臨床検査部
所属長のひとこと
次長
金羽 美恵(かねは みえ)
臨床検査部では「患者さんへ迅速で精度の高い検査結果を提供する」をモットーにしています。 常に患者さんの立場に立ち、安心して検査を受けていただけるように、専門性の高い検査技術の維持のため、スタッフ全員が自己研鑽に励んでいます。 また、医療技術が進歩する中、チーム医療の一員として貢献できるように努めています。 どの検査でも専門教育を受けた臨床検査技師が担当しておりますので、安心して検査をお受けください。
1.生理学的検査分野
体に器具を装着して、直接情報を得ます。
心臓系検査
心電図、API検査、負荷心電図、ホルター心電図などを実施し、心臓系や動脈硬化のすすみ具合を調べます。
超音波検査
体に超音波を当てて、各種臓器の状態を診ます。腫瘤(しゅりゅう)、結石などを診るのに利用します。心臓の動きや大きさ、血管のつまりなどもみることができます。
脳波検査
頭皮上に電極を付けて、被験者自身が出す電気的信号を脳波計で記録し、大脳の活動状態を調べます。
呼吸機能検査
思いきり息を吸ったり、吐いたりして肺の能力を調べます。
2.検体検査分野
血液や胃液、粘液、尿、便などの検体を使って病状を把握する検査です。
血液学的検査
採血して、血液中の成分の赤血球、血色素から貧血程度、白血球の多さから炎症の程度や白血病の有無などを調べます。
生化学的検査
血液中に含まれる糖質、タンパク質、ビタミン、ホルモンなどを測定し、各臓器の異常を調べます。
免疫血清学的検査
免疫機能の状態を測ることで、侵入したウイルスなどの特定を行います。
微生物学的検査
O157やMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ菌)などの菌を培養して検出し、さらに、検出された微生物にどのような薬剤が有効か判断する薬剤感受性検査を行います。
尿、便などの一般検査
尿の成分を調べたり、便中に血液が混じっていないかをチェックします。
輸血
適合輸血を行うため、血液型検査や交差適合検査を行います。
遺伝子検査
遺伝子を増幅し、DNAの異常などを検出します。
スタッフ紹介(2023年4月現在)
- 臨床検査技師:7人
- 検査助手:2人
認定資格
- 超音波検査士:3人
- 血管診療技師:2人
- 糖尿病療養指導士:1人
- NST専門療法士:1人
取り扱う主な機器
生理検査
- 心電計
- 防水ホルター心電図解析装置
- 呼吸機能測定装置
- 筋電計
- 超音波診断装置
- 脳波計
- 睡眠時無呼吸検査装置
- 血圧脈波検査装置
輸血検査
- 自動血球洗浄装置
- 遠心機
- 血液保冷庫 ほか
業績
2022年度 | 2020年度 | 2019年度 | 2018年度 | 2017年度 | 2016年度 | |
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腹部エコー | 3,803件 | 3,501件 | 2,755件 | 2,064件 | 2,552件 | 2,858件 |
心臓エコー | 5,406件 | 4,864件 | 5,398件 | 5,838件 | 5,547件 | 5,390件 |
血管エコー | 4,690件 | 4,054件 | 4,658件 | 4,534件 | 4,735件 | 4,751件 |
心電図 | 7,852件 | 7,959件 | 8,295件 | 8,592件 | 8,963件 | 8,796件 |