眼科
最近、目がかすんで見えづらかったり、ライトがまぶしく感じたりしませんか?
当院関連病院である 洛和会音羽病院 アイセンターの医師が、糖尿病性網膜症患者さんの外来レーザー治療をはじめ、さまざまな疾患に対応いたします。
手術が必要な場合、先進の医療機器を備えたアイセンターと連携し、治療いたします。
外来診察は、毎週月曜日~金曜日の午前中(午前8時30分~11時)となります。
洛和会丸太町病院 眼科 紹介動画
人生100年時代といわれる今、目の健康はますます重要な課題になっています。ですが、目の病気は検査を受けないと気付かないことが多く、知らないうちに進行してしまいます。
当科の中村医師(洛和会音羽病院 アイセンター 白内障部門 部長)が、加齢による眼の病気や洛和会音羽病院 アイセンターとの連携について説明します。
外来担当医
眼科
*…女性医師
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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午前9時~11時 | 西川慶一※ | 武田悠人 | 小川邦子* | 中村精吾 (午前8時30分~午前11時) |
小川邦子* |
<眼鏡合わせ> 午前11時~正午 |
視野検査、眼鏡合わせ枠です。眼鏡合わせ希望の方もまずは 眼のチェックのため、一度診察を受けてください。 |
※10月28日(月)西川医師は休診となります。ご了承ください。
当院の眼科の特徴
- 当院の眼科検査室は個室となっているので、患者さん一人一人としっかり傾聴しながら検査を行わせていただきます。
必要であれば付き添いの方も一緒に入っていただき検査の様子をご覧いただけます。 - 曜日によって担当医が異なりますが、専門が分かれているため、症状にあった医師を選んでいただく事も可能です。
- 症状や疾患精査のための眼科機器を設置しています。
- 全身疾患からの目の異常である際は、他科と連携し診察させていただきます。
ゆったりした個室
プライバシーの保護に配慮し、検査室は個室となっております。ゆったりした空間で患者さんお一人お一人の話をしっかり傾聴します。丁寧な診療を心掛けており、必要であれば付き添いの方も一緒に入っていただき検査の様子をご覧いただけます。
当院でできること
- 視力屈折検査
- 眼圧検査
- 眼底撮影
- 視野検査
- 眼球(網膜)断層撮影
- 角膜内皮撮影
- 眼鏡合わせ
- 眼球運動+斜視検査
- 眼球突出
- 弱視検査
- 網膜光凝固術
診療内容
こんなときは眼科を受診ください
- 目がかゆい、目やにが出る、涙が出るなど…結膜炎
- かすんで見えづらい…白内障
- 視野の範囲が狭く感じる…緑内障
- 見える範囲の一部が欠けて見える…網膜剥離
- 糖尿病の三大合併症の1つで初期は自覚症状なし…糖尿病性網膜症
- 中心が見にくくなったり、ものが歪んで見える…加齢黄斑変性
- 目の前に糸くずや髪の毛のような浮遊物が動いて見える…飛蚊症
※眼科受診時、薬を点眼し瞳孔を開いて詳しい検査を行う場合がございます。
検査後は見えづらいなどが想定されますので、ご自身で運転される車・バイクなどの来院はお控えいただきますようお願いいたします。
対応疾患
白内障
白内障とは、眼の中のレンズの役割をする水晶体が濁る病気です。
白内障は、加齢に伴って発生する場合が最も一般的です。日常生活に支障が出てきている場合は手術を行うことができます。症状としては、霧視(ぼやっとして見える)、視力低下、光がまぶしく見える、ものが二重に見えるといったさまざまなものがあります。
視能訓練士による白内障手術説明
どなたでも分かりやすい説明を心がけております。当院眼科には視能訓練士が常駐しておりますのでお気軽にお尋ねください。
緑内障
緑内障の自覚症状としては、見えない場所(暗点)が出現する、あるいは見える範囲(視野)が狭くなる症状が最も一般的です。しかし、病気の進行は緩やかなので、初期は視野障害があっても全く自覚しないことがほとんどです。実際、緑内障の患者さんが自覚症状で気がつくのは、かなり進行して視野や視力が悪化してからということが多いです。視野障害が進行した場合は、場合によっては失明することもあります。
目の中には房水と呼ばれる液体が流れています。房水は毛様体で作られ、シュレム管から排出されます。目の形状は、この房水の圧力によって保たれており、これを眼圧と呼びます。つまり、眼圧とは、眼の硬さであるといえます。眼圧の上昇が緑内障になる病因の一つといわれています。
網膜剥離
網膜剥離とは、網膜が何らかの原因により眼球壁側から剥がれた(剥離した)状態です。網膜剥離で最も多い原因は網膜に孔(網膜裂孔・網膜円孔)が開くことです。その孔から眼の中にある水(液化硝子体)が網膜の下に入り込むことで網膜剥離が発生します。治療が行われないと失明に至る可能性が高い病気です。
自覚症状としては、視野が欠けてくる、視力低下、飛蚊症などがあります。
裂孔原性網膜剥離の状態
糖尿病性網膜症
糖尿病の合併症である細小血管障害によって網膜が血流不足(酸欠状態)になると、網膜に新生血管が生じ「増殖糖尿病網膜症」となります。新生血管は出血しやすく「硝子体出血」を起こしたり、網膜表面に増殖膜を形成して「網膜剥離」を併発したりします。また、虹彩に新生血管が生じると「新生血管緑内障」を併発します。これらの合併症は単独で生じる場合もありますが、しばしば組み合わさって生じます。
加齢黄斑変性
網膜の中心部に黄斑と呼ばれる視力の鋭敏な場所があります。「加齢黄斑変性」とはこの黄斑の網膜に加齢性の障害を来す病気です。最も視力が鋭敏な部分が障害を受けるため、大きな影響が現れます。初期には物がゆがんで見えたり、視力が低下します。大きな病巣が形成されてしまうと、視野の中心部に見えないところ(中心暗点)が生じます。
加齢黄斑変性には大きく分けて萎縮型と滲出型の2つのタイプがあります。萎縮型は色素細胞が徐々に萎縮していき、網膜が障害され視力が徐々に低下していきます。この萎縮型に対しての有効な治療法は現時点ではありません。滲出型は異常な血管(新生血管)が侵入してきて網膜が障害されるタイプで、急激な変化を伴うこともあります。
連携医療機関
専門性を有する検査や手術加療が必要になった場合は洛和会音羽病院音羽病院 アイセンターへ紹介させていただきます。目の病気を扱う専門施設で、先進的な眼科検査機器と手術機器を備えています。
視能訓練士について
- 視能訓練士は昭和46年に制定された「視能訓練士法」という法律に基づく国家資格をもった医療技術者です。
- 眼科で医師の指示のもとに眼科領域における専門技術者として「目」の総合管理を担っています。
- 目のことに関しては眼科医と同等の知識を有しています。
- 「見えにくい」「眼精疲労」など何でもご相談ください。