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骨軟部腫瘍センター

診療方針

仲俣 岳晴副院長 整形外科 部長
骨軟部腫瘍センター 手術センター 所長 兼務
仲俣 岳晴

京都大学医学部 整形外科 腫瘍グループと密に連携をとって、治療にあたっています。
私たちの体のうち、皮膚でも骨でも内蔵でもない部分を軟部組織といいます。
そこに生じるできものが軟部腫瘍、骨に生じるできものが骨腫瘍です。これらは手足のしこりとして気付かれることが多く、整形外科が診療を担当します。
大部分は良性腫瘍で特に治療は必要ありませんが、まれに悪性腫瘍の場合があります。悪性の骨腫瘍は骨を壊しながら大きくなるので、徐々に痛みが強くなってくるのが特徴です。一方、軟部腫瘍は悪性でも痛みがあるとは限りません。どんどん大きくなってくる場合には早めに受診されることをお勧めします。

主な対象疾患

骨・軟部腫瘍

骨にできるしこり

骨軟骨腫(外骨腫)

骨が余分に出っ張ってきて、関節のまわりにできると関節が曲げにくいなどの不便が生じます。

オスグッド・シュラッター病

成長期の子どもの膝の下が硬く腫れて痛みを伴います。

軟部にできるしこり

ガングリオン

手首によくできます。関節を使いすぎることでできやすく、どろっとした透明の液がたまります。

滑液包炎

肘や膝のように皮膚のすぐ下に骨のあるところがブヨブヨに膨れます。

脂肪腫

背中や肩などに柔らかい盛り上がりができます。

表皮嚢腫(アテローム)

顔など汗をかくところにできやすく、毛穴から出る皮脂が中にたまってしまった状態です。

これらはほとんどが良性です。悪性腫瘍は、小さなしこりが非常に短期間で大きくなるなどの特徴があります。神経を圧迫せず、痛みがない場合もあるので、痛くないからと放置するのは危険です。

腫瘍を見つけたらどうすべきか

初期診断で良性の場合
2~3カ月、経過観察します。状態が変わらなければ、主治医と相談して、そのまま経過観察を続けるか、手術で切除するかを決めます。
初期診断で不明の場合
専門施設に紹介を受けます。
初期診断で悪性の場合
専門施設に紹介を受けます。
骨・軟部腫瘍の診断

骨腫瘍の多くは、エックス線写真で良悪性の判断が可能です。
軟部腫瘍の一部はMRIで診断が可能です。
悪性腫瘍の疑いがあれば生検を行います。生検(腫瘍の一部を切り取り、顕微鏡などで詳しく調べる検査)は、専門施設で行うことが望ましいです。

治療

骨・軟部悪性腫瘍などのがんに対し、MRIやFDG-PET(※)などの検査を行い、患者さんの状態に応じて、さまざまな対応ができる体制を整えています。また、大学病院や開業医との連携、放射線治療など、がんが根治できない場合でも、生活の質を保てるよう、できる限りの対応を行っています。
※ FDG(フルオロデオキシグルコース)という薬剤を投与した後に撮影を行い、体内の糖代謝をみることで、悪性腫瘍などの疾患を診断する検査

骨軟部腫瘍センター 所長

名前 仲俣 岳晴(なかまた たけはる) 仲俣 岳晴
専門分野 骨・軟部腫瘍
専門医認定・資格など 日本整形外科学会整形外科専門医/脊椎脊髄病医
中部日本整形外科災害外科学会(評議員)
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
臨床研修指導医
医学博士

洛和会音羽病院

〒607-8062
京都市山科区音羽珍事町2



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