「テラス棟」に込めた思い
洛和会ヘルスケアシステムと山科区をはじめとした周辺地域の人が手を取り合い、
利用するすべての人にスポットライトを当て、誰もが主役になれる楽しい場所にしたい。
そんな思いからテラス棟が生まれました。
医療介護
サービスセンター
医療介護統合のハブ施設として、退院後から安心して住み慣れた生活に戻れるよう、
また、病気や障がいがあっても今の生活が続けられるように治療・療養・社会・地域をつなぎます。
こんなお困りごとは
ありませんか?
- もうすぐ病院を退院予定、医療や介護のサービスについて相談したい
- リハビリテーションの必要性があるけれど、どのサービスがいいかアドバイスが欲しい
- レスパイト入院・リハビリテーション入院はどんな方が対象か教えて欲しい
- 認知症疑いの方を、どう医療や介護につなげればいいかアドバイスが欲しい
医療・看護・介護・リハビリテーションのワンストップ相談窓口
医療・看護・介護・リハビリテーションのワンストップ相談窓口
- 訪問診療
- 医師がご自宅に伺い、治療や健康管理を行い安心して療養生活を送れるようサポートします。
ご連絡先 TEL:075(502)7002 / FAX:075(502)7003 - 通所リハビリテーション
- 施設での専門的なリハビリテーションで仲間と楽しみながら、今よりも外へ一歩踏み出せるよう自立支援し、社会参加を促します。
ご連絡先 TEL:075(502)7004 / FAX:075(502)7005 - 訪問リハビリテーション
- ご自宅での実践的なリハビリテーションで日常生活の自立支援と社会参加を促進し、楽しみや生きがいのある生活をサポートします。
ご連絡先 TEL:075(581)6202 / FAX:075(581)6187 - 訪問看護
- 主治医と常に連携し、心のこもった看護とリハビリテーションで在宅生活をサポートします。
ご連絡先 TEL:075(595)9821 / FAX:075(594)1455 - ヘルパーステーション
- 食事・入浴・排せつ介助や、調理・洗濯・買い物など日常生活全般の支援を行います。
ご連絡先 TEL:075(581)6918 / FAX:075(584)0011 - 居宅介護支援事業所
- 介護サービスの事業所や病院・診療所と連携し利用者さんの生活をチームで支えるためのコーディネートをします。
ご連絡先 TEL:075(595)9811 / FAX:075(595)9820 - 認知症初期集中支援事業(山科区)
- 医療保険福祉の専門職と認知症サポート医により認知症の「早期発見」と「早期対応」を目指して活動します。(旧都市認知症初期集中支援事業所委託事業者)
ご連絡先 TEL:075(582)5535 / FAX:075(581)6110 - 地域連携課・入退院支援相談室
-
地域連携課
レスパイト入院やリハビリテーション入院などの調整をケアマネジャーと連携して進めます。
(詳細はこちら)
ご連絡先 TEL:075(581)6868 / FAX:075(581)6110
入退院支援相談室
ケアマネジャーと連携を図りながらレスパイト入院やリハビリテーション入院などの入退院の準備支援にあたります。
ご連絡先 TEL:075(581)6166 / FAX:075(581)6110
通所リハビリテーションの特長
- 医師によるリハビリテーション管理
- リハビリガーデンでの歩行トレーニング
- 認知機能を効果的に行えるマシーントレーニング
- リハビリテーション専門職によるリハビリテーション
- 少人数での特別教室
1日の流れ
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- ご自身のタイミングで休憩をいれていただけます。
- 毎回全てのメニューを行うのではなく、その日の体調に合わせて実施します。
- トレーニング内容は職員が分かりやすくご説明いたします。
リハビリテーションの連携について
同じ病院内の各サービスと連携し、よりよいリハビリテーションの提供を目指します。
またリハビリテーション終了後も安心して在宅生活が継続できるように連携に努めます。
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ご相談先
洛和会音羽リハビリテーション病院 医療介護サービスセンター
TEL:075(502)7006
FAX:075(502)7007
月~土曜日 午前8時30分~午後5時
※日曜日・祝日・年末年始(12月30日〜1月3日)は休診日です。
らくまちテラス
人と人がつながり、接点がうまれる空間
くつろぎ、安心できる空間
人々の出会いや交流を生み出す
スタッフ・患者さん・地域の人々の出会いや交流を生み出すイベント、教室、研修など、多目的に活用できるスペース。
ご近所の方との集まりやちょっとしたことでも自由に集まれる場所です。
館内はWi-Fiの使用が可能、営業の途中、休憩にも快適です。
散歩の途中などお一人でもふらっとお立ち寄りください。
※イベント・教室等の利用は完全予約制です。
(8月中旬よりご予約受け付け開始)
洛和会京都音楽療法
研究センター
「その人らしさ」を
音楽で大切にするケア
音楽には私たちの心や精神、身体や認知に働きかける力があります。
現代の音楽療法は多様な領域において臨床研究結果をベースに、世界中の医療・福祉・心理・教育の現場で行われ、効果を上げている臨床行為の1つになりました。
当センターでは、対象者が必要とするケアを行うため、音楽を聴く・奏でる・創る・語るなどの方法を用いて、「音楽の持つ働き」で最善のサポートを目指します。
テラス棟建設にあたって
洛和会音羽リハビリテーション病院
院長 堀井 基行(ほりいもとゆき)
ひとりひとりの自分らしい生活を、地域とともに支えていくために増築を行います。
当院は急性期医療のあとの患者さんの回復を促し、在宅生活における健康維持に貢献するという使命を担っています。
このたび、この機能をさらに高めるために、テラス棟の建設をすすめていくこととなりました。
既存の建物との統一感を図りながら、家を想起させるデザインを取り入れます。テラス棟増築のおもな目的は次のようになっております。
-
介護サービス事業所の設置
退院時の支援や在宅診療との協調、介護相談事業など、医療と介護をこれまで以上にスムーズに連携していきます。 -
デイケアの開設
運動習慣の獲得や生活活動の維持向上をめざして短時間通所リハビリテーションを提供させていただきます。 -
フリースペースの設置
障がい者支援も含めて多彩な企画を通して地域に開かれた施設を目指します。 -
訓練室を拡充
既存棟の改修と合わせて、機能訓練室をこれまでの2倍以上の面積とし、さらに充実したリハビリテーションを提供します。 -
スタッフのためのゆとりのあるスペースの確保
働きやすく、各部門がシームレスに連携できる環境を提供しよりよい医療・介護の提供に繋げていきます。
私たちが目指すもの
ビジョン
『地域でもっとも信頼される病院として、地域包括ケアを支えます』
コンセプト
『すべての人にハーモニーケアを』
患者さん、周囲の方に寄り添い、人の尊厳を守り続けたい、職員も含め、自分らしく生きたいという思いを基にさまざまな役割のプレーヤーがそれぞれに質の高いチームを形成し、一人一人の個性に応じた支援に取り組みを実施し、素晴らしいハーモニーを奏でる。
ハーモニーケア
Healing:癒しと癒しの場の創造
Autonomy:できる力に目を向けて
Respect:敬意と尊厳
Mediation:橋渡し
Overall:すべての人ですべての人々に
Narrative:物語りにそって
Yourselves:主役はあなた、その人らしさ、個別性のあるケアの展開
建築コンセプト
『患者さん、地域の人々の日常に繋がる空間』
患者さんのために
-
リハビリ患者さんの退院への意識づけとなるような
「家」を連想させるボリュームデザイン
地域の人々のために
- 地域に開かれた交流スペース
スタッフのために
- 多様な使い方に対応したスタッフの執務空間
テラス棟とリハビリテーション棟(既存棟)の連携
- リハビリテーション棟(既存棟)、医療・介護・地域を空間で繋ぐ
- 利用するすべての人にスポットライトを当て、誰もが主役になれる楽しい場所
患者さん・地域・
スタッフがつながる
ワークスペースの創出
連携イメージ
【従来】
執務空間とリハビリテーション・診療空間が明快で合理的なゾーニングよりの一方で、
他部門間の情報交換や患者さんとの交流のスペースは限られていました。
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【現在】
執務と患者さんエリアを移動するなかで自然と「他部門のスタッフ同士・スタッフと患者さん・地域の人々」との交流が生まれる「TOMARIGI」(共有スペース)を設けました。執務室をフリーアドレス化することで共用スペースの活用を促進し、スタッフの多様な働き方を許容する新しい洛和会音羽リハビリテーションのワークスタイルの実現と、医療サービスの向上を目指します。
連携構造
平面構造
廊下に対して凹凸の空間を設けることで、移動の中で滞留できる共有スペースを設けました。
凹凸によって生まれる外部空間にはテラスを設けることで、病室との視線に配慮しながら共有スペースには外部からの光や緑を届けます。
働くスタッフのために
偶発的な出会い…
ちょっと羽を休めたり、ちょっと言葉を交わすための立ち寄りスポット「止まり木」
TOMARIGI (個人作業スペース)
テラスに面する縁側ベンチや階段室側にタッチダウンカウンターを設け、スタッフ間のコミュニケーションを誘発する空間としました。
TOMARIGI (スタッフ休憩コーナー)
開放的な吹き抜け空間・テラスに面したタッチダウンワークスペース日常の流れから、自然に会話ができる空間。
一時的に作業したいとき、簡単な作業に利用することで業務の間の移動時間を軽減します。
更衣室導線上のコーナー部を利用した形で休憩スペースを設け、正面には院内のスタッフ公募で決定したデザインウォールを配置しました。
TOMARIGI (スタッフ休憩スペース)
天井面に光膜天井によるドラフトレス空調・拡散証明を行うことで、スタッフの休憩のしやすさ・居心地の良さに配慮しています。
画像・パース・図面のご提供:株式会社 竹中工務店