放射線部

皆さん、病気やけがをされたときなどに、病院で検査を受けられたことはありませんか？「息を吸って止めてください！」「動かないでください！」。そんな仕事をしているのが放射線部です。ここ数年で撮影装置の性能がすさまじく進歩し、当院でのCT検査も、約10秒でほとんどの撮影が可能になりました。心臓や脳血管の撮影、骨や関節の3D撮影、体脂肪測定など、さまざまな検査・画像処理が可能です。
もう一つ。ちょっとうるさいMRI検査は、骨や関節の検査はもちろん、急性期脳梗塞などの脳疾患の検査には、CT以上に威力を発揮します。
皆さん、健康に自信がある方も、少しでも気になることがあれば、一度、主治医の先生にご相談ください。私たちスタッフが安心の検査を提供いたします。

検査について

開業医の先生へ

所属長のひとこと

主席課長
村井ユミ（むらいゆみ）

放射線部では2019年3月に1.5テスラMRI装置の更新を行いました。「MRIで悪性腫瘍の検索ができる」と話題のDWIBS（全身Diffusion）が撮像でき、新しい高速撮像法（Compressed SENSE）による時間短縮、映像や照明、音響で患者さんのストレスを軽減するシステムも加わりました。これまでよりやさしい検査を患者さんに受けていただくことができます。3テスラMRI装置、256列マルチスライスCTと共に当日検査の受け入れや地域の開業医の先生方からの紹介検査にも対応しております。

診断装置

一般撮影装置：2台（骨撮影全般・胸部腹部撮影など一般的なエックス線撮影）
256列マルチスライスCT装置:1台(頭部・胸腹部などの断層撮影や心臓・骨・血管の3D画像)
MRI装置：2台[3.0T・1.5T]（磁気共鳴による多断面の撮影）
血管造影撮影装置：2台（心臓カテーテル検査・全身血管検査、狭さく血管の治療）
デジタルエックス線TV装置：1台（整形神経根ブロックや消化器・泌尿器造影検査など）
骨密度測定装置：1台（腰椎と大腿骨近位部DEXA法による骨粗しょう症検査）
ポータブル撮影装置：2台（病室・手術室でのエックス線撮影）
手術室外科用イメージ装置：3台
O-arm（オーアーム）：1台（手術中に撮影するCTに近い高精細3D画像）

2023年の業績

一般撮影：37,567件
ポータブル撮影：2,857件
骨塩定量検査：1,780件
CT撮影：10,064件
MRI撮影：7,202件
エックス線TV撮影：557件
血管造影：868件
他院からの検査紹介：1,822件

スタッフ紹介（2024年4月現在）

診療放射線技師：16人（男性10人、女性6人）
- X線CT認定技師：3名
- 肺がんCT健診認定技師：2名
- 磁気共鳴専門技術者：1名
- 検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師認定：3名
- 臨床実習指導教員：1名
- 放射線管理士：2名
- 放射線機器管理士：2名
受付事務：2名
パラメディカル助手：1名