令和元年度 医療の質を示す指標
当院は、日本病院会QIプロジェクトに参加し、自院における医療の質の改善を図っております。以下の指標は、当プロジェクトの指標定義に基づいて算出しております。
患者満足度
アンケート実施期間
- 外来:2019年6月17日~6月21日(回答者:302人)
- 入院:2019年4月1日~6月30日(回答者:541人)
※大変満足+やや満足と回答した方
死亡退院率
算出式
分子 | 死亡退院患者数 |
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分母 | 退院患者数 |
※緩和ケア病床除く
死亡退院要因(上位5疾患)
全体の件数:577件
救急車応需率
算出式
分子 | 救急車で来院した患者数 |
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分母 | 救急車受け入れ要請人数 |
転倒転落率
入院中、自宅と異なる病院の環境や、病気による意識の混濁などが影響し、転倒したり、ベッドから転落する場合があります。入院患者さんが転倒・転落した場合に、幸いけがなく何ともない場合がありますが、レントゲン検査や傷の処置などが必要になる場合があります。病院では、転倒・転落のリスクアセスメントを行い、再発や重症化防止の取り組みを進めています。より低い値を目指しています。
算出式
分子 | 入院中の患者に発生した転倒・転落件数 |
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分母 | 入院患者延べ数(人日) |
褥瘡発生率
一般的に「床ずれ」とも言われます。圧力がかかって出来た傷のことで、骨が出っ張っている場所が、寝たきりなどによって体重がかかって圧迫され血流が悪くなり、皮膚が赤みを帯びたり潰瘍のような傷が出来たりします。本指標は、病院に入院してから新たに発生した褥瘡の率を表しています。褥瘡が発生し重症化することは、患者さんの安楽を阻害し生活の質の低下につながり、感染などの合併症を引き起こす原因となります。そのため、発生の予防や早期発見に努めていく必要があります。より低い値を目指しています。
算出式
分子 | 調査期間における分母対象患者のうち、d2以上の褥瘡の院内新規発生患者数 |
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分母 | 入院延べ患者数 |
※d2…真皮までの損傷
紹介率
病院に初診で来る患者さんに対して、紹介受診、救急受診する患者さんの割合を示します。数値が高い場合には、直接初診する患者さんより地域医療機関などからの紹介や救急来院が目立つことを示しています。
算出式
令和元年度 | 平成30年度 | |
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分子:紹介初診患者数 | 11,884 | 11,536 |
分母:初診患者数※ | 19,877 | 19,730 |
※初診患者数-(休日・夜間以外の初診救急車搬送患者数+休日・夜間の初診救急患者数)
逆紹介率
検査が終わった患者さんや、治療が一段落したり、治療方法が定まった患者さんは患者さんの利便性を考慮し、かかりつけ医への紹介(逆紹介といいます)を行っています。逆紹介患者数と初診患者数の割合を示しています。
算出式
令和元年度 | 平成30年度 | |
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分子:逆紹介患者数 | 17,565 | 16,551 |
分母:初診患者数※ | 19,887 | 19,730 |
※初診患者数-(休日・夜間以外の初診救急車搬送患者数+休日・夜間の初診救急患者数)