内視鏡検査について
当院では、2012(平成24年)4月に、「狭帯域光観察(Narrow Band Imaging:NBI)」を搭載した最新の内視鏡装置を導入しました。
耳鼻咽喉科の内視鏡装置は、鼻や喉の奥に異常がないか検査する医療機器です。
通常、内視鏡検査は、カメラの付いた管(スコープ)を観察したい部位へ挿入するため、患者さんにとっては負担です。
そこで「もっと患者さんの負担を軽減したい!」という思いから、この内視鏡装置がつくられました。従来の物と比べ、スコープの先端部分の太さが3.5mmから、2.6mmに細くなり、お子さまにも内視鏡検査を実施しやすくなりました。写真も簡単に撮影することができます。
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従来の内視鏡で撮影
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新しい内視鏡で撮影
狭帯域光観察(NBI)について
NBI独自の光学的な画像強調技術で、2つの特定の帯域に狭められた光が、ヘモグロビンによって強く吸収されます。それにより、粘膜表面上の血管と組織がより見えやすくなります。また、画像はフルハイビジョンで、画質も非常にきれいです。
モニター上では、粘膜表層上の毛細血管が茶色に、粘膜下組織内部の血管が青緑色に表示されます。粘膜表面上の組織がより観察しやすくなるので、腫瘍などの発見に効果的です。