救急・総合診療科

「総合診療科」という名前にはなじみのない方もおられるかもしれませんが、内科全般の病気に対して幅広い診療分野を持つことが特徴で、患者さまのさまざまな病気や悩みに対応していくという、「全人的医療」を目指す診療科です。
自分がどの診療科にかかってよいかわからないという方、長らく原因不明の症状で悩んでおられる方、急病にかかってしまった方などには、特に当科の受診をお勧めしています。各診療科の専門医師と協力体制を強化しており、専門的な診療を必要とする場合は、該当科と連携をとりながら診療に当たっています。
お気軽にご相談ください。
24時間365日、救急診療に対応するため、2008年4月から当科の医師を増員しました。救急外来から入院加療、外来診療まで一貫して行うことで、より安心できる医療を提供できると考えています。また、幅広い診療を可能とするために、洛和会音羽病院と定期的に医師の交流を行ったり、米国などの外国人医師から講習を受けるなどして、新しい知識を深く取り入れるようにしています。
洛和会丸太町病院の総合診療科とは?
患者さまの抱えている問題を総合的に治療
人が健康でいるためには、脳や精神、 肺、心臓、消化管、血液、免疫、内分泌・・・といったさまざまな臓器やシステムが上手く調和して働かなければなりません。どれが上手くいかなくても、人は病気になります。さらに1つの問題が他の臓器やシステムに悪影響を及ぼすことがほとんどです。例えば、肺炎をきっかけに腎不全になった例、脳梗塞になったためにうつ病と低栄養状態が重なることなどが良い例です。
私たち総合診療科の医師は、一人の患者さまを良くするために、さまざまな臓器やシステムの問題点を見つけ出し、評価を行い、最良の治療を行なっていくことを大切にしています。
深さを失うことなく幅広く
患者さまの抱える問題全てについて最良の治療を行うことは、簡単なことではなく、幅広い知識、技術を必要とします。しかし、幅広いだけでも十分ではありません。その質の高さを保証する必要があります。私たちは治療のための知識・技術の幅広さと深さを追求するために重要と考え、日々努力していることがあります。
チームでの医療
洛和会丸太町病院の大きな特徴は、各専門科の医師のチームワークが良いことです。これにより、高度に専門的な診療を必要とする場合にすぐに連携がとれます。
さらに、チームワークの良さは医師間だけでなく、看護師、臨床工学技師やリハビリなどのコメディカルにもみられ、病院全体が一つのチームと感じられる程です。
総合診療科に入院された場合、1人の患者さまあたり平均3~4人の医師がチームとして診療を行い、質と安全性を保証しています。
学会、日々のカンファランスや勉強会
医師一人ひとりの自己学習は非常に重要です。しかしそれだけでは十分でありません。積極的に学会に参加し最新の知見を取り入れること、毎日行っているカンファランスや勉強会でお互いの知識を共有することを重要に考えております。
また、月に1度定期的に関西を中心とした他の病院(多くは有名研修病院)と勉強会を行ったり、海外(主に米国)から著名な臨床医・教育者を招いて内科学の研鑽を積んでいます。
診療内容
外来診療
自分がどの診療科にかかってよいかわからない場合、長らく原因不明の症状で悩んでおられる方、また急病にかかってしまった方などは特に受診をお薦めします。各診療科との協力関係も強化しており、必要な場合は適切な診療科へスムーズに紹介いたします。
また、予防医学にも力を入れており、高血圧、高脂血症、糖尿病、メタボリック症候群などいわゆる“生活習慣病”の管理、ワクチンの接種も行っています。
そして総合診療科ではリウマチ・膠原病、感染症、漢方、骨粗鬆症、血液内科の専門外来を行っています。
救急診療
幅広い分野の初期診療を行う内科救急は総合診療科が中心となり担当しております。一次~三次救急まで、重症度に関わらずほとんどの内科領域を扱うことができます。
このような体制を可能にしているのは他の専門科の医師との連携がスムーズに行えることが背景にあります。夜間でも緊急手術、緊急カテーテル検査、緊急内視鏡検査が可能となっています。
当院では救急車の受け入れを積極的に行っており、年間2,000件以上の救急搬送があり、現在も着実にその件数は増加しています。『総合』という名前に負けないよう、あらゆる疾患、重症患者さまを受け入れており、その応需率は実に90%を超えています。
入院診療
呼吸器、腎臓、神経、感染症、内分泌・糖尿病、血液、リウマチ・膠原病、アレルギー、中毒を中心に診療にあたっております。
集中治療
当院は9床のHCU (High Care Unit: 集中治療室)を有し、ショック、呼吸不全、心肺停止、急性腎不全などあらゆる内科系重症疾患に対応可能です。
総合診療科のスタッフは重症管理、集中治療のトレーニングを受けており、各科との連携も行い、常に世界基準に則った治療を目指し実践しています。血漿交換や持続透析も24時間行うことが可能です。
平成21年1月~22年7月の間に当科で担当した人工呼吸器症例は118例、透析症例25例、血漿交換症例2例であり、今後もより積極的に引き受けていきます。
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