1.5テスラMRIの特徴について
当院の1.5テスラMRIは2019年3月1日から新しく生まれ変わりました。
従来より「短時間で快適に検査を行い、よりきれいな画像をご提供する」ことが可能です。また「MRIで悪性腫瘍の検索ができる」と話題の「DWIBS(全身Diffusion)」が撮像できる装置です。
「Ingenia 1.5T CX」の特徴
従来とは異なるコイル「フルデジタルコイル」
画質に影響するノイズを低減し、鮮明で高精細な画像を撮像することができます。
検査環境の改善「Inbore Solution」
映像や音楽で、患者さんのストレスを軽減するシステムです。
※画像はクリックすると大きく表示されます。
新しい高速撮像法「Compressed SENSE」
写真/(株)フィリップスジャパン提供
従来と比較し、高速撮像技術を用いることで、同じ撮像時間で、より高精細な画像を提供できます。
また、痛みが強い患者さんに対してこの撮像法を用いると、撮像時間を約3分の2に短縮することができます。
全身のがん検査ができる「DWIBS」が撮影可能!!
写真/(株)フィリップスジャパン提供
がんの検査は「PET」が主流となりますが、MRIの「Diffusion(拡散強調画像)」を広範囲に渡って撮像することで、「PET」と同じように全身がん検索が可能となります。検査前の注射や前処置も必要なく、もちろん被ばくの心配もありません。
腫瘍切除後の定期的なフォローアップや、前立腺がんによる骨転移の検索などに利用できます。
DWIBS(MRI)の特徴
適応 | 1.原発巣の検査可 |
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被ばく | エックス線とは違い、被ばくはありません |
注射 | なし |
前処置・後処置 | 絶飲食などの食事制限はありません |
検査時間 | 約30分~40分 |
検査費用 | 保険適用(3割負担):約6,000円 |
キャンセルなど | 当日キャンセル可能(費用なし) |
発見しやすい疾患 | 骨転移(骨硬化性) |
発見しにくい疾患 | 脾臓、精巣、リンパ節など(通常でも高信号となるため) |
※体内に金属を留置されている方(ペースメーカーや人工内耳など)は検査ができない場合がございます。必ず主治医にご相談ください。
お問い合わせ
洛和会丸太町病院 放射線部
TEL:075(801)0351(代)