[医療従事者向け]新型コロナウイルス感染拡大防止に関する取り組み
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、当院では新型コロナウイルス対策会議を週2回行っています。また、患者さん、地域の方々、職員の安全のため、感染対策として次のような取り組みを行っています。
職員への啓発
新型コロナウイルス感染症は感染しても80%が無症状と言われていますので、5つの対策を職員全員で共有し、徹底しております。
職員みんなで行う5つの新型コロナウイルス感染対策
- 小まめに手洗い・手指消毒を行う。
- ウイルスが付いているかもしれない手で、不用意に目、鼻、口を触らない。
- 患者さん、ご家族に接するときは、必ずマスクを着用する。
- 毎日出勤前に体温測定を行い、発熱時は出勤を控える。
- 換気が悪く、人が密集し、近距離で会話や発声をする場には出掛けないようにする。
スタッフ間での感染予防
新型コロナウイルス感染症は乾燥すると感染力を失うと考えられています。2m(※)以内に接近しマスクを外す食事中は感染のリスクが高くなりますので、社員食堂で食事中の会話を禁止しています。また、食前と食後にテーブルをアルコール消毒しています。
なぜ2m?
ウイルスの含まれた飛沫は、咳、くしゃみ、吐いた息によって口から出ますが、2mまで到達する前に水分を失って乾燥し、感染力を失います。ただし、換気の悪い湿度の高い部屋では、飛沫がなかなか乾燥せず、部屋の中で1~3時間漂い続け、それを吸い込むことで感染する可能性があります。
感染防止ツールの共有・実践
発熱患者さんの専用待合を設置
外来棟待合、A/B棟救急待合に発熱患者さんの専用待合を設置し、一般外来患者さんとの接触をできるだけ減らすようにしています。
また、A/B棟総合受付、救命救急センタートリアージブースに透明カーテンを設置し、受付や看護師などのスタッフへの感染防止対策を行っています。
受付職員もゴーグル・マスクを着用
医師、看護師だけでなく受付職員も含めてゴーグル(眼鏡含む)とマスクを着用し目、鼻、口からの感染を予防しています。
どのように「目、鼻、口」から人の体に侵入しますか?
ウイルスは金属やプラスチックの表面で2、3日間生存する可能性があります。ウイルスが付着したドアノブや手すりなどを手で触り、ウイルスが付いた手で無意識のうちに自分の「目、鼻、口」を触ると、感染することがあります。ある調査では人は無意識のうちに1時間に約10回「目、鼻、口」に触ってしまうそうです。
簡易アイシールドの作り方を動画にて公開
また、簡易アイシールドを作成し、眼鏡やマスクに貼り付けるなどの取り組みを行っております。
簡易アイシールドの作り方は動画にて公開しています。
サージカルマスクの再利用
マスクの洗い方を掲載しています。ぜひご活用ください。
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1. 洗面器にぬるま湯をはって少量の中性洗剤を入れ、その中で汚れたマスクをやさしく押し洗いします。
赤い口紅がついている部分も、軽くこするとほとんど落ちます。(ここまで約1~2分)。 -
2. その後、丁寧にすすぎをくり返しタオルやキッチンペーパーで挟んで水気を切ります。
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3. 洗い終わったら風通しのいい場所でマスクを乾燥してください。