洛和会TQM支援センターは、洛和会ヘルスケアシステムに関わる機能の中枢を担う部署のひとつとして、2020年4月に新たに設置されました。法人内の病院、介護、関連会社などにTQM委員会が発足し、現在までに約310課題の改善テーマに取り組んでいます。
TQM(Total Quality Management)とは、全員・全体(Total)で、医療・サービスの質(Quality)を、継続的に向上させる(Management)ことです。実際の活動には、「QC 手法(QC=Quality Control)」と呼ばれる手法を用います。
医療・介護現場はとても忙しく、現場でなければ気付けないムダ・ムリ・ムラが置き去りにされています。現場の気付きを大切にし、諦めずに改善していくことが重要です。当センターは、現場の課題に対して多くの視点で改善策を考え実行できるように支援します。ムダ・ムリ・ムラが解消できれば患者さんに寄り添う時間を増やし、(= 患者さんも職員もスマイル)現場の働き方を変える(= 職員も家族もスマイル)ことができます。誰かをスマイルにすることが当センターの目的です。
業務改善の視点
業務改善進行フロー
洛和会のパーパスとTQM2024
音羽リハビリテーション病院
テーマ
素敵な更衣室の使い方☆
問題点
きれいな更衣室は働きたい病院に選ばれるひとつの要素であり、また、きれいな更衣室を使えると働く意欲が向上する、気持ちよく業務に携われる等就業するにあたっての心理状態に少なからず影響を与えると考える。そのため今回新棟に更衣室が新設される機会にきれいな更衣室を維持するために使用の新ルール策定に着手した。
改善策
不要なもの、私物が更衣室内の共有スペースに放置されていれば回収し主体的に片付けるよう促す。
設問に「きれいな更衣室を維持」という表現を用い、きれいに維持できる提案を募り職員へのマインドセットに働きかけた。
成 果
気持ちを新たにした1月から年度末3月に移行していく2月です。思いや考えを胸に秘めたままではありませんか(^^)
TQMカフェではそんな皆さまをお待ちしております。
人 数:1名~数名
場 所:図書館棟2階
参加申込:Teamsチャットにて希望日時をご連絡ください。
開催日時:ご連絡の際に、日時を相談・調整いたします(30分~1時間程度を予定しております。)
★音羽エリア以外の方に対して、出張カフェも工夫いたします👍
連絡先:TQM支援センター 田中・伊藤
目的、開催方法などの詳細は別添資料をご参照ください。
※資料「洛和会TQM支援センター TQMカフエ 実施計画」[182KB]
2022年10月~11月に実施した「提案」アンケート調査に多くの職員の皆さまにご回答をいただき、ありがとうございました。TQM支援センターではよりよい働き方をめざし、職場環境の改善を行うためにTQM活動を推進しております。
今回のアンケートの目的は、業務改善したいと思っていることをできるだけ具体的に自由に記載していただき、現場の顕在化・潜在化した課題を可視化し、TQM活動の発展に役立てていくものです。
アンケート内容を考察し、まとめましたのでご報告いたします。
自由記載の内容を同じキーワード、同類の内容に仕分けし、5つに分類しました。
分類したほとんどの内容は、日々の業務量の多さ、ムダな業務、慣例的な業務、ローカルルールを指摘し、何をどのように変えればよいか具体的な対策案が提案してあるものが多くありました。
職場の上司や同僚と関係性については潜在化していた感情的な問題が浮き彫りになっています。愚痴・批判的内容の記載があることは、発言しない・発言できないという組織として危険な状況ではないことを示しており、見方を変えた業務改善への意見として捉えたいと考えます。
以上のように分類し見えてきた業務改善の内容を概念化し、個人の問題ではなく全体の課題として取り組む業務改善課題として資料4に整理しました。今後、関係部署に共有しTQM活動の課題としてつなげていきたいと考えます。
今回は、ご紹介する学会などはありません
今回の資料は2024年1月1日に起きた能登半島地震で被災地の後方支援を行った石川県訪問看護ステーション連絡会事務局の並々ならぬ経験と支援対策について、今後の課題も含めて、公益財団法人日本訪問看護財団災害ネットワーク第1回交流会で講演された内容を紹介します。
※【資料PDF】「令和6年能登半島地震石川県訪問看護ステーション連携会の後方支援」 [921KB]
講師:石川県看護協会 石川県訪問看護ステーション連絡会 事務局 上野谷 優子様
これまでの参考資料
政府が推進している医療DXの3本柱の1つである電子カルテ情報の標準化の取り組みについてご紹介いたします。 新たに電子カルテを更新する病院においても今後どのように電子カルテが変容していく必要があるか電子カルテの情報共有サービス概要、3文書6情報の概要が確認できる資料です。
※【資料PDF】(参考)電子カルテ情報共有サービスの概要 [336KB]
※【資料PDF】3文書6情報の概要 [288KB]
(出典:厚生労働省 医政局 特定医薬品開発 支援・医療情報担当参事官室)https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001206320.pdf
これまでのTQMに関わる資料
― 漢 字 ―
2月は如月(きさらぎ)という別名があります。厳しい寒さの中で衣を重ね着する(更に着る)月で、衣更着(きさらぎ)という漢字もあるようです。 昔、漢字を組み合わせて別の漢字を作るゲームをしたことを思い出します。「木」という漢字を2つ組み合わせて「林」、「言」と「吾」で「語」とか。おもしろいです。 漢字や文字はコミュニケーションの要素ですから、大切にしたいものです。 でも今は、パソコンに打ち込めば幾つもの漢字が瞬時に表れますから、だんだんと漢字を書くことができなくなっています。(悲、苦笑)
2025年2月
これまでのこぼれ話はこちら
ホームページ、TQM活動に関するお問い合わせ先はこちらにお願いします。
連絡先 ito-fumiyo@rakuwa.or.jp(TQM支援センター 部長 伊藤)