CE部
CE部では、透析センター、手術室などにおいて、血液浄化装置、人工呼吸器、各医療機器の点検などの操作および保守点検業務を行っています。
臨床工学技士とは
臨床工学技士は、Clinical Engineerとも呼ばれ、医師の指示のもとに、生命維持管理装置の操作および保守点検業務を行います。当院では透析室を中心に業務を行っています。
病棟で使用されている医療機器も全て管理しており、いつでも安全な医療が提供できるよう日々業務を行っております。
業務内容
慢性維持透析治療
穿刺を含めた一連の透析治療手技、透析治療中の患者さんの看護・介護
透析治療における各種のデータ管理
透析機器管理業務・透析液管理業務・特殊血液浄化業務
- 透析機器保守管理
- 透析液清浄化
- 持続的血液浄化療法
- アフェレシス治療
院内ME機器管理業務
- 院内ME機器保守管理
- ME機器使用者教育
- 医療用ガス設備保守
透析患者下肢病変・フットケア業務
- 当院維持透析患者フットケア
- 下肢病変紹介患者への介入
手術室業務
- 手術介助業務
- 透析患者ブラッドアクセス管理
患者さんへお知らせ発行
患者さんへ透析新聞を発行し、豆知識を提供しています。
- 透析新聞 第213号[PDF(371KB)]
- 透析新聞 第165号[PDF(327KB)]
- 透析新聞 号外[PDF(301KB)]
部署紹介(勤務体制・教育計画)
スタッフ紹介(2023年4月現在)
臨床工学技士:76人(非常勤1人)
- 透析技術認定士:22人
- 呼吸療法認定士:6人
- 第1種ME技術認定:3人
- フットケア指導士:1人
CE部の勤務体制
早朝透析(午前7時30分~)から夜間透析(午前0時まで)までCEが管理できるよう、下記のさまざまな勤務時間を設け、柔軟に対応できるようにしています。
- 6:30~15:15
- 7:00~15:45
- 8:00~16:45
- 8:30~17:15
- 12:30~21:15
- 16:00~24:00
1年次スタッフ透析業務教育計画
透析関連の勉強会を毎月4回以上は開催し、技術だけでなく知識も成長するよう教育計画を立てています。
勉強会内容
- DWの評価と設定
- 血液ガス
- 透析膜の種類と分類
- 急変時対応
- 心エコーについて
- 敗血症の診断と治療
- 透析効率
- シャント合併症
- 透析機器メンテナンス など
学術活動
学会
2022年
- 第32回日本臨床工学会 2022.5.14・15
- 病院機能評価による業務マニュアル改善について 吉川
- 第32回日本臨床工学会 2022.5.14・15
- 医療安全こそ最大で最強の職域拡大! 吉田久
- 第67回日本透析医学会学術集会 2022.7.1~3
- ノブリード使用によるシャント止血時間の検討 北川
- 第67回日本透析医学会学術集会 2022.7.1~3
- InBody-S10を運用した大規模透析室でのDW管理について 吉田樹
- 第67回日本透析医学会学術集会 2022.7.1~3
- レオカーナの使用経験 沖田
- 第67回日本透析医学会学術集会 2022.7.1~3
- 当院でのHIF-PH阻害の使用経験と副作用について 前田・佐伯
- 第67回日本透析医学会学術集会 2022.7.1~3
- Na含有K吸着薬の効果について~ジルコニウムシクロ酸Naポリスチレンスルホン酸Naを比較して~ 田中佑
2021年
- 第31回 日本臨床工学会 熊本 2021.5.22~23
- 「シャント作成後皮膚脆弱患者における皮膚組織縫合に代わる皮膚接着剤について」佐々木
- 第31回 日本臨床工学会 熊本 2021.5.22~23
- 「日曜O.Hから平日O.Hへの変更による故障件数の変化」吉川
- 第66回 日本透析医学会学術集会・総会 2021.6.3~6
- 「カルニチン欠乏患者におけるレボカルニチン製剤投与による変化」古久保
- 第66回 日本透析医学会学術集会・総会 2021.6.3~6
- 「生体電気インピーダンス法を用いた体液水分量計測における動脈硬化症病変が与える影響について」吉田 樹
- 第23回 日本マネジメント学会学術集会 2021.6.25~26
- 「透析開始後のダブルチェック業務の改善」吉田 久
- 第56回 京都市病院学会 2021.10.24~11.28
- 「動脈硬化症と体液水分量の関係について」吉田 樹
- 第25回 日本アクセス研究会 千葉 2021.11.27~28
- 「ダーマボンドを使用した皮膚接着閉創効果について」安田
- 第2回 日本フットケア・足病学会学術集会 横浜 2021.12.10~11
- 「生体電気インピーダンス法を用いた体液水分量計測における動脈硬化症病変が与える影響について」吉田 樹
- 第2回 日本フットケア・足病学会学術集会 横浜 2021.12.10~11
- 「レオカーナの使用経験」沖田
各学会・研修・講習会への参加
年間を通して30件以上の参加実績があります。透析関連の学会だけでなく、リーダーシップ研修やME講習会への参加も歓迎しています。
参加実績
- 日本臨床工学会学術大会
- 日本透析医学会学術集会
- 日本下肢救済足病学会学術集会
- 京都病院学会
- 日本静脈学会学術大会
- 透析液安全管理責任者研修会
- 日本動脈硬化学会学術大会
- 輸液ポンプシリンジポンプメンテナンス講習会
- 血液浄化心不全研究会
- 日本クリアランスギャップ研究会学術大会
- 日本アフェレシス学会学術集会
- 長時間透析研究会
- 近畿臨床工学会学術集会
- 人工腎臓メンテナンス講習会 など