薬剤部
薬剤師としての専門性を生かし、他職種との協働を図り、良質で安全な薬物療法の確保を目指しています。
業務内容
調剤
医師の処方せんに基づいて薬を調製することはもとより、用法・用量、相互作用、薬歴、検査値などのチェックにより、有効性、安全性が確保できるよう目指しています。
院内製剤
市販されていないが、患者さまの治療上どうしても必要な薬剤を調製します。
薬剤管理指導(服薬指導)
処方された薬に関する副作用や他の薬との相互作用などについて、患者さまの体質やアレルギー歴、これまでの服薬状況をまとめた記録に基づき、個々の患者さまに合わせた服薬指導を行っています。また、その情報に基づき、処方提案し、重篤な副作用の回避に努めています。
化学療法
患者さまごとのチェックシートを化学療法ごとに作成するとともに、2009年5月より、薬剤師が抗がん剤を調製し、安全な化学療法の提供に努めています。
また、調製には安全キャビネットを使用しており、無菌的な調製はもとより、抗がん剤の飛散による、調製者と他者への曝露がないように配慮しています。
医薬品情報管理(医薬品情報の提供)
医薬品に関する情報収集を行い、医療従事者への適正な薬品情報の提供を通じて、医療の向上と効率化を図っています。
薬物治療モニタリング(TDM)
薬物血中濃度測定値を解析して、適正な投与量・投与間隔などを医師に提案する業務を行っています。
医薬品安全管理
当院は2008年11月より医療安全全国共同行動に参加しています。2009年度は危険薬の誤投与防止の中で推奨されている対策のひとつである「危険薬のリストの作成と啓発」について取り組みました。
また、患者さまが入院された際、他の医療機関などで処方された薬を調べ、飲み合わせ、重複などがおこらないよう持参薬の確認を行っています。
チーム医療への参加
薬剤師が専門性を生かし、積極的に参加することでチーム医療に貢献しています。
医療安全管理委員会
全国の医療機関で報告された医療事故の約半数が医薬品投与に関係すると言われています。薬剤師としての薬の知識を活かし医師、看護師、コメディカルや事務職と協力して医療の質と安全確保に取り組んでいます。
安全な薬物療法の提供のために『医薬品の安全使用に向けて』と称した医薬品情報を主に看護師対象に、月3回発行しています。
栄養サポートチーム (NST)
入院患者さまの栄養管理を行うために、栄養サポートチームを設立しました。薬剤師は、静脈栄養・経腸栄養・薬剤に関する提言を、医師・看護師・栄養士等に行っています。
また、栄養状態が悪いと褥瘡発生のリスクも高くなるため、栄養サポートチームと褥瘡チームが協力して活動を行っています。
糖尿病委員会
糖尿病医師、総合診療科医師、看護師、管理栄養士や臨床検査技師など多数のスタッフとの協力により、クリニカルパスの作成、指導方法の向上を目指しています。
褥瘡委員会
褥瘡は様々な原因で発生する皮膚潰瘍です。薬剤師は適切な薬剤の選択のアドバイスを行っています。
院内感染対策チーム (ICT)
主な活動内容として、ICT定期ラウンドへの参加による感染対策への助言を行っています。
スタッフ

日本糖尿病療養指導士
薬剤師:8人
- 日本糖尿病療養指導士認定機構認定 日本糖尿病療養指導士1人
- 日本静脈経腸栄養学会認定 栄養サポートチーム(NST)専門療法士1人
- (社)日本病院薬剤師会認定 生涯研修認定薬剤師〔2009年度〕7人
- (財)日本薬剤師研修センター認定 認定実務実習指導薬剤師〔6年制対応〕1人
- (財)日本薬剤師研修センター認定 研修認定薬剤師1人
薬剤師の育成、専門性向上
薬剤師としてのスキルアップ、専門性向上を目指して、臨床研究を行い毎年さまざまな学会で研究成果を発表しています。
- 第31回日本病院薬剤師会近畿学術大会,京都,2010.1
「医薬品への安全使用に向けた看護部への情報提供」
大津山裕美子,鈴鹿修平,岡崎史佳,岡本祐子,野原麻衣,中村美樹,堀家有美子,
黄前尚樹
「当院における抗癌剤管理体制の構築」
中村美樹,黄前尚樹,岡崎史佳,鈴鹿修平,岡本祐子,野原麻衣,大津山裕美子,
堀家有美子 - 第45回 京都病院学会,京都,2010.6
「危険薬誤投与防止に対する取り組み」
鈴鹿修平,大津山裕美子,岡崎史佳,岡本祐子,中村美樹,堀家有美子,黄前尚樹 - 第27回日本TDM学会・学術大会,札幌,2010.6
「バンコマイシン治療中患者のトラフ値と腎機能低下について」
黄前尚樹,大津山裕美子,鈴鹿修平,岡崎史佳,岡本祐子,中村美樹,堀家有美子
取り扱う主な機器
- 散剤分包機
- 処方・注射オーダリングシステム
- 安全キャビネット(クラス
A)