医療従事者の働き方改革、医療機関同士の連携、医療と介護の連携、医療DXの推進等、日々の業務に関わるだけでなくTQM活動を進めていく上でも重要な情報が掲載されています。
― 自己紹介 ―
新しい職場になると新しい出会いがあり、自己紹介をするシーンが何度かあります。昔、「力不足ですが、よろしくお願いします」という挨拶して、相手の方から「力のない人はいらないのよ」と返されたことがあります。自己紹介は自分を知ってもらうことなので、得意なことを伝えることがいいのでしょうね。歓迎会などでは、趣味ネタや名前ネタ、苦手なことも相手に親近感をもらえるネタになるようです。いずれにしてもまた会って話したいなあと感じてもらえるのがいいですね(笑)
2024年5月
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