整形外科 脊椎センター


徹底的な保存療法と負担が少ない手術

センター長の原田智久2011(平成23)年、洛和会丸太町病院では、京都府立医科大学の整形外科学教室と連携した「脊椎センター」を設立しました。近年、脊椎手術は大きく進歩しており、特に注目すべきは低侵襲手術です。体に負担の少ない手術のことで、従来の手術と比較すると傷も小さく、背中の筋肉や骨をできるだけ温存して手術を行うため、術後の回復も早くなりました。個人差はありますが、典型的な低侵襲手術の場合、翌日から離床を開始し、10日前後で退院となります。低侵襲手術を行うには特殊な手術器具や技術が必要ですが、すでに京都府立医科大学と同じ内視鏡や顕微鏡を導入しており、私が大学で執刀してきた経験を生かして患者さまに負担が少ない手術を行っていく予定です。脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの手術のみでなく、脊椎脊髄腫瘍などの手術にも対応可能です。
また、今年から新たに導入した機器として、ナビゲーションシステムがあります。これは、手術中に患者さまの脊椎と術前に撮像したデータをリンクさせることで、脊椎手術用スクリューを0.9mm以下の誤差で正確に挿入するための機器です。これを用いることにより、高度な脊椎のすべりや側弯症(そくわんしょう)にも対応することが可能です。
手術の話ばかりですが、手術はあくまで最終手段です。手術をしなくてもいいと判断すれば、徹底的に保存療法を行います。
脊椎の病気でお困りの方、手術を受けるかどうかで悩んでおられる方は、お気軽にご相談ください。

センター長 原田 智久(はらだ ともひさ)

 

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