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心不全のチーム医療

心不全チーム集合写真

心不全とは、心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり生命を縮める病気です。一旦発症すると、何度か急な悪化を繰り返しながら徐々に病気が進行していきます。心不全の治療ではなるべく病気の悪化を抑えて、コントロールをしながら上手につきあっていくことが大切です。
当院では2021年5月から心不全チームを結成しました。我々医師、看護師、理学療法士、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーと多くの専門職種が協働し、患者さんとご家族にとってより良い医療の実現を目指し療養指導を行っています。

定期的なカンファレンス

カンファレンス風景

毎週金曜多職種によるカンファレンスを実施しています。患者や家族の気持ちや生き方を尊重し、一人ひとりに合わせた治療の実施が出来るよう日々取り組んでいます。


医師の立場から
心臓内科 医師

心不全とは「心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気」 と定義されています。一概に心不全といっても、その原因や自覚症状は人によりさまざまです。また年齢、性別、社会的背景、心臓以外の合併症なども患者さんごとに異なります。心不全管理にはそれらを踏まえた包括的な介入が必須です。それには医師のみの力では不十分であり、各業種・各分野の専門家が集まり意見を出し合うことで患者さん一人一人に適した心不全管理を提案できればと考えています。
当院には専門的な知識を持った「心不全療養指導士」の資格を有する看護師・薬剤師・理学療法士が所属しており、そのほかにも管理栄養士・医療ソーシャルワーカーも加わった心不全チームを結成しています。今後更に高齢化が進み、心不全患者さんは増加すると想定されています。この状況に対して、心不全があっても少しでも質の高い生活を送れるようにチームでサポートさせていただければと考えております。

心不全治療における看護師の役割
心不全療養指導士:看護師

入院中は、医師と共に症状の緩和に努めます。患者さんの症状が落ち着き次第、入院前の生活状況を聞き取り、心不全チームで疾患管理方法を検討します。そして、退院後も患者さんやご家族で疾患管理が行えるように、生活上の注意点などをお話しさせていただきます。退院時には在宅サービス機関へ情報を提供し、ご家族だけではなく医療者も患者さんを支えていけるよう連携しています。生涯に渡り、心不全と向き合いながらも患者さんが望む場所で自分らしい生活が送れることを共に目指しています。

心不全治療における理学療法士の役割
心不全療養指導士:理学療法士

以前は心臓の負担を減らすために安静にすることが大切だと言われていました。しかし、現在は状態が安定している場合は安静が悪影響を及ぼすことがあると考えられています。その理由は、筋肉量の低下と心臓の機能低下に関連性があるためです。理学療法士は病気の状態と患者さんの生活背景も考慮したプログラムを作成し、運動療法を行います。再発予防と健康維持のために運動は大切です。運動療法に加え、患者教育を含めた包括的なリハビリを行った方が心疾患の再発率は低くなります。患者さん1人1人に合わせたリハビリに、一緒に取り組んでいきましょう。

心不全治療における薬剤師の役割
心不全療養指導士:薬剤師

心不全患者さんは内服の継続が重要ですが、高齢で飲み忘れしてしまう方や、利尿薬による頻尿が嫌で内服を自己中断する方がおられます。服用薬剤数・服用回数を減らす、各薬剤の服用意義を説明する、利尿薬の服用タイミングを退院後の生活に合わせて考えるなど、1人1人の患者さんに合わせた支援に取り組んでいます。退院時にはかかりつけ薬局に情報を提供し、シームレスに介入することを目指しています。

〒604-8401
京都市中京区七本松通丸太町上ル



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