洛和会ヘルスケアシステムは「医療」「介護」「健康・保育」「教育・研究」の総合ネットワークです。

洛和会ヘルスケアシステム

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70thロゴ洛和会ヘルスケアシステム 創立70年記念サイト

地域とともに 70年の歩み

70年。
この長い年月を洛和会ヘルスケアシステムは地域とともに歩んでまいりました。
その間、今日にいたるまで、さまざまな出来事がありました。
このたびは周年という記念すべき節目に、日ごろ、洛和会ヘルスケアシステムを支えてくださっているすべての皆さまへの感謝の思いとともに、その軌跡を振り返りたいと思います。
当時をご存知の方は、懐かしく思い出しながら、また、昔をご存知ない方は、洛和会ヘルスケアシステムの歴史を垣間見るような新鮮な気持ちでご覧いただければ幸いです。

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矢野医院 開設

現理事長 矢野一郎の父である初代理事長 矢野宏が、矢野医院を開設したのが1950年。これが洛和会ヘルスケアシステムの歩みのはじまりです。
当時は往診が中心であった矢野医院ですが、その評判が口伝てに広がり次第に来院される方が増え、全国から患者さんが訪れるようになりました。
現在の洛和会ヘルスケアシステムの規模からすると小さな一歩に思えるかもしれませんが、この一歩はその後、地域の皆さんと歩み続けることになる大きな一歩だったのです。

初代理事長 矢野宏
初代理事長 矢野宏

矢野医院 開設
矢野医院

1950年
(昭和25)
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矢野医院の増床(25床)に伴い、「矢野病院」に名称変更

矢野病院

1962年
(昭和37)
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丸太町病院(許可入院患者数152人) 開設

1967年11月1日、丸太町病院(現:洛和会丸太町病院)が完成しました。ベッド数152床、職員数約70人の救急指定病院で、民間で100床を超える病院は京都初でした。矢野宏前理事長が初代院長に就任しました。

丸太町病院 開設
洛和会丸太町病院

1967年
(昭和42)
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「洛和会」と命名

医療法人社団洛和会 設立

1973年
(昭和48)
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洛和会音羽病院 開設

山科区は東山連峰にさえぎられていることもあり、当時は医療施設の過疎地となっていました。
初代理事長は「病院あるいは医師が専門的でユニークな存在であって、遠近問わず患者が集まること」「設備その他が近代的、高度で、病床が多いこと」を掲げ、ニーズに即した、地域医療の拠点に相応しい場所で開設しました。

洛和会音羽病院 開設
洛和会音羽病院

矢野一郎理事長 就任

矢野一郎理事長 就任

1980年
(昭和55)
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洛和会音羽病院 小児科 開設

洛和会音羽病院 小児科

医療介護サービスセンター音羽病院 開設(相談・往診)

医療介護サービスセンター

洛和会音羽病院 院内保育室 開設

1982年
(昭和57)
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丸太町病院・洛和会音羽病院 合同慰霊祭

以後、毎年開催
合同慰霊祭

洛和会京都看護学校(現:洛和会京都厚生学校) 竣工

洛和会京都看護学校 入学式
洛和会京都厚生学校

1985年
(昭和60)
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第1回洛和会ヘルスケア学会 開催

医師による症例検討会や看護師の学会発表は以前からありましたが、当会全体の医療水準を上げるため、医師、看護師、技術部門、事務、看護学校教員など、全部門の職員が一同に介し、日頃の研鑽の成果を発表する場として開催が始まりました。
洛和会ヘルスケア学会

1990年
(平成2)
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『おとまるクン』創刊

おとまるくんは今年で創刊26年。
患者さんや利用者さん、地域の方々に役立つ情報をこれからも発信し続けます。

おとまるくん 創刊
広報誌 月刊おとまるくん

1994年
(平成6)
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阪神大震災 救護班を派遣

1月17日阪神大震災発生。矢野理事長の決断は早く、18日には地震で人工透析設備に大きな打撃を受けた、兵庫県川西市協和会協立病院の患者14人を洛和会音羽病院に受け入れ、治療にあたりました。更に23日~30日まで、東灘区へ向け救護班の派遣を行いました。

救護班を派遣

洛和会音羽病院 韓国の安東病院と姉妹病院協定

一番目の姉妹協定病院

安東病院と姉妹病院協定

1995年
(平成7)
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介護老人福祉施設 洛和ヴィラ桃山 開設

数人の認知症患者が介護スタッフと共同生活をし、そのなかで生活機能の回復・改善を図るスウェーデンの「グループホームケア」を参考に設立しました。

洛和ヴィラ桃山
介護老人福祉施設 洛和ヴィラ桃山

洛和会音羽病院 慰霊碑 建立

当会施設で物故された方の名簿が納められている慰霊碑です。患者さんを診療させていただく「手」、利用者さんを介護させていただく「手」によって、その意を表現しています。

安東病院と姉妹病院協定

1998年
(平成10)
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音羽の森 夢殿 建立

「音羽の森 夢殿」は、奈良法隆寺の中心建造物のひとつ「夢殿」を模したもので、八角形をしています。内部中央に設置されたガラス張りの厨子に、本尊の薬師如来像が安置されています。
薬師如来は一切衆生の病苦をのぞき、心身に安らぎをもたらす仏として古くから信仰を集めています。病と闘う人々の心のよりどころとして、洛和会ヘルスケアシステム50周年を機に建立されました。

音羽の森 夢殿

洛和会音羽病院 電子カルテ導入

厚生労働省が進める医療分野の情報化推進を受け、院内の全部署が協力して電子カルテ導入を進めました。当時、近畿には本格的に電子カルテを導入した病院はなく、多くの人員が遠方の病院に出張し、導入の準備を行いました。
電子カルテシステムの導入により、洛和会ヘルスケアシステムの全ての病院が情報を共有できるようになり、医療の質の向上、医療安全と救急医療、臨床研修の基盤として、当会の医療を支える大きな財産となりました。

電子カルテ導入

2001年
(平成13)
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介護老人福祉施設 洛和ヴィラ大山崎 開設

天王山山麓の緑に溶け込むように建つ洛和ヴィラ大山崎は、世界的建築家 安藤忠雄氏が、初めて手がけた介護老人福祉施設です。
ガラス面を広く取った光の空間や、横になったまま景観が楽しめる配慮で、自然と調和した生活を実現しています。道路を挟んで向かいには、同設計者の洛和グループホーム大山崎があります。

洛和ヴィラ大山崎
介護老人福祉施設 洛和ヴィラ大山崎

2003年
(平成15)
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音羽の森 夢殿参道に「十二支守り本尊石仏像」安置

十二支守り本尊石仏像

2004年
(平成16)
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洛和東桂坂保育園 開設

一時保育や子育て支援を行う多機能型保育ステーションとして、当会初の認可保育園として開設しました。地域の方々との交流を大切にした保育園づくりを目指しています。

洛和東桂坂保育園
洛和東桂坂保育園

2006年
(平成18)
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らくわ健康教室 開始

らくわ健康教室は、一般の方を対象に、医療や介護の専門家が健康に役立つ情報を分かりやすく解説する無料の講演会です。毎週、当会もしくは公共の施設で開催し、病気の治療や予防、介護や健康保険・介護保険などについて発信しています。

らくわ健康教室
らくわ健康教室

2007年
(平成19)
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洛和会音羽記念病院(110床)開設

2008年4月洛和会音羽記念病院が京都市山科区に開設しました。地上4階建て、全110床。1階に透析センター、2階・3階に一般・療養病棟を設け、4階では当時京都府で3施設目であった緩和ケア病棟を有しました。特に、洛和会音羽病院の透析部門を移動、拡充し、透析患者さんにより快適な環境で治療を受けていただく、透析治療の拠点を目指しました。

洛和会音羽記念病院
洛和会音羽記念病院

2008年
(平成20)
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特別養護老人ホーム ありすの杜 洛和ヴィラ南麻布 開設

2010年4月、東京都港区南麻布に東京で初めて当会の施設「ありすの杜 洛和ヴィラ南麻布」を開設しました。地上6階、地下1階の建物で、特別養護老人ホーム、ショートステイ、介護老人保健施設、通所介護、通所リハビリテーションの5つの介護サービスを実施。地域の皆さんとともに、港区の高齢者介護福祉サービスの充実に寄与しています。

洛和会音羽記念病院
ありすの杜 洛和ヴィラ南麻布

2010年
(平成22)
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洛和会音羽病院 D棟 開設

洛和会音羽病院 D棟
洛和会音羽病院

2011年
(平成23)
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京都市音羽児童館(指定管理者)運営開始

0歳~18歳までの児童を対象として、音羽小学校区に開館しました。遊び場の提供やさまざまなイベント活動を通じ、子どもたちの健全育成を目的とした児童福祉施設です。

京都市音羽児童館
京都市音羽児童館

洛和会音羽病院 救命救急センター指定

2012年洛和会音羽病院は、「断らない救急」の実績が認められ、当時の関西の民間病院では初めて救命救急センターに指定されました。重篤な患者さんに対応する三次救急医療機関として、地域の皆さんや医療機関と連携し、救急医療を充実させました。

洛和会音羽病院
洛和会音羽病院 救急医療

2012年
(平成24)
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洛和会丸太町病院 現住所に新築移転

2014年1月1日、洛和会丸太町病院は丸太町七本松北西角に新築移転しました。入院環境が大幅に改善され、入院患者1人あたりの占有面積は以前の約2倍の8m²となりました。地下1階~4階の建物に、手術室は4室、心・血管造影撮影室は2室に増え、緊急症例対応力がさらに上がりました。

洛和会丸太町病院
洛和会丸太町病院

2014年
(平成26)
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洛和会音羽リハビリテーション病院 開設

2015年4月1日、許可入院患者数186人のリハビリテーション機能を充実させた洛和会音羽リハビリテーション病院を開設しました。開設時の入院病床は、回復期100床・療養49床・障がい者(一般)37床で構成し、超高齢社会における3大要介護疾病である脳血管障害、認知症、骨折などの運動器疾患の治療、リハビリに取り組んでいます。

洛和会音羽リハビリテーション病院
洛和会音羽リハビリテーション病院

丸太町リハビリテーションクリニック 開設

2015年4月1日に開設した丸太町リハビリテーションクリニックは、運動療法、徒手療法、物理療法を用いて、患者さんの機能改善のみならず、活動制限や参加制約の解決、運動器外傷や運動器障害の発生予防のための教育的アプローチを提供しています。

丸太町リハビリテーションクリニック
丸太町リハビリテーションクリニック

洛和会音羽病院 京都府災害拠点病院に指定

2015年4月から洛和会音羽病院が京都府災害拠点病院に指定されました。「災害対策基本法」に基づいて、都道府県知事が指定する病院です。災害が発生し、多くの病院が被災者に対して通常の医療を提供できない時でも、傷病者の受け入れや医療救護班の派遣などが行える災害に強い病院です。

京都DMAT
洛和会音羽病院 京都府災害拠点病院

洛和会音羽病院 地域医療支援病院に承認

2015年8月、京都府医療審議会で、洛和会音羽病院は「地域医療支援病院」の承認を受けました。当時、京都府下で洛和会音羽病院も含め12病院が承認を受けているだけという非常に厳しい基準をクリアする必要がありました。この承認は、病院と地域の医療機関が情報交換をしながら、地域の患者さんにとってより良い医療を展開できているかを判定するものです。

救急医療

2015年
(平成27)
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洛和会東寺南病院 開設

2016年2月にNTT西日本京都病院から事業継承し、開設しました。許可入院患者数は46人で、リハビリテーションが必要な患者さんや病状の落ち着いた慢性期の患者さんの入院に対応。
「ドックを中心とした健診」「透析」「地域の方に開かれた病院」が特徴です。

洛和会東寺南病院
洛和会東寺南病院

2016年
(平成28)
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特別養護老人ホーム 洛和ヴィラ文京春日 開設

2017年4月1日、東京では2カ所目の拠点、当会では5カ所目の特別養護老人ホーム 洛和ヴィラ文京春日が開設しました。開設にあたり目標として「地域に開かれた施設」「その人なりの生活リズムと生活環境の提供」「お一人お一人を尊重した個別ケアの提供」を掲げ、ショートステイも備え、さまざまなニーズに応える施設です。

洛和ヴィラ文京春日
特別養護老人ホーム 洛和ヴィラ文京春日

京都市大塚児童館で地域食堂「大塚らくわ食堂」がスタート

大塚学区社会福祉協議会と当会が共同企画し、京都市大塚児童館で「大塚らくわ食堂」が行われました。
児童館の子どもたちと地域のボランティアや高齢者との関わりを育み、「地域のみんなが一緒にいる空間を提供すること」が目的です。第一回目は約40人が参加し、違う年代とのコミュニケーションを楽しみました。

大塚らくわ食堂
京都市大塚児童館「大塚らくわ食堂」

2017年
(平成29)
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パリ・モンスリ総合病院と姉妹病院協定を締結

10番目の姉妹協定病院

パリ・モンスリ総合病院と姉妹病院協定

洛和会音羽病院 DPC特定病院群に認定

2018年2月、洛和会音羽病院は厚生労働省からDPC特定病院群に認定されました。京都府下において、3番目の認定となりました。

DPC特定病院群に認定
洛和会音羽病院

2018年
(平成30)
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医療機関として京都府初 厚生労働省「えるぼし」制度で最高位(三段階目)を取得

医療機関として京都府初、医療法人社団 洛和会が厚生労働省が推進する「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」に基づき、女性の活躍推進に関する取り組みが優良な企業として、2019年2月1日付けで認定マーク「えるぼし」の最高位(3段階目)を取得しました。

「えるぼし」(三段階目)を取得

「夢、そして誇り。この街で…」をコーポレートスローガンに

洛和会ヘルスケアシステムのすべての職員が、この仕事を選んだときに抱いた「夢」に向かって努力を重ね、「誇り」を持って、地域のために質的発展をし続けることを誓うスローガンです。

夢、そして誇り。この街で…
洛和会ヘルスケアシステムの理念

2019年
(平成31)
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創立70周年

1950年に矢野医院からはじまった洛和会ヘルスケアシステムですが、今日では「医療」「介護」「健康・保育」「教育・研究」の4つの分野で約170施設をあわせ持つ大きなグループに発展しました。しかし、根底にある想いは、矢野医院として第一歩を踏み出した当時と何ら変わることはありません。
洛和会ヘルスケアシステムはこれからも一歩一歩、培ってきた実績と経験、そして、築き上げてきた皆さまとの絆をもとに、地域とともにさらなる発展に向かってまい進してまいります。これからの洛和会ヘルスケアシステムに、どうぞご期待ください。

2020年