洛和会ヘルスケアシステムは「医療」「介護」「健康・保育」「教育・研究」の総合ネットワークです。
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外来受付時間 午前 8時20分~11時30分/午後 1時~3時30分
(診療科により受付時間が一部異なります)詳細
看護部長 飯古 美詠子
地域の皆さんに健康と安心を
地域住民の皆さんの健康を支援するため、地域医療支援病院の役割を担いつつ、急性期医療を軸により良い医療を提供することが洛和会音羽病院の役割です。住み慣れた場所で住民の皆さんの生活を支援できるよう、急性期から在宅まで切れ目のない看護の提供に努めてまいります。
洛和会ヘルスケアシステムの看護理念
スローガン
「看護でつなぐ…」
目指す看護師像(育成したい看護師像)
「看て、触れて、考え、創造する看護師」
パートナーシップ・ナーシング・システム(PNS®)
洛和会音羽病院は専門職として自覚を持ち、患者さんのニーズに対応できる看護師の育成を目指しています。2016年度から導入したPNS®により、専門職として必要な看護技術や判断力、コミュニケーション能力、時間管理能力など、看護実践に必要な能力を育成します。
また、職員個々が組織の一員として業務改善による効率化やワーク・ライフ・バランス(WLB)の構築などに取り組んでいます。
許可入院患者数 | 548人
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看護単位 | 17単位
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ある特定の看護分野において熟練した看護技術や知識を有する者として、日本看護協会の専門看護師・認定看護師・認定看護管理者認定審査で認められた看護師です。
専門看護師 |
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認定看護管理者 |
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認定看護師 |
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そのほか |
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特定看護師 (⇒特定行為研修について) |
9人:特定区分(個々で修了した区分)
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洛和会ヘルスケアシステムでは、救命救急から急性期、慢性期、回復期、訪問看護と幅広い領域での看護提供を行っており、専門・認定看護師、特定行為研修修了者がそれぞれの専門領域で活躍しています。看護師一人一人のスキルアップを支援をしています。
当院では、看護師のサポート役としてナースパートナーも活躍しています。
患者さん自身が納得して検査・治療ができるように、外来で入院が決まった段階から多職種協働で入院オリエンテーションと相談に応じています。国の政策により病床機能分化が急激に進み、急性期病院の平均在院日数がますます短縮するなか、安心して入院生活を送るためには、入院前から入院中や退院後の生活を想定し準備しておくことが大切です。また、退院後の生活への円滑な移行ができるよう退院後訪問も実施しています。
病院での療養生活だけでなく、患者さんの生活の場である“地域”との連携を重要視しています。地域包括ケアシステムにおける看護部門の役割として、「かかりつけ医」や「介護サービス事業所」「ケアを担うご家族」との情報共有やケアの指導がスムーズにできるように「顔の見える関係」を構築し、関わっています。
教育研修では、成長し合う組織づくりを目標に、看護専門職として先輩看護師も新人看護師も互いに成長できる「学びあう職場」づくりをめざします。特に、病棟特性に応じた質の高い看護サービス提供の実現に向け、職員はもちろん指導者についても年間教育計画を立て支援します。
2006(平成18)年度より導入し、看護師の臨床実践能力を評価し、質的向上と専門職としての役割遂行が高められるよう、支援体制を強化しています。2017(平成29)年度には、日本看護協会版「看護師のクリニカルラダー」(下記表)に準拠して洛和会ヘルスケアシステムの5病院で評価基準を統一しました。
レベル | 定義 |
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Ⅰ | 基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する |
Ⅱ | 標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する |
Ⅲ | ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する |
Ⅳ | 幅広い視野で予測的判断をもち看護を実践する |
Ⅴ | より複雑な状況において、ケアの受け手にとっての最適な手段を選択しQOLを高めるための看護を実践する |
新卒の看護師には、レベルⅠ「基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する」の認定にふさわしい能力を獲得するための支援として以下の必修研修を行っています。
2017年度の必修研修
※詳しくは「ビギナーナース(新卒看護師)必修研修[PDF(94KB)]」をご覧ください
レベルⅠの認定を受け、レベルⅡ「標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する」へのステップアップを目指す看護師、あるいは、レベルⅡで実践能力の向上に努めている看護師には、以下のような選択研修を用意しています。
2017年度上半期の選択研修
※詳しくは「レベルⅡナース選択研修(平成29年度上半期)[PDF(94KB)]」をご覧ください
この研修では、テーマに応じた事前・事後課題を提示し、明確に学習目標が達成できるよう学習者のレディネスを整えるための支援をしています。また、院内のエキスパートナースが講師となり、参加型のシミュレーション研修を駆使し、明日からの看護実践に取り入れられる内容に工夫しています。
レベルⅢ以上では、各々のキャリア目標や役割に合わせて、E-learningを計画的に活用できるよう豊富な内容を用意しています。レベルⅢ以上の看護師に求められる実地指導者や教育担当者の役割に関する内容は必修研修として用意しています。
専門看護師や認定看護師の資格取得を目指す看護師には、奨学金制度を利用して長期研修を受けられる体制が整備されています。
2017(平成29)年度より、常勤・非常勤を問わずすべての看護職員に『学研ナーシングサポート/ナーシングメソッド』のIDを付与し、「それぞれのタイミングで、個々の課題や関心に応じて」学習ができるよう、E-learningを導入しました。
ナーシングメソッドの活用により、根拠に基づいた看護技術をいつでも臨床場面で確認しながら提供することが可能になりました(ネット環境を整備)。
また、ナーシングサポートは基礎習得コースや中堅コース、管理者コースなど幅広い医療・看護に必要な最新テーマが用意されているので、個々のモチベーションに応じた学習の展開に役立てることが可能です。
洛和会音羽病院では、特に、ビギナーナース、レベルⅡナースの院内研修へ積極的に活用し、off-JTとOJTの連動を強化しています。導入間もないですが、当院看護師の視聴状況は、京滋地区の学研ナーシングサポートユーザーの中でもトップレベルにあり、看護師の学習意欲の高さがうかがえます。