薬剤部
回復期病院における薬剤師の役割
ポリファーマシーに対する取り組み

ポリファーマシーの処方見直しには、関連する多職種からの情報共有が必要です。当院の薬剤師も病棟カンファレンスに参加し、多職種で服用薬剤の見直しを実施し、ポリファーマシーの改善に努めています。
※2025年度 薬剤総合評価調整加算算定件数:208件
生活を見据えた服薬支援
薬剤が退院後の生活や社会参加に影響を及ぼしていないかといった「暮らしが先にくる思考回路」で薬物治療の調整・支援を行っています。リハビリに影響を与える薬剤(リハ薬剤)の調整や運動機能(麻痺)や認知機能に応じた薬剤管理方法についても検討しています。

退院支援(薬剤サマリ作成)

入院中の薬剤情報が退院後も途切れることがないよう退院時薬剤情報提供書を作成しています。薬剤情報提供書には、薬剤情報に加え、薬剤の管理方法や退院後のフォローアップ事項も記載しています。薬剤情報提供書は、かかりつけ薬局だけではなく、ケアマネージャーや訪問看護師にもお渡ししています。
所属長のひとこと

課長
多胡 和樹(たご かずき)
当院の薬剤部は、「患者さんが自分らしい生活に戻る」ことを目標に、リハビリと日常生活を見据えた薬物治療の調整・支援を行っています。
スタッフ紹介(2026年6月現在)

- 薬剤師:6人
- 日本静脈経腸栄養学会認定 栄養サポートチーム専門療法士:1人
- 日本アンチドーピング機構 公認サポートチーム専門療法士:1人
- 日本薬剤師研修センター認定 認定実務実習指導薬剤師:2人
- 日本褥瘡学会認定薬剤師:1人
- 日本老年薬学会認定薬剤師:1人
- 薬剤事務:1人
チーム医療
褥瘡回診や栄養サポート、 医療安全、認知症ケアラウンドなどさまざまなチームに薬剤師が参加しています。その中で薬剤師の専門性を生かし、チーム医療に貢献しています。
褥瘡回診

褥瘡治療では、主に外用薬が使用されます。薬剤師も回診に参加して、褥瘡の病態を把握し、薬剤の処方提案を実践しています。
認知症ケアラウンド(奏でるチーム)

認知症のBPSDの治療には、抗精神病薬などが使用されることがあります。薬剤師は回診に参加して、処方提案だけではなく、薬剤によっては認知機能を下げるものがあるので、患者さんの症状に悪い影響がでていないかチェックしています。
その他
当院薬剤部では、多職種を対象とした勉強会を定期的に実施しています。睡眠薬や鎮痛薬など、リハビリテーションに影響を及ぼす薬剤について取り上げ、臨床現場で役立つ知識の共有に努めています。

外来薬剤師業務

薬剤師が面談を行い、休薬が必要な医薬品や手術に影響のあるサプリメントの確認を行います。
また、注射薬の手技指導やバイオシミラーの説明も実施しています。
漢方の煎じ薬について
当院薬剤部では、漢方専門医が勤務していることもあり、漢方の煎じ薬を調剤しています。漢方の煎じ薬は、生薬を患者さんに応じて、生薬の量を調整することが可能です。
業務実績
| 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | |
| 服薬指導実施件数 | 4433件 | 3954件 | 3816件 |
| 退院時服薬指導実施件数 | 947件 | 918件 | 1051枚 |
| 退院時服薬指導実施率 | 90.5% | 81.6% | 83.8枚 |
| 院外の医療従事者への情報提供書発行枚数 | 330枚 | 322枚 | 397枚 |
| 薬剤総合評価調整加算件数(100点) | 266件 | 223件 | 208件 |
| 入院前支援指導件数 | 372件 | 367件 | 344件 |






