睡眠時無呼吸症候群の在宅スクリーニング検査について
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは
睡眠中に10秒以上の呼吸が停止し、無呼吸や低呼吸の状態が1時間に5回以上繰り返される病気です。
そのため、十分な睡眠がとれず、日中に眠気を感じたり、集中力の低下が生じます。適切な治療をすることが大切です。
疑われる症状とは・・・
- いびき
- 熟睡感がない
- 起床時の頭痛
- 日中の眠気や倦怠感 など
放置すると…
交通事故(居眠り運転)の原因となります。 また、合併症(高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病)の発症、促進につながります。
SASセルフチェック
- 常習的に(しょっちゅう)いびきをかく
- 肥満傾向である
- 高血圧である(もしくは高血圧の薬を飲んでいる)
- 昼間の眠気・居眠りで困ることがある(仕事中、会議中、運転中など)
- 寝つきは悪くないが、夜間の眠りが浅い、または、しばしば目が覚める(トイレで目が覚める場合も含む)
- いくら寝ても疲れが取れていない感じがする、もしくは朝にしばしば頭痛がする
- 夜間寝ているときに息が止まるときがある
当てはまる項目が多ければ、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高くなります。
終夜睡眠ポリグラフ装置
当院では、SASが疑われる方に対して、ご自宅で簡単に検査可能な終夜睡眠ポリグラフ装置による検査を行っています。
ご自宅に機械(右写真)を持って帰っていただき、機械をつけたまま睡眠していただきます。翌日、機械をご返却いただき、解析します。
検査費用
検査費用は、健康保険適用になります。
- 1割負担:1,500円程度
- 3割負担:4,500円程度
となります。
検査の結果、治療が必要であれば、持続陽圧呼吸(CPAP)が必要になります。
そのほか、マウスピース、扁桃腺摘出手術などの治療法もあります。
まずは、洛和会丸太町病院 耳鼻咽喉科の外来へお越しください。
(検査機器の在庫状況により、診察当日にレンタルできない場合もありますのでご了承ください)
診療時間
月~金曜日 午前8時30分~正午
※土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12月30日~1月3日)は除く