耳鼻咽喉科
急性咽頭炎、喉頭炎、副鼻腔炎、中耳炎などの感染症から、メニエール病やアレルギー性鼻炎といった慢性の疾患、睡眠時無呼吸など幅広く診断・治療を行っています。
鼻閉を中心とするアレルギー性鼻炎に対しては適応を吟味し、予約制で日帰りのレーザー手術も行っております。
耳鼻咽喉科疾患についてお困りのことがありましたら、ご相談ください。
また、受け入れ可能な医療機関が少ない耳鼻科の夜間救急にも月~金曜日の午後11時まで対応しています。※祝日・年末年始(12月30日~1月3日)を除く。
耳鼻咽喉科の夜間救急 ~おまかせください!~
月~金曜日の午後7時から午後11時までの夜間の時間帯に救急診療を実施しています。
この時間帯に多い患者さんは、日中は我慢していたけれども喉の痛みと高熱が出てきた急性へんとう炎の方や、夕食時に魚骨が喉に刺さった方です。一般に魚の骨が刺さった場合は、ご飯の丸のみなどをして異物を取り去ろうとする方がいらっしゃいますが、これはさらに異物を奥に押し込むことになるので避けてください。このほかにも、小児の急性中耳炎をはじめ、鼻出血などの治療も行っています。
ほかの診療科の救急では十分な処置がとれないこともあります。耳鼻咽喉科医の診察を受けていただくことをお勧めします。
[お問い合わせ先] TEL:075(801)0351(代)
耳鼻科救急:月~金曜日
午後7時~午後11時
※祝日・年末年始(12月30日~1月3日)を除く
嚥下(えんげ)外来を開設しました
毎週金曜日(祝日除く)午後3~4時(完全予約制)
誤嚥性肺炎をご存じですか?
我が国の死亡原因の第6位が誤嚥性肺炎で、年間40,000人以上(1日100人以上)が亡くなっています。誤嚥性肺炎による死亡者は 2030 年には 129,000 人程度まで増加すると予測されています(東京都健康安全研究センター)。
誤嚥(ごえん)や嚥下(えんげ)の困難さは病気や年をとることなどで生じることがあり、適切な治療や環境調整で予防することも可能です。
食べにくい、飲み込みにくい
お茶や水でもむせるようになったり、大きい薬を飲んだ後、のどに残っている感じがしたり、食後にのどがゴロゴロなる場合は嚥下機能が低下している可能性があります。
検査とリハビリテーション
当院の嚥下外来では、嚥下内視鏡検査や嚥下造営検査などの嚥下機能の評価から、栄養士による食形態のアドバイス、言語聴覚士によるリハビリテーションなども行っていますのでお気軽にご相談ください。


受診の際に準備していただくこと
普段の食事や薬など、評価が必要な食形態などがありましたら、診察の際にご持参いただくか、お話しを置きかけいただけましたら幸いです。
花粉症について ~予防対策は早めに!~
5人に1人はスギ花粉アレルギー
目、耳、鼻などに、憂うつな症状を引き起こす花粉症。その中で最も多いのがスギ花粉です。日本人の5人に1人は、スギ花粉のアレルギーがあるといわれています。
症状
くしゃみ、鼻水、鼻づまりだけでなく、全身の倦怠(けんたい)感、微熱、耳の奥のかゆみなどの症状のほか、喉の違和感、咳が続くなどの患者さんもいらっしゃいます。
予防
まず花粉を吸わないことが第一ですが、花粉が飛散する前に抗アレルギー薬などの内服を始めると、症状のピークを抑えることができます。
治療
当科では、予約制で鼻腔の側壁から出ている下鼻甲介の骨を切除し、鼻でのアレルギー反応を起こりにくくする手術も行っています。花粉が飛散していない時期に行うのが一般的です。
2024年度 診療実績
主な外来手術
- 鼻腔粘膜焼灼術:69件
- 咽頭異物摘出術(複雑):47件
- 咽頭異物摘出術(簡単):41件
- 扁桃周囲膿瘍切開術:15件
- 鼻内異物摘出術:14件
- 鼻骨骨折徒手整復術:9件
- 外耳道異物除去術(単純なもの):8件
- 鼓膜切開術:7件
- 口唇腫瘍摘出術(粘液嚢胞摘出):4件
- 外耳道異物除去術(複雑なもの):3件
- 鼓膜(排液換気)チューブ挿入:3件
- 鼻中隔矯正術:3件
- 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型:3件
- 喉頭異物摘出術(直達鏡によらないもの):2件
- 粘膜下下鼻甲介骨切除術:2件
- 口蓋扁桃手術(摘出):1件
- 創傷処理(筋臓未達5cm未満):1件
- 口腔底膿瘍切開術:1件
- 鼓膜穿孔閉鎖術(一連につき):1件
- 唾石摘出術(表在性のもの):1件
※耳鼻咽喉科救急を含む
1年間で入院加療された患者さんの数
合計:26人