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診療科・部門のご案内

検査について

心臓エコー、血管エコー

エコー検査は、超音波(人間の耳には聞こえない高い音)を用いて、心臓や血管の形態、血液の流れを観察する検査です。検査に用いられている超音波は安全で、胎児やペースメーカーにも影響はありません。
検査に痛みはありませんが、骨や空気(肺や腸間ガス)があると観察できないため、体位を変えたり、息を吸ったり吐いたりしてもらうことがあります。検査は20分程度で終了しますが、検査の内容によっては、時間がかかる場合もあります。

  • 心臓エコー

  • 血管エコー

運動負荷心電図

運動により心臓に負担をかけ、心電図と血圧がどのように変化するかをみる検査です。
運動時に胸が痛む労作性の狭心症や不整脈の診断に用います。運動の種類として、自転車をこいでいただくエルゴメーター(写真左)と、一定時間階段の昇り降りをするマスター2階段(写真右)があります。

  • エルゴメーター

  • マスター2階段

ホルター心電図

心電図検査は、心臓の異常を見つけるのに手軽で有用な検査です。しかし、通常の心電図が記録される時間はわずか数分以内であるため、発見できない場合もあります。

ホルター心電図検査は、長時間の心電図を記録することにより、どのような不整脈がどれくらい出ているかをみる検査です。また、朝方に発作が起こる狭心症(異型狭心症)の診断や薬の効果判定、ペースメーカーが正常に作動しているかの確認に使用することもあります。
この検査では、専用機器を通常24時間程度装着していただきます。通常通りの生活を送っていただけますが、機器を装着しているため入浴はできません。

  • ホルター心電図

  • 装着イメージ

足関節上腕血圧比:ABI

ABI

健常な人が両腕と両足首の血圧を測定すると、足首のほうがやや高い値を示します。しかし、血流の流れが悪くなると、その部分の血圧は低下します。ABIは両腕と両足首の血圧を同時に測定することにより、足の動脈の狭さくや閉塞の有無を調べる検査です。同時に脈波の伝わり方を調べることで、動脈硬化の程度も測定することができます。
ベッドに寝ていただき、両手、両足首の血圧を測定するだけです。検査は10分程度で終了します。

閉塞した血管


CT・MRI

64列マルチスライスCT

64列マルチスライスCT

CT(コンピューター断層写真)は、放射線を利用して体の内部を画像にして診断する機器のことです。当院の心臓CTは、高性能の64列マルチスライスで、10秒程度の息止めで、体の負担も少なく検査ができます。腕の静脈から造影剤(50ml以下)を注入して、冠動脈の動脈硬化や心臓の構造異常がないか、詳細に検査します。


正常な心臓

  • VR(心臓全体の画像)

    VR(心臓全体の画像)
    ※全体の冠動脈の走行を見るために利用する画像

  • CPR(冠動脈内の画像)

    CPR(冠動脈内の画像)
    ※血管の動脈硬化を診断するために利用する画像

狭心症の心臓

  • 赤矢印:石灰化病変
    黄色矢印:動脈硬化病変(血管周辺にプラークが付着し狭くなっている状態)

  • 矢印に狭さく病変が見られます。その手前に高度石灰化病変が疑われます。

MRI

MRI(磁気共鳴画像装置)は、核磁気共鳴現象とよばれる現象を利用して、放射線を使わずに体の内部画像を得る機器のことです。臓器の構造や性状だけでなく、血流情報も的確に知ることができるため、下肢の動脈硬化にも有用です。検査には30分ほどかかります。

カテーテル検査

穿刺部位

カテーテルとはプラスチックでできたやわらかくて細長い管のことで、これを腕や足の付け根の閉塞した血管から挿入して、心臓や目的とする血管まで到達させます。そして心臓内部の血圧測定や、造影剤(レントゲンに写る薬剤)を使用することにより、心臓の働きや血管の形態をはっきりと観察できます。
心臓血管系の病気の検査には心電図、レントゲン、エコー、冠動脈CTなどがありますが、より詳しい情報を得るためにはこのカテーテル検査が必要となります。
心臓カテーテル検査では、狭心症や心筋梗塞といったいわゆる虚血性心疾患に対し、冠動脈のどの部位がどの程度狭くなっているか、または詰まっているかなどを詳細に調べることができるとともに、血行再建やステント治療も可能となります。


カテーテル検査の流れ

心臓カテーテル検査の流れを説明します。ほかの部位のカテーテル検査も基本的には変わりません。

検査台

検査台にはテンピュール素材のマットを使用していますので、腰痛のある方でも比較的楽に検査を受けていただけます。
検査室では、有線放送の音楽を流していますので、お好きなジャンルの音楽を聞きながらカテーテル検査を受けていただけます。

心電図、血圧計および体の酸素を測定するための器具(パルスオキシメーター)を取り付けます。
体の上は清潔なシーツで覆われます。あまり大きく動くことができませんので、何かあればスタッフにお申し付けください。

消毒後、局所麻酔の注射をします。(このときチクッとする痛みがあります)
血管にカテーテルを出し入れするためのシースという医療器具を挿入します。(このとき押されるような痛みがあります) このシースの直径は2mm程度です。

お顔に機械が近づいたり、装置からピーピーと音がすることがありますが、心配ありません。
深呼吸をしたり、息を数秒間止めていただくことがあります。
検査中に胸が苦しくなったり、気分が悪くなったりすれば、遠慮なくお申し出ください。

カテーテルの先端は柔軟に作られていますが、血管を傷つけないように細心の注意を払いながらカテーテルを心臓まで挿入します。
検査中、体の上に器具などを載せることがありますが、ご了承ください。

冠動脈(心臓に酸素や栄養を供給している血管)に造影剤というレントゲンに写る薬剤を流し、血管狭さくの有無や程度を調べます。(冠動脈造影) 明らかな狭さくがない場合、けいれんを誘発する試験をする場合もあります。

左心室造影

心臓の動きを調べる検査(左心室造影)では、カテーテルの刺激などにより、ドキドキと感じることがあります。また、多くの造影剤(20~30ml)が一度に入るために、胸からおしりにかけて熱い感じがします。すぐに治まりますので心配ありません。

検査に引き続き、治療(インターベンション治療:略してPCIともいう)を行うこともあります。これは患者さんのカテーテル検査の回数が少なくなればとの思いからです。成功率や合併症率には差はありません。治療中はバルーンを広げる際に血液の流れが途絶えることがあるため、一時的に痛みを伴うことがありますが心配いりません。スタッフが近くにおりますので、何でもお申し付けください。

終了後は、カテーテルおよびシースを入れていた血管の部位を圧迫止血します。これは動脈の止血に時間を要するためです。手首、肘の場合は専用の止血器具で、そけい(足の付け根の辺り)からの場合は用手圧迫(手で押さえること)により止血を行います。できるだけこの安静による苦痛を軽減するよう、努力しています。

〒604-8401
京都市中京区七本松通丸太町上ル



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